[2015/01/16] (最終更新日 2021/06/15)
Google大変動速報:一部サイトに大きな順位下落発生
【速報】Google検索結果に、大きな順位変動が計測され、分析の結果、少数のサイトに大きな順位下落が起きていたことがわかりました。
今回の大変動の分析状況を速報でお伝えします。
大変動の概要
昨日1月15日より、namaz.jpで10.3の大変動が計測されています。変動幅10を超える大変動は、昨年12月からおよそ1ヶ月ぶりとなります。
なお、今回の大変動計測の前日から、namaz.jpは既に順位が不安定になっていることを計測していました。
SEO Packで常時管理する約1,000サイトの順位を分析したところ、今回の変動は
- 1月初旬から一部のサイトで大きな下落発生
- 1月12日頃から影響サイト数が増加
- 1月15日頃に影響がピークに達した
といったものと判明しました。
今回の変動の影響を、1月初旬から順に分析します。
1月1日~9日:一部に大きな順位下落
分析の結果、年明けから1月9日頃までに、一部のサイトが大きな順位下落を起こしていたことがわかりました。
9日までの順位下落サイト数は平常時とさして変わりませんでしたが、
とくに、10位以上の大きな下落幅のサイト数は増加、平均数の230%に達しました。
下落の幅は非常に大きく、1ページ目や2ページ目から圏外(11ページ目以下)に落ちたサイトもいくつも発生しました。ただし、こうした大下落サイトの数は、分析サイト全体と比べると、4%と少ないものでした。
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1月9日~12日:大下落サイトが元に戻る
しかしその後、1月12日頃までに、大下落サイトの順位が元に戻る現象が起きました。
1ページ目や2ページ目にあったサイトは、1度圏外に落ちても、2日から3日で、また元の順位まで回復しました。中には、元に戻るタイミングで、更に上位、たとえば2ページ目から1ページ目に上がったサイトも発生しました。
一方、こうした大下落・大上昇の動きとはまた別に、変動幅10位に満たない小さな下落もしくは上昇を起こすサイトが徐々に増加しました。
これらは平均変動幅2位前後と小さいものの、何らかの変動を起こしたサイトの数は最終的に、全体の33%から40%にまで増加しました。
1月12日~15日:さらに小さな変動も多く発生
増加傾向にあった小変動サイトの数は、15日計測時点までにピークの44%に達しました。
変動の起きたサイトの数が多くなったため、全体の変動幅平均値が大きくなり、namaz.jpで大変動が検知されました。
15日計測時点までに、小変動サイトは、数、変動幅、ともに増加、
一方、大変動サイトの数は次第に減少し「順位が戻る」現象が少しずつ続いている状況です。
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今後の推移
今回見られた「1度大きな順位下落が発生し、また元に戻る」という現象は、過去のアルゴリズムアップデートやインデクス更新による順位変動でもしばしば見られたものです。
今後また順位が大きく動く可能性はありますが、突然順位が大下落した場合でも、すぐさま大きなSEO対策変更を行うのではなく、SEO状況を整理し、場合によってはもう1-2日様子を見るのがよいかもしれません。
SEO Packでは今後も、新たな分析結果が判明しだい公開の予定です。
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