[2015/03/11] (最終更新日 2021/06/15)
「HTTPSのURLの80%が、Google検索に載ってない」と判明
全てのHTTPSのURLのうち、設定の問題でGoogleに掲載されていないものが80%にも達することが、Googleの調査で明らかになりました。
HTTPS化を推進するGoogleにとってこれは好ましくない状況で、Google担当者はユーザに注意を呼びかけています。
正規化設定にHTTPSを使っていないサイトが多数
この調査結果は、GoogleのHTTPSアルゴリズム責任者とされるゲイリー・アイリーズがGoogle+投稿で明らかにしたものです。
アイリーズはこのように発言しています。
最近行った小規模な実験によれば、HTTPSのURLのうち80%以上が、Googleにインデックスされる要素を満たしている(クロールに問題なし、noindexなし、全て問題なし)にも関わらず、サイト管理者がGoogleに伝えていないばっかりに、正規化されていない。
そうしたサイト管理者たちは、HTTPSの方が完全に動作するのにもかかわらず、サイトマップファイルでも、rel-canonicalやrel-alternate-hreflang要素でも、HTTPの方を使っている。
原文: https://plus.google.com/+GaryIllyes/posts/X6LQYGRCkxs (英語)
正しくHTTPSを正規化、サイト全体がおすすめ
これを防ぐため、アイリーズは下記を提言しています。
・正しい設定方法でHTTPS側を正規化し、Googleにそれを伝える
・HTTPS化するなら、サイト内の全URLをHTTPS化する
こうすることで、GoogleからHTTPSサイトが正しく見えるようになります。
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あなたのHTTPSサイトも設定の確認を
「80%」というのはなかなか驚かされる数字です。アイリーズはHTTPS化を推進する立場のため、注意を引くため「より幅の大きな数字」をうまくピックアップしている可能性もありますが、ともかくGoogleに掲載できていないHTTPSサイトが想像よりもずっと多いことは確かなようです。
HTTPSサイトをお持ちだったり、今後引越しを考えているサイト管理者の方は、サイトマップファイルやheadタグ内など、URL正規化周りのポイントを今一度見直したほうがよさそうです。
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