[2015/05/13] (最終更新日 2021/07/06)
米Googleが「薄いコンテンツ」手動ペナルティ大量発動も、困惑の声多く(5月13日15時 内容更新
先週末から、Googleの「価値のない・薄っぺらなコンテンツ」が対象の手動ペナルティがあったとの報告が、米国の様々なWebフォーラムで多数見られています。
しかし、サイト管理者の報告には、自分のサイトが「価値がない」「薄っぺら」と判断される理由がわからない、として「何かの間違いではないか」と困惑する声が多く見られています。
久々の「大規模ペナルティ発動」か?
報告は英語圏のSEOフォーラムで多数見つかりました。それらによれば、サイトが受け取った手動ペナルティは「価値のない・薄っぺらなコンテンツ」に対するペナルティのようです。
同内容のペナルティ通知が多数のサイトに出ているようなら、Googleが発動した大規模な手動ペナルティとしては、かなり久しぶりのものとなります。
「Googleの誤判定では?」との声多数
しかし、ペナルティ通知の内容を確認しても「自分のサイトには当てはまらない」と考えるサイト管理者からの報告が多く上がっており、Googleの手動ペナルティでなんらかの間違いがあったのではないか、と困惑する声が見られています。
昨日、自分のサイトのうち2つが「薄っぺらいコンテンツ」」でペナルティを受けていた。しかし、2つのうち1つは、プロのコピーライターを雇って作っている大規模なサイトだった(ので、薄っぺらなコンテンツのペナルティを受ける理由がわからない)。
その後Webフォーラムを見ると、同じペナルティを受けた人が他にも1-2人いた。そのうち1人は、サイトに数百の記事が載っていたという。彼のサイトを見てみたが、とてもまともなサイトだった。(フォーラムユーザの一人の発言)
情報を手に入れて以降、米SEOメディアでは、本件についてGoogleに事実確認を試みています。
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国内でも手動ペナ頻発か
日本国内では、大規模なペナルティや順位変動の情報はありません。
先週末から本日にかけ、手動ペナルティを受けたサイトの情報はごく少数見つかっていますが、やはりペナルティの内容とサイトに関連性が見られず、なんらかのGoogleの誤判定ではないかと考えられます。
ただ、誤判定による誤ったペナルティは、以前から「どんなサイトにも」一定確率で発生していたため、国内の状況に限って言えば、現時点ではまだ平時とさして変わらないとも言えます。
13日(水)午後に入り、日本国内でも手動ペナルティの情報が多く出て来ています。米Googleが行う大規模な動きは、日本には1日ほど遅れてやってくることが多く、海外で見られる手動ペナルティ頻発と関連があるものと見られます。
なお、今のところ日本では、ペナルティの内容とサイトの内容に齟齬があるかどうかについて、統計的な情報は得られていません。
米での状況と同じように、日本でも、誤判定と思しきペナルティが発動されるケースは少なくないため、サイトにペナルティが発生していても、落ち着いて必要な対処をとることをお勧めいたします。
参考:誰にでも発生するペナルティの最新実例:実際の対応と影響|SEO Packブログ
続報の待たれる状況
一方、米のサイト管理者からは、Googleの手動ペナルティ発動を不満とする声が続々上がっており、続報の待たれるところとなっています。
SEO Packでは、最新情報が入り次第、引き続きブログでレポートを予定しています。
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