[2016/03/22] (最終更新日 2021/06/22)
モバイルフレンドリー、5月に初のアップデートと発表/Google公式ブログ
Googleは、モバイルフレンドリーかどうかの判定を「今後より強くランキングに反映させる」予定だと発表しました。つまり、事実上の「モバイルフレンドリーアルゴリズム アップデート」と言えます。
モバイルフレンドリーがランキング評価基準になったのは2015年4月21日でしたが、それ以降でこうした発表が行われるのは初めてのこととなります。
目次
モバイルフレンドリーかどうかが更に強く順位に反映される
この発表は、ウェブ管理者向けに運営されるGoogle公式ブログの記事中で公開されました。
この記事によれば、今回のアルゴリズムアップデートは5月に開始されます。上述の通り、モバイルフレンドリーかどうかをランキング評価により強く反映させる、という内容です。
テストで適合済みなら「心配は無用」
ただし、自分のサイトが既にモバイルフレンドリー適合であるなら、このアップデートでインパクトを受けることは特にないだろう、と語っています。
モバイルフレンドリーアルゴリズムというのは、Googleのモバイルフレンドリー・テストに合格するかどうかを基準に、「OK」と「NG」のどちらかの評価を下すアルゴリズムです。テスト結果が「OK」だと順位に悪影響はないようですが、「NG」となると、特にモバイル検索画面で不利になる可能性があります。そして、OKとNG以外の評価はありません。(※モバイルフレンドリーテストのURLは本記事末尾を参照)
このテストで既に「OK(適合済み)」のサイトであれば、特に今回のアップデートで順位が動くことはないということのようです。
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まだ適合済みでなくても、大規模な順位下落はおきない?
また、モバイルフレンドリーではないサイトが大きく順位下落するかというと、そんなこともないようです。というのも、このアップデートは極めてゆっくり展開が進められる予定だからです。
そのため、徐々に順位に影響が及んでいくようなイメージで、突然の大きな下落は生じにくいのでは、という見解が主を占めています。
ゆっくり・穏やかなアップデートになりそう
展開は5月に開始される予定とアナウンスされていますが、それが以後、数週間かけて展開されるのか、それとも数ヶ月におよぶものなのかは不明です。
モバイルフレンドリアルゴリズムは、サイト毎に一括適用されるのではなく、ページごとに適用されるものです。そのため、展開のスピードがゆっくりになるのもうなずけます。
最初のモバイルフレンドリーアップデートは、モバイル検索結果に甚大な影響をおよぼすのではないか、という見通しから「モバイルゲドン」(=モバイル終末戦争)とすら呼ばれましたが、実際適用されてみると、順位が大きく動いたという話は寡聞にして裏付ける情報は伝わっていません。おそらく5月のアップデートもインパクトは比較的小さなものになるのではないでしょうか。
必要なSEO対策を必ず見直すように
急な順位下落は起きない、とはいえ、モバイルフレンドリー対策が「適合済み」でないサイトの順位が徐々に下がっていくのは目に見えているため、そういうサイトは早急に対策を進めるべきでしょう。
必要な対策はPCもモバイルも大きく変わらず
モバイル検索の順位はPCでの検索結果と異なりますが、モバイル検索順位を上げるSEO対策はPC検索とほぼ変わらず、下記の3つのバランスのよい施工が必要となります。
1. 内部SEO対策(タグなどの最適化)
2. コンテンツ対策(役立つコンテンツの提供)
3. 外部SEO対策(被リンク対策) →SEO対策パッケージの利用
4. モバイルフレンドリーテストへの合格 →Googleモバイルフレンドリーテスト
5月を目前に控えた今のタイミングで行うべきは、まず上記の4つがそろっているかの確認です。
まずは損害を出さないようにしよう
とくに、自分(=サイト管理者自身)でできる1と2の対策はともかく、3と4の対策は、上記リンク先を必ず参照して必要な対策を済ませる必要があります。
ただし、いずれも、確認も実行もとくに難しくありません。これらの対策のどれかが欠けているサイトでは、損害を出さないため、早めに対応を済ませてください。
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