[2016/04/05] (最終更新日 2021/07/06)
【速報】Googleが、新しい「コンテンツ品質ガイドライン」公開、その変更点は?
Googleが、新しい「品質評価ガイドライン」の全文を、PDFで公開しました。
これは、Googleがリンクと並んで最重要ランキング要因とする
「コンテンツ品質」についての、最新のガイドラインとなります。
新版で評価されなくなったところなど、SEOに関わる全ての方が知っておくべき重要ポイントを、速報としてわかりやすく解説します。
目次
新版公開された「コンテンツ品質ガイドライン」とは
コンテンツ品質ガイドラインとは、もともとGoogleの社内資料として使われている「検索品質見積もりガイドライン」 (Search Quality Evaluating Guidelines)というPDFファイルのことです。
これは、検索結果に出てくるコンテンツ品質をGoogleスタッフが目視チェックするときに判断のめやすにする、「良い/良くない」コンテンツのガイドラインのようです。
社内資料だけあって、146ページもある割には表紙がなかったりと簡素な仕立てです。
おそらく、Googleの言う「高品質コンテンツ」の定義がよくわからないとの声が多かったために、この社内資料の公開に踏み切ったのでしょう。
参考:新版ガイドラインPDF(Search Quality Evaluating Guidelines, 英語版のみ)
ズバリ、新版「高品質コンテンツ」は何が重要か
新版ガイドラインで重要な点は、大きく2点に絞られます。
順に説明していきましょう。
1.「専門的で、権威があり、信頼できる」コンテンツ(= E-A-T)
新版ガイドラインでは、「高品質なコンテンツは、E-A-Tがなければいけない」と明示されています。
E-A-Tとは、下記の三つの言葉の頭文字を取った略字です。
- Expertise(専門性があること)
- Authoritativeness (権威があること)
- TrustWorthiness (信頼できること)
こうした要素、つまりE-A-Tが高いページは、高品質とされます。
逆に言えば、E-A-Tがないページは、低品質とされてしまいます。
「E-A-T」とか「権威性」とか言われてもわかりづらいのは、筆者だけではないでしょう。
そのため、私はかねてから、次のように理解しています。
E-A-T= 事実を、掘り下げて、わかりやすく書く
事実を書いた記事は「信頼でき」ます。
掘り下げて書いた記事は「専門性があり」ます。
わかりやすい記事は「権威ある」(=人気ある)記事になります。
(もちろん本ブログも、できる限りそんな記事になるように書いており、読者の皆様やGoogleから評価されたときは、この解釈通りのコンテンツを書けたのかな、と考えています)
E-A-Tを意識してコンテンツを作る場合は「事実を、掘り下げて、わかりやすく」書くようにすると、成果につながるのではないかと思います。
→ より詳しい解説:SEOの必須要素「E-A-T」とは
2. 「補助コンテンツ」が重要でなくなった
新版ガイドラインでは、「補助コンテンツ」についての評価説明がなくなりました。
補助コンテンツというのは、あるページのメインコンテンツ「以外」の、補足情報などが載ったコンテンツのことで、例えば次のようなものです。
– ショッピングサイトの製品ページにある「他の人気商品」パーツ
– レシピサイトの個別ページにある「3人分 / 5人分の分量はこちら」
以前は「補助コンテンツでユーザー満足度を高めよう」と書いてあったのが、新版ガイドラインでは無くなりました。つまり補助コンテンツが主要な評価対象から外れたのでしょう。
個人的には、こうした補助コンテンツはスマホ画面だと大幅に減らされる(もしくは邪魔になる)ことが多いため、モバイル検索に力を入れるGoogleは評価対象から外したのだろう、と考えています。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
2点の大きな変更 – 新ガイドライン
E-A-T(≒事実を掘り下げてわかりやすく書くこと)のさらなる重要ポイント化、そして補助コンテンツが主要評価指標から外れたこと、これらが新版「品質ガイドライン」の目玉でしょう。
これらのことから、Googleの検索ランキング評価ポイントは「かなり変更されている」と言えます。
今回は速報として最重要ポイントをまとめましたが、Googleはリンクと並ぶ最重要ランキング指標として「高品質なコンテンツ」を挙げています。高品質なコンテンツの定義や策定手順についても、こちらの保存版 高品質なコンテンツの作り方で確認しておいて下さい。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。