[2016/04/08] (最終更新日 2018/05/22)
Google “E-A-T” 解説と攻略/「高品質なコンテンツ」と認められるには(1)
Googleによる検索ランキング決定要因の公開
この「高品質なコンテンツ」作成においてカギになるのが、Googleの順位評価ポイントの一つである「E-A-T」の理解です。
本記事では「高品質なコンテンツ攻略」シリーズ①として、E-A-Tの理解と対策手順を説明します。
目次
E-A-Tとは
Googleは、ページの検索順位を上げるには「リンクがついていること」と同時に、「高品質なコンテンツであること」が必須である、と語っていますが
E-A-Tの意味
E-A-Tという語は、高品質なコンテンツの特長3つの頭文字を取った、Googleの造語です。
- Expertise(専門性があること)
- Authoritativeness (権威があること)
- TrustWorthiness (信頼できること)
つまり「E-A-Tを重視する」ということは「専門性、権威性、信頼性を重視する」と言っているのと同じ意味になります。
E-A-Tコンテンツの作り方
そこで、検索順位を上昇させたい場合はまず、被リンクの獲得(SEO Pack)
E-A-Tコンテンツを作るためのかみくだいた解釈
とはいえ、いきなり「権威性のある記事を作ろう」などと言われても、具体的にどうすればよいのかわからない…と感じるのは、筆者だけではないはずです。
そのため筆者は、下記のようにE-A-Tを解釈しています。
事実が書かれていれば「信頼でき」、掘り下げた内容は「専門性があり」、わかりやすい文章は人気が出て「権威ある」記事になります。
筆者は常にこれを心がけ、実際に多くの記事で高い検索順位を獲得できています。
作成のポイントは「事実を、掘り下げて、わかりやすく」
「E-A-T」とか「専門性、権威性、信頼性」という言葉を見て「なんだか自分にはハードルが高い…」とひるんでしまった方もいると思います。しかし、このように考えれば、ハードルはかなり下がるのではないでしょうか。
よければ今すぐ、次にあなたがコンテンツを作る時から、「事実を、掘り下げて、わかりやすく」を意識してみてください。
E-A-T以外の「高品質コンテンツ」対策も行う
なお、高品質なコンテンツを作る方法は、E-A-Tだけではありません。
順位上昇を狙う場合は、こちらの記事にまとめた、実際のコンテンツ作成に使える「高品質なコンテンツ」の具体的な手順も、必ず確認するようにしてください。
→【保存版】「高品質なコンテンツ」作成ガイド
(参考)GoogleのE-A-T記述 全訳
なお、E-A-Tという語は、Googleが公開した「高品質コンテンツ公式ガイドライン」の文書中に登場するものです。
高品質コンテンツ 公式ガイドライン
参考まで、該当の部分の全日本語訳を下記に掲載しておきます。
Google公式文書ということで、あまり分かりやすい文章ではありませんが、Googleの考え方を知るのに役立つでしょう。余裕がある方はついでにご一読するとよいかもしれません。
3.1. ページ品質の評価:最も重要な要素
ページ全体の品質を評価するのに、最も重要なファクターが、下記です。
- メインコンテンツの品質、そして量
- ウェブサイトの情報、もしくは、ウェブサイトの責任者についての情報
- ウェブサイトの評判
- 専門性、権威性、信頼性(E-A-T)
(中略)
3.2 専門性、権威性、信頼性(E-A-T)についての補足
ページやサイトが備える専門性、権威性、そして信頼性(E-A-T)の度合いは、非常に重要な要素です。そのページのメインコンテンツの品質や量、ウェブサイトの情報、ウェブサイトの評判、といった全ての要素は、究極的にはウェブサイトのE-A-Tを測るためのものです。
ウェブサイトが持つ「専門性」というのは、ゴシップサイトやファッションサイト、ユーモアサイトやフォーラム、Q&Aサイトに至るまで、どんなサイトにも存在し得るものです。実際に、あるタイプの情報は、フォーラムやディスカッションサイトでないとほとんど見つかりません。こうしたサイトは、専門家が集まったコミュニティが、特定の話題について、価値に富んだ視点を提供し得るためです。
- 高品質な医療関連のアドバイスは、適切な医療専門性を備えた、もしくは専門機関から認定済みの人もしくは組織によってもたらされるべきです。高品質な医療アドバイスや情報は、プロフェッショナルな立場から書かれ、制作されるべきであり、また常時編集され、レビューされ、更新されるべきものである。
- 高品質なファイナンスに関する助言、法律に関するアドバイス、税に関するアドバイスなどは、専門家が情報源となっているべきであり、また常時メンテナンス・更新がおこな割れるべきものである。
- 住宅改築(何十万円もかかり、人々の生活状況に大きな影響を与えうるもの)、あるいは子育てに関するトラブル(家族の将来の幸福に影響を与えうるもの)といった話題についての高品質なアドバイスを掲載するページは、ユーザーが信頼をおけるような、専門家、あるいは経験を積んだ情報源によって提供されるべきである。
- 写真やギターの演奏といった趣味に関する高品質なページも、同様に専門性が要求される。
こうした話題に必要な「専門性」には、形式的な裏付けはさして必要ない。多くの人びとが、何かしらの製品とかレストランとかいったものについて、極めて詳細で役に立つレビューを書いていたりする。多くの人々が、フォーラムやブログで生活の知恵や経験をシェアしている。こうした普通の人々は、おそらく、彼らが生活の中で経験してきたそうしたトピックにおいては、エキスパート(専門家)と考えて差し支えないだろう。もし、ある特定の個人が作成したコンテンツが、その個人をそのトピックにおける「専門家」たらしめるようなタイプのもの、もしくは人生経験の量をともなうものであれば、我々はこれを「生活の中の専門家」として価値づけ、また、その個人もしくはページ、もしくはサイトが、正式な教育や訓練をその領域で積んでいないからといって、そこにペナルティを与えるといったことは行わない。
YMYL関連のトピックにおいて、生活の中で専門性を備えることも可能である。例えば、特定の病気を持つ人々のために、フォーラムやサポートページが存在している。個人的な経験をシェアすることも、生活の中の専門性を形成することになる。ある例のフォーラムの参加者たちは、彼らの愛する人が肝臓がんを患った時、どれだけ長く生きたかを話している。これは専門性を持つ人の個人的な経験をシェアする例の一つで、医学的なアドバイスとは区別されるものだ。特定の医療情報や助言(生活における経験の説明とは異なるもの)は、医者、もしくはその他の医療/健康に関するプロフェッショナルから提供されるべきである。
そのページのトピックについて考えよう。その目的をうまく獲得するために要求される専門性とは、どういったものだろうか?一般的にどういったものが専門的だとみなされるかは、そのページのトピックによって異なるものとなるだろう。
(Search Quality Evaluator Guidelines / General Guidelines
, March 28, 2016 より抜粋・翻訳、当ブログ筆者による)
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