[2016/05/06] (最終更新日 2021/07/08)
ページスピードは順位にほぼ「影響しない」/Google発言
SEO対策をしているサイトの順位がなかなか上がらないとき、しばしば改善の対象となるのが、ページスピード、つまりサイトもしくはページの読み込み速度です。
しかし実は、ページスピードが検索ランキングに影響することは(たったひとつの例外を除いて)ほぼありません。 ちょうど先日Googleが発した公式発言にも触れつつ、ページスピードとSEO対策との関係を説明します。
目次
(1つの例外除き)順位には影響なし
改めて説明しますが、少なくとも当社が検証してきた限りでは、ページスピードが検索ランキングに影響することは、ほとんどありません。
例えば、あなたサイトのすぐ上にある競合サイトがいたとして、あなたのサイトを改善して、その競合サイトよりページスピードを早くしたとしても、順位が逆転することはないでしょう。
例外ケースとは「著しく遅い場合」
ただし、一つだけ例外があります。ページスピードがランキングに影響する唯一のケース、それは、ページスピードが著しく遅い場合です。
どれくらい遅いと落とされるのかというと、10秒も20秒も待ってもページが出てこないとか、そういったレベルでの遅さです。それほど遅いと、Googleが感づいて順位を落とすことがあるようです。
つまり「ありえないほど」読み込みの遅い場合でなければ、ほとんど関係ないと言えます。
これを裏付ける発言、Googleから
このことを裏付けるように、先日Googleの上級管理者であるゲイリー・アイリーズが、下記のような発言をtwitterで行いました。
質問者:
広告の読み込みに時間がかかるせいで、ページ読み込み速度が大変遅くなってしまっています。Googleのランキングに対する影響はあるのでしょうか?5秒以内に読み込み完了させるのは大変むずかしい状況です。ゲイリー:
私ならさほど気にしないですね。出来る限りの範囲で速くすればそれで良いと思いますよ。
@seefleep I wouldn't worry about it too much. Make it as fast as you reasonably can.
— Gary Illyes (@methode) 2016年4月21日
5秒程度の読み込み時間であれば、それをさらに縮めるために時間をつかうよりも、他のSEO対策のために力を使った方がよいようです。
SEO Packブログの読み込み速度は?
なお、当ブログは数多くの記事で検索ランキング上位を獲得していますが、読み込み速度の方は、全く自慢できるレベルではありません。
検索上位のあるページをツールで計測すると
例えば、ある検索クエリで現在1位のある記事URLを、Googleのページスピード判定ツールにかけてみると、このような結果になりました。
100点満点で30点と、かなり点数は低くお恥ずかしい限りですが、それでも検索順位はメインワードで1位を獲得できています。ページスピードがどれくらい検索ランキングと関係ないか、お分かり頂けたかと思います。
本当に検索ランキングに関係するのは
検索ランキングに影響を与える最も大きな要素は、ご存じの通り、自然な被リンク、そして高品質なコンテンツです。
自然な被リンク獲得はSEO Packで対策できますが、高品質なコンテンツは、サイト管理者が自ら作成するのが最も近道です。
これから販促の立て込む時期、自社サイトでこうした対策が済んでいないページがないか、チェックしておきましょう。被リンク対策やコンテンツ作成でキーワード決めに悩んだ際は、SEO Pack申込前に質問すると、エキスパートが回答します。こちらも積極的に利用しましょう。
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