[2016/05/07] (最終更新日 2024/03/26)
URLにピリオド(.)は使ってよい?いけない?/Google回答
大量のコンテンツページを持つサイトやブログなどで、たまにURLに「.」(ピリオド、またはドット)を使っているページを見かけることがありますが、これはSEO対策の意味ではOKなのでしょうか?それともNGなのでしょうか?
ここで言うURLにピリオドというのは、もちろん .php といった拡張子にではなく、ディレクトリなど他のところにピリオドが使われている場合、つまり /abc.def/ とか /abc.def.html などのケースのことです。
このような「URLにピリオド(ドット)を使っていいのか?」という疑問にGoogleが回答しています。
URLにピリオドは「使わない方がいい」
はじめに結論としては「使わないほうがいい」です。Googleによれば、使っても構わないが「いい考えではない」ということでした。
ジョン・ミューラー氏(Google):
(ピリオドは)使ってもかまいません。ただ、あまり良くはないですね。
@ensarikan @methode sure, but it seems like a bad idea.
— John Mueller (@JohnMu) 2016年1月6日
URLにピリオドを使ってはいけない理由は?
なぜピリオドをURLに使ってはいけないのでしょうか?それについては、ミューラー氏が別の機会に、こう説明しています。
( . ; ” )が入ったURLは、XMLサイトマップや通常の<a href=””>リンクを介してならGoogleも認識できるが、htmlにただのテキストとして書かれてあると、Googleは混乱してしまう。また、例えばフォーラムで投稿する際など、テキストでただ書いたURLを自動解析(パース)しリンク設定する機能が、うまく働かなくなる。
こちらの説明ではピリオドの話はしていませんが、起こりうる問題は同じとのことです。このように具体的に説明されると腑に落ちます。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
SEO対策に最も有効なURLは
ピリオド(ドット)など、URLに使うべきではない文字があることは理解できました。では逆に、SEO対策に有効なURLの作り方はあるのでしょうか?
URLにキーワードを入れる
有効なURLの一つに、URLにSEO対策したいキーワードを入れる方法があります。例えばそのページが「有機トマト」の販売ページだとしたら、CMSの機能などを利用し、「https://www.nicevegetables.com/有機トマト」などといったキーワードを含むURLにするという方法です。
URLにキーワードを入れる方法は、Google検索アルゴリズム対策としてはほとんど効果はないと言われていますが、検索結果画面でURLのキーワード部分が下記のように太字表示され、他の競合サイトよりも目立ってクリック率が上がる可能性があります。
https://www.nicevegetables.com/有機トマト/index.php
URLによるSEO対策の優先度
このように、URLにキーワードを入れ込むSEO対策も可能ですが、その効果は大きなものではありません。そのため、優先度としては「可能なら行い、それよりもまず基礎SEOを優先する」のが大きな効果を期待できます。
基礎SEOとは、Googleが言う「被リンクの獲得」と「高品質なコンテンツ作成」の2つです。
高品質コンテンツはサイト管理者が自ら作成するのが推奨されます。また被リンクについては、自然なリンクのバランスよい獲得が必要なため、SEO Packでの対策が適しています。
SEO対策を考えるときは、対策したいページでこの2つの基本SEO対策が済んでいるかまず確認し、それからURL内キーワードなどの細かな対策を上積みするのがよいでしょう。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。