[2016/05/05] (最終更新日 2021/06/30)
titleタグ「実際どれくらい重要?」Googleが質問に回答
titleタグが「どれくらい決定的なSEO評価ポイント」なのかについて、Google公式オンラインフォーラムで議論が生まれたことがありました。
その際のGoogleからの回答が有用なものだったため、本記事にて紹介します。
質問に回答したのは、Google上級管理者のジョン・ミューラーです。下記に回答の文字起こしを記載します。(翻訳は筆者)
タイトルタグが最も重要なSEO評価ポイントかというと、そうではありません。
タイトルタグは、SEO対策を行う場合は大変大切な要素ではあるのですが、例えば、タイトルを最適化するためにたくさん時間を使うべきかというと、そういうわけではないのです。
SEO対策をするとき、タイトルタグだけに注目して対策を行うといった方法は特作ではありません。
例えばSEO代理店が「一度サイトの全ページのtitleタグをひっぺがして、それから関連キーワードを入れ込んでリライトします。すると順位が10位は上がりますよ」なんてことを言い出しても、実際にそうはならないでしょう。
オンラインフォーラムの録画映像はこちらです。(英語です)
titleタグ対策の「優先度」を知ろう
ミューラー氏の発言は(いつものように)少々回りくどいのですが、要は
・titleタグにキーワードを入れただけで上位表示はできない
ということです。
SEO対策を行う際には「どの対策内容がどれほどの優先度なのか」を大枠で理解しておくと、ぐっとスムーズに順位上昇できるようになります。
titleタグと基礎SEO対策の関係
Googleが繰り返し語っているように、SEO、つまりサイト順位の上昇は、まず「被リンクがついているか」そして「コンテンツが高品質か」の2点で評価されます。
このふたつを、基礎SEO対策と呼びます。
基礎SEO対策ができていないページがいくら素晴らしいtitleタグをつけていても、それだけでGoogleからのSEO評価が高まり、そのページが上位に表示されることはほぼありません。
titleタグ最適化を行うまでの手順
SEO対策を行うなら、当然まずはコンテンツ作りが最初になります。
高品質なコンテンツを作るには「サイト管理者がコンテンツを書くのが最短にして最善」です。
またコンテンツができたら次はまず被リンク対策を行う必要があります。ここでは自然な被リンクがページについている必要があり、とくに新規ページをSEO対策する場合など、SEO Packでバランスよく被リンク対策をカバーできます。
titleタグを改善するときのポイント
コンテンツと被リンクの対策が整ってからtitleタグの改善のような「細かな」調整にとりかかれば、最も効率よくSEO効果を出せます。そのため、titleタグの細かい改善は、コンテンツと被リンク対策の後がよいでしょう。
titleタグ以外のSEO対策でも、この優先度を把握したうえで行うと、効果を最も効率よく体感できます。
くれぐれも「細かなSEO対策」だけに集中し過ぎないよう、気をつけるようにしましょう。
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