[2016/05/08] (最終更新日 2021/06/29)
SNSシェアやツイートにSEO効果はある?/Googleが公式回答
以前から多いのが「SNSのシェアやツイートにSEO効果はある?」という質問です。
先日、Google公式オンラインフォーラムでも似た質問があり、Googleが直接それに回答しました。SNSシェアのSEO効果や、Googleの解釈について、本記事で解説します。
目次
結論:SNSシェアにSEO効果はない
先に結論を述べると、SNSシェアそれ自体には、SEO効果はありません。
まず、あらためて先日のGoogle発言を確認してみます。
Googleが語るSNSとSEO
下記は先日行われたGoogle公式のオンラインフォーラムでのGoogleジョン・ミューラー氏と参加者とのやりとりです。ここでミューラーはSNSのSEO効果についてはっきりと説明を行っています。
質問者:
ソーシャルシグナル(編注:SNSシェア、SNSツイートなど)に、SEO効果はあるのでしょうか?ミューラー:
(SNSシェアには)直接的なSEO効果はない。そうしたもの、つまりソーシャルシグナルは、検索順位に直接は影響がない。SNSのほとんどはnofloowをシェアリンクにつけるようになっている。そのため、順位上昇効果は望めない。
SNS投稿が多いと検索順位が上がった、という例を見たことがある、と言う人もいるかもしれないが、それらは元がよかったんだ。SNSシェアがついていたかどうかは関係がないはずだ。
公式動画はこちらです。(原文英語、翻訳は筆者)
ソーシャルシグナル、今も「見ていない」
2016年6月、シアトルで開催されたSMX(検索マーケティングエキスポ)で、ソーシャルシグナル、つまりSNSシェアやツイートについて質問されたGoogleのスポークスマンであるゲイリー・イエーシュが、下記のようなコメントを発しました。
質問者:
その後、ソーシャルシグナルについてアップデートがあったら教えてくれ。
Googleがfacebookの「いいね」やtwitterのリツイートを順位評価の対象にしていない、というのは、今も変わらないのだろうか?ゲイリー:
見ていないね。ソーシャルシグナルは、順位評価対象とするにはまだ問題がある。
ソーシャルシグナルはなぜSEOに使えない?
ソーシャルシグナルは、SNSユーザーが意思を持って行わなければ獲得できないものであり、この点は「普通の被リンク」と変わりません。
しかし、ソーシャルシグナルには、普通の被リンクとくらべて、増減が極めて激しいという特徴があるため、SEOの評価基準にするのが難しいものなのです。
バズりやリツイート取り消しによる影響はあまりに大きい
例えば「バズる」と、数千から数万という甚大な量のソーシャルシグナル(いいね!やツイート)が発生し、その勢いは「普通の被リンク」の比ではありません。
あるいは、facebookのシェア機能やtwitterのリツイート機能が利用されている場合は、元記事がアクセスできなくなると、やはり数百、数千、数万という量のリンクが一気に消え去ることになります。
運営者しだいでシグナルが使えなくなる可能性も
さらにSNSは、運営者の意思次第でソーシャルシグナルが使えなくなる可能性があります。
かつてtwitterがツイート数などを非公開にしたことがありますが、そうした原因でGoogleからソーシャルシグナルへアクセスできなくなる懸念があります。
SEO評価ポイントに「しにくい」SNSシェア
たとえばbotを使うと、自分で毎日自動的にたくさんのSNSシェア(編注:twitterのツイート、facebookのいいね!やシェア、Pocketやはてなブックマークの登録など)を作リ出せます。
そのため、これをSEO評価ポイントにしてしまうのは単純に過ぎます。
またSNSシェアをSEO評価ポイントにすると、こうした自動ツイートや自動シェアは、逆にGoogleから「スパム」扱いされる可能性も出てきてしまいます。ユーザーの役に立つなら、自動ツイートや自動シェア自体はむしろ有益であり、それがスパム扱いされるのは、お門違いです。
こうした見地から、GoogleにとってSNSシェア(ソーシャルシグナル)はSEO評価ポイントに「しにくい」というのが正直なところなのではないか、と考えられます。
このように、Google検索ランキングを決める評価基準として使うには、ソーシャルシグナルはあまりに移ろいやすく、安定性に欠けています。
Googleが「問題がある」とするのは、こうしたポイントなのではないでしょうか。
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SNSとSEO対策の関係
では、SEO対策を行ううえでは、SNSはどう扱っていけばよいのでしょうか?
ミューラーが話す通り、SNSシェアの反応が大量にあるコンテンツは、たいてい検索順位で高い方に掲載されます。しかし、これは「もともとのコンテンツがよかった」からGoogleに評価され、かつ「ユーザーが(SNS以外の)普通のリンクを貼った」のが順位上昇の原因であって、SNSシェア自体が直接Googleに評価され、SEO効果を発揮したわけではありません。
SNSシグナルが低くても上位表示はできる
例えば、当ブログでは、大変多くのSNSシェアが付いていながら、ターゲットキーワードで上位表示ができなかった、というような記事もあります。おそらく時事性(=一過性の流行に乗りやすい性質)が高すぎて、逆にロングテール化しにくいコンテンツだったのが原因でしょう。
これまでの経験で言うと、そういった記事よりも、(多少時事性がなくても)記事がわかりやすく、根拠が確かで、豊富な情報を載せており、しかも読みやすい、といった記事のほうが、結局検索上位に上がり、結果として多くのアクセスを長期にわたって集めることができます。
SNSは「副次効果」でしかない
SNSの「間接的な」SEO効果を言うのであれば、もともとのコンテンツがよいとSNSシェアがつきやすく、SNSシェアでアクセスが増えると、さらにブログなどからの「普通の」リンクもつきやすく、結果高いSEO評価がつく、というのが、もっとも自然な考え方ではないかと考えます。
つまり、SNSシェアの多い記事が高い順位に表示されるのは、結局「コンテンツ」と「(普通の)被リンク」が評価され、SEO効果を発揮しているから、ということです。
さらに、サイト自体にあらかじめ被リンク対策を行っておくと、記事や子ページの順位もつきやすくなり、アクセス増でSNSシェアなどの副次効果も得やすくなります。とくに初めてSEO対策するサイトなどは、バランスよく自然な被リンク対策ができるSEO Packを活用するようにしましょう。
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