[2016/05/17] (最終更新日 2021/06/18)
Google、手動ペナルティ周りで深刻なバグ ※続報あり
Googleの手動ペナルティ周辺で、深刻なバグが報告されました。
このところGoogleは、比較的多数のウェブマスターに対し「不正なモバイルリダイレクト」と呼ばれる行為が行わている、と警告を送信していましたが、その際起きたバグが、公式フォーラムのGoogleウェブマスターヘルプで報告されました。
Googleに「不正なモバイルリダイレクト」の運用方針は最近刷新されており、今月初頭にはSEOメディアで報道が行われていました。
「再審査リクエスト」送れず、管理者立ち往生
Googleは最近「不正なモバイルリダイレクト」を行った複数のサイトに対し、手動ペナルティ(順位を著しく落とす)に繋がる可能性もあるアラートを発行していました。これはGoogleガイドラインに違反する行為とされており、Googleは幾度となく注意喚起のコメントを発していました。
しかし、このGoogleからのアラートを受け取ったウェブマスターが、アラート解除に必要な「再審査リクエスト」を送ることができない、というバグが見つかりました。
アラートを受け取ったウェブマスターは、原因改善のあと、Googleサーチコンソール上の「手動による対策」セクションで再審査リクエストを送ることで、アラート解除が可能です。しかし、今回のアラート対象となったユーザーがサーチコンソールを見ても、再審査リクエストが送れないようになっており、現在多くのウェブマスターが、対応できないまま立ち往生しているとのことです。
Googleから説明も、いまだ解決せず
この情報は、Webフォーラム「Googleウェブマスターヘルプ」のスレッドで報告されたものですが、結局、下記のようなGoogleからのメッセージが投稿される事態となりました。
Googleは現在、この問題をできるだけ早く解決できるように取り組んでいます。残念ながら具体的な日程についてはコメントいたしかねます。この問題が非常に迷惑なものであるのは認識していますが、残念ながら、この問題は時折発生し得るものとなっています。
問題が解決され次第、早々に「手動による対策」のセクションに、アクションが表示されるようになり、ウェブマスターの皆さんが再審査リクエストを作成できるようになるはずです。サーチコンソールの「手動による対策」セクションをチェックしておいていただけますでしょうか。
さらに情報が入り次第、こちらで共有したいと思っております。
スザンナ
続報:米メディア報道、コーディングのバグか
上記のやり取りは先週土曜日に行われましたが、週明けの5月16日になってもGoogleはこの問題を解決できていないもようです。
こちらに対し、米SEOメディアのバリー・シュワルツ氏が、該当ページのコーディングのバグ部分だとして、下記のスクリーンショットを公開しています。
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