[2016/08/01] (最終更新日 2021/07/15)
301, 302等のリダイレクトでPageRankは「何も減らない」/Google認める
Googleが、301、302といったどんなタイプのリダイレクトでもPageRankは「減らない」とはっきり認めました。
リダイレクトによってPageRank(SEO評価)に悪影響があるかどうかについては、これまで「ほぼない」あるいは「気にしなくていい」といった表現が多く使われていましたが、今回の発言で、はっきりと「PageRankには悪影響がない」と判明したことになります。
Googleゲイリー、Twitterで明言
Googleのスポークスパーソンを務めるゲイリー・イエーシュが、米時間7月26日、このようなツイートを投稿し、話題となりました。
30x系のリダイレクトはどれも、PageRankを減らさない。
30x redirects don't lose PageRank anymore.
— Gary Illyes (@methode) 2016年7月26日
不安解消、積極的な利用も可能に
リダイレクトがPageRankにどう影響するかを考えたことのあるウェブマスターは多いはずです。Googleもその情報へのニーズは理解しており、これまでに何度か、リダイレクトとPageRankの関係について発言してきました。
しかし発言のうちには「(影響があるかどうかは)気にしないでいい。好きなリダイレクト方法を使えばいい」といったものもあり、いまいち具体的ではありませんでした。
しかし今回の発言で、不安を持たずリダイレクトを使えるようになります。
なお筆者もリダイレクトはわりと積極的に使っている方だと思いますが、私も少しくらいはPageRankが減るものと予想していたため、いい意味で予想が裏切られ、もう余計な心配をしなくて済むことになります。
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SEO効果は全部引継ぎ、対策やりやすく
PageRankは既に、外部へのデータ公開は停止していますが、Googleの内部では、SEO評価を定めるための指標として、全く同じ形かどうかは不明なものの、現在もプライマリに利用されているようです。
SEO評価はほとんどの部分がコンテンツ品質と被リンクで決まりますが、そうしたものによるSEO効果も、リダイレクトで旧ページから新ページへ完全に引き継がれることになるようです。
かつて(完全には)引き継がない前提で、ドメイン移動などを計画に入れながら慎重にSEO対策をしていた方にすれば、とくに被リンク対策などについては、今後は素直に「上げたいURLをSEO対策する」だけでよくなり、検討事項が減って大変やりやすくなるはずです。
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