[2016/08/14] (最終更新日 2021/06/28)
GoogleさらにAMP対応を急かす/メッセージ公開に
スマホからのページ読み込みを「爆速化」させる「AMP対応ページ」が、最近から通常の検索結果でも表示されるようになる、との報が入ってまもない先週8月5日、Googleサーチコンソールでは、ユーザーにAMP対応ページを作成するよう促すメッセージが配信されたとのことです。
詳細をお伝えします。
米ユーザが受信メッセージを公開
このメッセージの大意は「Google検索で配信されるAMPページを作りましょう」というもの。
メッセージを受信したカリフォルニアのSEOコンサルタント、アラン・ブレワイズ氏が、自身のTwitterで、メッセージのキャプチャ画像を公開しました。
「AMP対応で利益」強調する真意は
メッセージ主文は下記のようになっています。
Googleは、AMP対応して配信すれば利益となりうるページを、あなたのサイト上で多数検知しています。
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、モバイル端末でより速い読み込みができるよう最適化されたHTMLページのことです。AMPによって得られる利益をもっと学ぶには、下記をご覧ください。
適正なAMPページをあなたのサイト内で用意すると、検索結果に表示され、また検索結果において特別なバッジが付くようになります。
参照:Tweet from @AlanBleiweiss、翻訳は筆者
遠回しにではありますが、AMP対応により、Google検索からの集客数が増加する「かもしれない」ことを強くにおわせています。
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AMPで集客増はできる?優先順位の確認を
Googleはこれ以前にも、ウェブマスターに対してAMP導入を促すメッセージを配信したことがありました。今回また重ねて配信したメッセージの内容を見ると、どうしても「まだAMP普及がGoogleの思い通りに進んでいない」状況が想像されてしまいます。
AMP対応によりGoogle検索上で露出が増える「可能性がある」のは事実ですが、目下のところ、Google対策のメインとなるSEO対策に比べると、得られる利益は遥かに小さいと想像せざるを得ません。こうした認識を変えたくて、このような「集客増をにおわす」メッセージとなったのではないでしょうか。
AMP対応やモバイルフレンドリ対応といったスマホ最適化は、ユーザーには利益があっても、サイト運営者は手間の方が大きくなりがちです。自社サイトでAMP対応を行う際は、まず順位上昇につながる基礎SEO対策(コンテンツ改善、被リンク獲得)を優先するのを忘れないようにしましょう。
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