[2016/09/13] (最終更新日 2021/06/18)
【続報】サーチコンソール復旧進む/しかし前後で異変も
先日お伝えしたGoogleサーチコンソールの「検索アナリティクス」データ消失トラブルにつき、9月13日現在は復旧がだいぶ進んでいることがわかりました。
ただし、一部では、復旧後のサーチコンソールデータに、明らかな変化が見られるケースがあるようです。
目次
復旧サイト多数、しかし対応は「継続中」
報告されていた不具合は、サーチコンソールの「検索アナリティクス」にて、日本時間9月2日(米時間9月1日頃)以降のデータが消失しているというものでした。Googleはこれについて「問題を把握しており、対応中である」との文書を公開していました。
データ復旧アカウント続々、現状は
問題発覚から数日後、SEO関連のオンラインフォーラムなどで、「サーチコンソールのデータが復旧した」との報告が散見されるようになりました。
ある筆者管理サイトでも、数日前からデータが復旧しています。
下図は復旧前と後の比較です。(クリックで拡大)
9月8日時点は、9月2日以降のデータがごっそり抜け落ちていますが、本日9月13日だと、9月10日までのデータが正常に表示されているようです。
※サーチコンソールのこうしたグラフでは、平常時は「3-4日前までのデータ」を表示するようになっており、4日前となる9月10日までのデータが見られる本日の状態は、復旧済みの状態だと考えられます。
アナウンス文書は内容が変化も、データ修復は「まだ途中」、
ただし、Googleのアナウンス文書ではまだ「修復中」と表示されています。おそらく、多くのアカウントでは既にデータ修復が完了していると思われますが、まだデータ抜けの治っていないアカウントも一部残っていると思われます。
現時点のGoogleのアナウンス文書は下記です。以前報じた際とは文面が異なり、以前よりも具体的な内容になっています。
サーチコンソール データ不正レポート
2016年9月2-6日(修復中)
システムエラーにより、9月1日から6日の「検索アナリティクス」データ全てが、取得されていません。しかしながら、この問題は現在対処中であり、表示されないデータは、すみやかに補完される予定です。
“September 2-6, 2016 (repair in progress) : A system error dropped all Search Analytics data from Sept 1-6. However we are now repairing this gap, and hope to completely fill the gap soon.”, on “Data anomalies in Search Console”, 翻訳は筆者
一部では、復旧後で異変も
各オンラインメディアでは「サーチコンソールのデータが戻ってきた」「やっと仕事になる」といった声が聞かれる反面、データ復旧前と後でサーチコンソールのようすに異変が見られる、とする報告も出ています。下記がその一例です。
(ラリー・メイディル氏:)
データのほとんどは、昨日戻った。
ただ、おかしなことに、あるサイトだけクロールエラーが3から165に激増した。ほとんどが5年前の古いリンクをたどってクロールされている。
クロールされるまで誰も存在に気づかなかったようなページだ。
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サーチコンソールの異変、必要な対応は
この報告と同様に、最近サーチコンソールでクロールエラーが急激に増えた、という報告も多数上がっていることがわかっています。ただ、クロールエラー自体は害になるものではないため、あせってなんらかの対応が必要なわけではありません。
ただ、こうした、サーチコンソールの変化や、目下継続している順位大変動の際は、全てのサイトの順位評価が見直されることが多くなります。
検索順位安定化のため、すみやかに対策を
順位上昇に必要なSEO対策基準を、Googleはすでにユーザーへ公開しています。
こうした基準を考慮済みであるSEO Packのご利用サイトは、9月13日現在でも順位上昇率90.9%と、安定した順位上昇効果を保っています。
※13日11時頃計測データより
サイト順位に悪影響を受けず、かつ順位を上げるには、コンテンツ改善、およびSEO Packでのリンク対策を、できるだけ早く行うようにしてください。
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