[2017/04/19] (最終更新日 2021/06/21)
【速報・続報】順位変動、傾向に変化/フレッドアップデートとの関係は
昨日から、国内のGoogle検索順位が、大きく動いています。
一部のサイトが大きく順位を上げているほか、順位が下がったサイトにも、一定の傾向が見られることがわかりました。
先月に発生していたフレッドアップデートとの関連をふまえて、現在わかっている状況を説明します。
目次
変動は今のところ沈静化へ
先日、Google検索で、多くのサイトの順位が大きく動いていることが確認されました。この順位変動を検知したのは、日本国内のデータを計測しているnamaz.jpです。
namaz.jpによれば、変動が発生したのは17日で、それから翌18日まで大きな変動が続いていたものの、発生日から3日めの今日19日になって、変動が徐々に落ち着いてきたことがわかります。(下図)
大変動、日本含むアジア圏だけ?
日本国内データ(namaz.jp)が赤いグラフで大変動を示している一方で、海外で検知された変動は、特別大きなものではありませんでした。
次の図は、海外の変動ツール二つ(SERPmetrics、Algoroo)の本日朝時点のグラフです。
日本含むアジアで好影響、「トラフィック3倍」の報告も
日本国内では、すでに一部のサイトが大きく順位を上げていることが確認できています。
それを裏付けるように、アメリカのSEO関連メディアでは、とくに日本を含むアジア圏で好影響があったことを示唆する次のコメントも見られました。
またアップデートだ。アジア圏のトラフィックの様子がガラッと変わった。
アジア圏からの訪問数は、3倍になってる。
参照:米サイト「サーチエンジンラウンドテーブル」記事内のユーザーコメントより、翻訳は筆者
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下がったサイトの傾向は
今回、順位を下げたサイトも一定数みられていますが、そちらはコンテンツ(掲載している文章)が著しく質が低いサイトが順位を落としている傾向があります。
今回の変動で、「コンテンツだけをターゲットにして順位を変えた」という確定的なデータはまだ見られていないものの、よりコンテンツの質を問題にする傾向は、近年のGoogleで一貫しており、今回もコンテンツ品質と関わりのあるアップデートが行われた可能性があります。
フレッドアップデートとの関係は?
なお、コンテンツ品質をターゲットにしたGoogleアップデートとしては、先月行われた「フレッドアップデート」がいちばん最近のものになります。
フレッドアップデートで特に大きな影響を受けたのは、次のようなサイトと考えられています。
- 大量の低質なコンテンツがあり、
- プレイスメント広告(AdSenseなど)が多すぎるサイト
こちらもやはり、(大量な)低品質コンテンツが影響している可能性があります。
とすると、今回のアップデートは、フレッドアップデートと「地続き」のものである可能性も強いと言えます
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SEO対策の有無が、より影響する時代へ
現在のGoogleは、コンテンツとリンクの両方を、同じ程度で評価して、検索順位を決めています。
そのため、リンクだけ、あるいはコンテンツだけ、のどちらか片方しか対策していないサイトは、順位を上げにくなっています。
いまのGoogleは、順位を上げたい ①キーワード が決まっているうえで、②コンテンツ作り と ③リンク対策 の両方がしっかりできているサイトだけを順位評価しています。
(下図参照)
対策の「片輪走行」に注意
今後もこうしたアップデート変動が続くと、コンテンツとリンクの二つを対策せずに、他の対策に終始しているサイトは、Googleから「検索ユーザーの役に立たないサイト」とみなされ、順位を上げにくくなる傾向が考えられます。
とくに、今回の変動でも順位が上がらなかったサイトは、SEO対策がどちらか片方だけになっていないように、あらためてサイトの状況を確認してください。
コンテンツとリンクの対策をこれから始めるサイトには、最初の対策に適したSEOパッケージの SEOパック を選びましょう。
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