[2016/12/02] (最終更新日 2017/03/29)
WELQの騒動から考えるSEO内部対策の重要性
なぜWELQは批判を受けたか?
健康情報サイト「WELQ」が一時閉鎖されました。不正確な情報を掲載していたとしてネットニュースなどで取り上げられ、それをきっかけに批判を受けた事が原因とされています。
ただ少し考えてみると、「WELQ」以外にも不正確な情報を発信しているサイトは数多く存在します。中には完全な嘘情報を堂々と掲載しているキュレーションサイトや掲示板などもあります。なぜWELQだけに批判が集中したのか?その原因はネット上でもいくつか言及されており、例えば
・クラウドソーシングを使った記事の大量生産方式
・医療や健康というデリケートな分野であった
・1部上場企業の運営サイトであるため、余計に目立った
といった点がざっくり挙げられています。
ただ、ここでは少し視点を変えて、WELQが行ったSEOについて考えてみたいと思います。
筆者はWELQの事業や記事の信頼性を評価する立場ではありません。ですがそれとは別に、WELQが的確なSEO対策を行いアクセスを集めていたことは恐らく間違いありません。そしてその技術自体は、多くのWebサイト運営者にとって参考になるのではないか、と思います。
目次
SEOにはとても強かったWELQ
確かに検索上位に来てた
WELQは検索エンジンからの訪問を増やすために、周到かつ非常に正しいSEOを行っていたと言われています。たしかに、筆者の記憶では「目の疲れ」「肩こり」といったワードで検索すると、WELQのサイトを多く目にした覚えがあります。
SEOが悪いのでは無い。監視の目にさらされ過ぎてしまったため批判の対象になったと考えるべき
SEOを徹底し、WELQは実際に多くのネットユーザーの注目を集めました。同時にサイトの問題とされた点も多くの人の目に触れることになり、今回の騒動につながってしまったといえます。
つまりSEOをしていたから批判されたのではなく、たまたま多くの人の目に留まり、その中に「WELQは問題がある」と考えた人がいたということです。
WELQが情報サイトとして正しかったか?といった事はさておき、SEOに強いサイトであったという事は間違いないようです。
内部SEO対策はズルい裏技ではない。ユーザーに的確に情報を届けるための技術である
細かな指示が記事作成者に出されていた
ではなぜWELQはSEOに強かったのか?
一部の報道によれば、SEOの専門家からライター達に詳細なレクチャーが行われ、どのように文章を書いたり画像を配置したりするかといったことが細かく指定されていたとされています。
内部SEOは有効である
実際にどのような指示がされていたのかは、ここでは深く触れません。重要な事は、内部SEO対策(HTMLタグやキーワードの配置、コンテンツの最適化)を行うことでたしかに検索結果の上位を狙うことが出来るということです。
繰り返しますが、SEOに成功した結果ネット上で批判を受け、サイト一時閉鎖まで追い込まれるというのは異例中の異例です。一般的な多くのサイトであれば、内部対策の成功はそのまま、検索エンジンからの集客増加につながります。
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