あれから1年、日本への普及は?Googleのファクトチェックについて

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[2018/03/28] (最終更新日 2021/06/28)

あれから1年、日本への普及は?Googleのファクトチェックについて

「ファクトチェック」と呼ばれるGoogleの検索ラベル機能はご存知でしょうか?
2017年4月7日、全世界で一斉公開された機能で、検索結果やニュースにラベル表示されますが、表示される内容は「情報の真偽」。

正しい情報を検索結果に表示させるよう目指しているGoogleは2017年10月には国際ファクトチェック・ネットワーク(International Fact-Checking Network)とパートナーシップを結んでおり、今後更にファクトチェッカー、及びファクトチェックが拡大していく事でしょう。
それは、サイト運営者が「検索ユーザーにとって有益で正確な情報」を提供する事がより一層求められる事に繋がります。

ファクトチェックってどんな機能

Googleがリリースした「ファクトチェック」とは、検索結果に載ったページの情報が「本当かウソか」をラベルで表示する機能です。
以下の画像を見ると、わかりやすいと思います。

そのページの情報が本当なら「本当」と、ウソなら「ウソ」と、あるいはだいたいホントなら「大体ホント」と、それぞれラベルが付いています。

ファクトチェックのラベルと順位の関係

ファクトチェックのラベルが表示される事で気になってくるのが「検索順位への影響」です。
筆者が調べた限りでは、「ホント」ラベルがついていれば順位が上がるというわけではなく、「ウソ」ラベルがついているのに順位が高い、というものもありました。
したがって、ラベルの内容と順位はおそらく関係がないと推測できます。

加えて、ラベルが「あるかどうか」も、順位とは関係なさそうです。
そもそも、ファクトチェックラベルがついたページは相当少なく、見つけるのもなかなかの骨でした。

今、日本語検索でファクトチェックは進んでいるのか

全世界で一斉公開された機能ということですが、公開された当初、日本でファクトチェックラベルのついたサイトは報告されていませんでした。

では、2018年3月の現在ではどうなっているのでしょうか?
ラベルが表示されるかどうか状況を確認してみます。



日本語と英語でそれぞれ検索しました。結果は英語の検索語句だとラベル(Mostly True)が確認出来、公開当初同様に日本語キーワードでの検索ではラベルの確認は出来ませんでした。

検索語句「奴隷 2700万人 世界中」・・・ラベル確認できない

検索語句「27 million people enslaved」・・・ラベル確認済(Mostly True)

検索語句「バラク オバマ」・・・ラベル確認できない

上記以外にも日本語でいくつか検索してみましたが、ラベルの表示は確認する事ができませんでした。
リリースから約1年が経過しても、まだ日本語検索結果(及びニュース)に浸透していないようです。

ウソのつもりがないのにウソと判定されないのか?

ファクトチェックは順位には関係ない、とわかりましたが、もう一つ心配なのが「どうやってラベルを付けているのか」という点です。
自分はウソを書いたつもりがなくても、Googleに勝手に「あなたのページはウソです」などとラベル付けされてしまったら、
いくら順位が高くても、サイトに来るお客さんからの信頼性は損なわれてしまいそうですね。

しかし、そんな心配はとりあえずなさそうです。
というのも、ファクトチェックラベルは、自分で表示しようとしないと表示されないもののようだからです。

ラベルが出るのは(おそらく)ほんの一部

例えば、あなたがブログを書いて、Googleがそれを「嘘だ!」と判定してラベルを出す、といったものではないのです。
大まかに言うと、「ウソラベルを出したいサイト」や「ホントラベルを出したいサイト」が、様々な条件をクリアした上で意図的にそれらを出せるようにしたのが、このファクトチェック機能の概要のようです。
なお、ラベルを使うには、かなり厳しい条件をクリアする必要があります。

勝手にラベルがつくわけでは(たぶん)ない

つまり、ほとんどの一般的な会社や事業のサイトにとって、このラベルは関係がないものとなりそうです。
したがって、あなたのページに勝手に「このページはウソのページ」とラベルが出ることも、(おそらく)ないでしょう。

あなたのサイトが「普通の」サイトである限り、ファクトチェックラベルは気にしなくて良さそうです。
ただ、このファクトチェック機能の公開は、これからGoogleが「検索結果の質をもっと上げるぞ!」という、決意表明のようにも思われるところがあります。

Googleの「決意表明」?

昨今、ウソのニュースサイト(「フェイクニュース」とも呼ばれています)が、世界的に問題となっています。日本でも大手サイトが信頼性の低い医療情報をたくさん載せているとして、大きな問題となりました。
このような事態を今後改善していきますよ、という決意表明として、ファクトチェック機能が大々的に全世界リリースされたようにも感じるのです。
実際、日経新聞など非ITメディアでも、このニュースは取沙汰されています。

ファクトチェックはどのように判断されているのか

日本語検索でまだまだ浸透していない事はわかりましたが、どのような判断で真偽のほどを判定しているのか調べてみると、Googleのヘルプにファクトチェックの確認方法が記載されていました。

以下の要件を満たしている場合に検索結果やニュースにラベルが自動的に表示されるようです。

○ファクト チェックを行ったサイトオーナーが信頼できる情報源であること(アルゴリズムによって判定されます)
○ファクト チェックの内容が具体的に明記されていること
○確認の対象となった主張
○その主張についての結論
○結論に至った経緯
○引用と一次情報源

引用元:Googleヘルプ

ファクトチェックとSEOとサイト運営

まだまだ日本で浸透していない事がわかったGoogleのファクトチェック。
しかしながら、真偽のほどが定かではない情報を掲載するサイトよりも正確な情報を伝えるサイトの方が評価される事は言うまでもありません。
それは、検索する人が正確な情報を求めているからです。

2017年12月4日・12月6日に日本で実施されたアップデート「医療健康ジャンル大型アップデート」が代表的な事例です。
信頼性を高め、検索ユーザーに有益な情報が上位表示されやすくなる変更を行なったこのアップデートはジャンルを限定し実施されましたが、今後更に他のジャンルでも
「検索ユーザーに信頼性ある情報をわかりやすく伝える」事が求められる事でしょう。

2018年のSEO対策も「被リンク対策」と「コンテンツ対策」が重要な要素となってきます。
不正確な情報を掲載しているサイトは淘汰され、いずれは正確な情報のサイトで上位が占められるでしょう。
目先のトラフィック獲得ではなく、長い目で正確・誠実なSEO対策を進めましょう。

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