[2016/03/10]
サイトリンクの表示と、URLの指定方法
サイトリンクとは、検索結果ページに表示されるサイト内のリンク集のことです。
サイトリンクは、Googleのアルゴリズムによって自動化されており、表示の有無、表示される内容が決定されています。
結果によって、サイトリンクの表示があったり、なかったりするのは、基本的にはGoogleが、検索ユーザーの役に立つと判断した場合のみ、検索結果に表示されるからのようです。
また、検索ユーザーの検索クエリに関連性が無いと判断されるサイトリンクは表示されないようです。
今後は、サイト管理者が制御できるようになる可能性があるとGoogleは言っていますが、現在のところはできません。
サイトリンクがある事のメリット
検索結果ページでサイトが目立つようになる
サイトリンクが表示されることで、表示スペースが大きくなります。そのためユーザーの目に留まりやすくなり、クリック増が期待できます。
サイトリンクに指定されたページのクリックが増加する
ユーザーは、サイトリンクから直接求める情報がありそうなページにアクセスします。そのため、サイトリンクに指定されたページのクリックが増加します。
サイト管理者の希望通りにサイトリンクが表示されるとメリットが多いです。
希望のURLをサイトリンクに表示させるためには
Googleのアルゴリズムで決定されていますので、希望のURLをサイトリンクに表示させる決まった手順は公開されていません。
しかし筆者は、下記の事項がサイトリンクを表示させるポイントとなっていると推測しています。
1)TOPページからリンクが設定されている必要がある
サイトリンクに採用されているページは、TOPページからリンクされている(リンクで辿れる)ことが重要であると考えます。
※サイトリンクには、サブドメインも表示されることがあります。
2)内部リンクを見直しする
ドメイン内で、重要なページと位置づけする必要があると推測します。その為、次の2点を念頭に内部リンクを見直しすると良いでしょう。
・内部リンクを設定する際のアンカーテキストに気を付ける
ドメイン内で重要なページとするには、内部リンクが有効です。
グローバルメニュー、フッターリンク、コンテンツ内から、サイトリンクに表示させたいURLへのリンク設定を行うと良いでしょう。
また、リンク設定を行うときは、アンカーテキストに注意を払う必要があります。
サイトリンクに表示させたいキーワードを、アンカーテキストの先頭に含むように設定すると良いでしょう。
3)ある程度の検索数、トラフィックがある
サイト内の導線を整えて、トラフィックを増加させるには、グローバルメニュー内にサイトリンクとして表示させたいURLを追加してもいいかと思います。
また、サイトリンクに表示させたいURLがユーザーにとって価値のある情報を提供しているページであることも重要です。
そのページに対してSEO対策を実施することをお勧めします。
4)サイトリンクに表示させたいページのタイトルは固有のものにする
ドメイン内でタイトルが重複するものがあるのは、サイトリンクに関係なくNGです。
サイトリンクに表示させたいURLのタイトルは、固有でページの内容が端的に伝わる内容になっているかを再度確認してください。
また、サイトリンクに表示させたときに表示させたいタイトルになるようコントロールすることも重要です。
サイトリンクに表示されたURLを削除したい場合
サイトリンクに表示されるリンクの中で、意図しない(表示させたくない)URLが含まれてしまう場合もあるでしょう。
そんな場合は、Googleにサイトリンクに表示されたURLの削除申請を行うことができます。
※ここで申請を行っても必ず削除されるわけではありません
※削除したURLは、SEO評価が低下する可能性が高くあります。慎重にご検討の上、実施してください。
まとめ
サイトリンクが表示されることで得られるメリットは、サイト運営者側にも検索ユーザー側にも、大きい事がわかります。
サイト自体の価値が高いと判断されているサイトほど、サイトリンクを設定してもらえているように思います。
サイトの価値が高いとは、各ページにSEO対策ができていること、コンテンツ内容が充実している(ユーザーに良い情報を提供しようとしている)ことが関係しています。
まずは、TOPページのSEO対策を実施し、次にサイトリンクに表示させたい主要ページのSEO対策を実施してはいかがでしょうか。
Googleで「SEO Pack」と検索すると、2021年8月6日時点では、以下のようにサイトリンクを確認しました。
1)SEO Packの無料SEOツール
2)キーワード難易度チェックツール
3)ブログトップ
4)SEOツール「seodoor」
上記4ページの内、3つはSEOツールのページとなります。
SEO Packは多数の無料SEOツールをリリースしていますが、SEOツールのSEO Packという認識をされているのでしょうか。
また、4ページ共にアクセス数や内部リンクが多いページとなります。
Google著作権侵害による削除申請は、1カ月7500万件
Googleが2月に受け取った著作権侵害による削除申請(DMCA)は、7500万件もあることが明らかになりました。(出典:torrentfreskより)
2014年3月には1週間に600万リンクを削除しており、2015年には800万→19万件と削除件数が増加しています。
1時間で考えると、10万件もの削除申請がきており、1年前の同じ時期と比較すると2倍にまで増加しています。
以下が、著作権侵害による削除申請(週ごと)の増加推移です。
(出典:torrentfreskより)
著作権侵害しているサイトは非常に多くあることがわかりますね。
著作権侵害されたと思った際は、下記Googleサイトから申請を行うことができます。
著作権侵害時(DMCA)の申請画面
これだけの著作権侵害による削除申請があれば、なかなか捌けないのかもしれないと思いますが、スムーズに削除申請が通ったという話を何度か聞いたことがあります。
さすがGoogleですね!
大変動!? 7位の大きな変動を観測!
キーワード順位の変動幅を取得するnamazが不安定な数値を記録しています。
ここ数カ月、日々の変動幅は、3~4を示していましたが、本日は7位変動しています。
namaz最新データ
過去1週間 4時間毎の推移
1時間ごとの変動データ
3/8 23時から急に変動幅の平均値が高くなったことがわかります。
大きなキーワード順位の変動が続いていることがわかります。
海外の情報をMozcastとALGOROOで確認すると、
Mozcast(最新が3/7のデータ)
ALGROO(最新が3/8のデータ)
データが少し古い(namazで変動を確認する前の情報です)ので、大きな変動を確認できません。
変動幅が大きかったキーワード
1時間ごとの推移を確認したところ、キーワードの変動幅が大きかったキーワードでは、30を超える変動がありました。
以下、変動幅が大きかったキーワードTOP3です。
1位)「SEO」 最高変動幅:33.82位
2位)「バイト 日払い」 最高変動幅:32.95位
3位)「歯医者 転職」 最高変動幅:32.47位
今回は、キーワード「SEO」が最も変動が大きかったです。
キーワード「SEO」は、毎日検索結果画面を手動で確認しています。
「SEO」で10位以内に表示されているサイトは、さほど変わっていませんでした。
おそらく私のチェックしていない2ページ目以降のサイト順位が大きく変わったのではないでしょうか。
ちなみに、SEO Packは、「SEO」で9位、「SEO対策」でも9位に表示されています(シークレットモードにて確認)
SEOがすごく順位が動いていますので、今後どうなるか要チェックです。
これからSEO対策を開始する方、順位が低い方は、この変動が起こっているうちにSEO対策を開始する事をお勧めします!
SEO Packは契約期間中にも状況の変化に応じて、対策キーワード/URLを変更できます!ご検討ください。
また、変動状況が確認できましたらご案内します。
ページランクが消える!
Googleがツールバーのページランクを削除すると認めました。
Search Engine Landにその記述がありました。
以下翻訳です。
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数週間のうちにGoogleツールバーからページランクのデータが削除されます。
Googleはページランクデータをランキングアルゴリズムとして内部で利用していたと説明しました。しかし、ページランクツールバーで表示しているデータは正しくありません。
近年、Googleはツールバーのページランクの更新をしていません。
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ページランクとは、サイトの評価を0~10の11段階で評価したものです(数字が大きいほど良い)
ページランクが高いサイトから被リンクを受けることは、自社サイトの価値を高めるのに有効な手法の1つです。(Googleも会社理念の一部で記載しています)
2013年12月からツールバーに表示されるページランクが更新されなくなりました。我々はGoogleがサイトの評価をどのようにしているかは判断することができません。
2013年から評価状況がわかりませんでしたので、いまさらツールバーからページランクの情報が消えても、影響を受ける企業はないと思います。
反対に、今までの数年間猶予期間(?)がありましたので、SEO業者などはページランクに変わる独自のサイト評価に関するデータを保有しているのではないかと思います。
2013年12月以前は、ページランクが年に数回、不定期に更新されていました。
そのころ、ページランクが変わる割合や、推移に関するデータを取っていたことを懐かしく思います。
コンテンツ内容が不十分、更新がなされていないサイトほど、ページランクが顕著に低下していました。
現在は、Googleの精度がより向上していますので、公開はされていないページランクの精度も高そうですね。