[2021/03/03]
サーチコンソールで低品質コンテンツを確認する方法と、その対処法
Googleのサーチコンソールは、サイト運営をする上でなにかと役立つ無料ツールですが、普段「カバレッジ」レポートは確認されていますか?
普段はあまりアクセスしていなくても、サーチコンソールから送付される「カバレッジ」の問題が新たに検出されました といったメールを受信し、サーチコンソールにアクセスしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「カバレッジ」でわかる情報は、登録サイトに何か問題が起きているということ。問題が起きている際に知らせてくれるレポートとなります。
カバレッジレポートの「エラー」部分を確認してみるとどのようなエラーが、どのURLに出ているのか等、メッセージをクリックする事で詳細が確認できます。
さて、カバレッジレポートのステータスには以下の4つがあります。
「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」
上記4つのステータスの中で、今回は「除外」ステータスに焦点をあてご紹介していきます。
目次
除外ステータスに表示されるURLについて
除外ステータスに表示されているURLは、エラー以外の要因でインデックスに登録されていないURLです。
その要因は、「noindexタグによって除外されました」「ページにリダイレクトがあります」など、なぜ除外ステータスなのか、理由を確認する事ができますが、特に低品質コンテンツとなりうるURLが確認出来る部分はどこかというと「クロール済み – インデックス未登録」という部分です。
そもそも低品質コンテンツって?
SEOでよく耳にする低品質コンテンツというのは、オリジナル性が乏しく、ユーザーに有益な情報のないコンテンツの事を指す場合が多いといえます。単純に文字数が少ないからといって低品質コンテンツになるとは限りません。
「クロール済み – インデックス未登録」について
「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleにクロールはされたものの、それほど重要ではないページと判断されインデックスはされなかったページです。
「クロール済み – インデックス未登録」のURLが多いと、そのサイトにとって何が問題なのかというと、次の3点が考えられます。
- 「インデックスされないURL = 検索しても表示されないページ」がサイト内に大量に存在する事になる
- 無駄なクロールが発生し、クロールしてほしい重要なページがクロールされない可能性がある
- 低品質のページが多くあると低品質なサイトと判断される可能性がある
「クロール済み – インデックス未登録」で確認するURLが少量ならば急いで対応する必要は無いと思いますが、量が多くなってくるとサイトに良くない影響を及ぼす可能性があります。
リストに表示されるURLの原因と対処方法
「クロール済み – インデックス未登録」リストにあるURLをクリックし詳細を確認すると、右側に「URLを検査」と「ROBOTS.TXTによるブロックをテスト」というリンクが表示されます。それぞれ確認してみましょう。
はじめに、URL検査を確認しましょう。
URL検査で「「URLはGoogleに登録されています」」と確認できれば何も対処の必要はありません。
もし確認できなければ、該当のURLが以下に当てはまらないかを確認してみましょう。
重複コンテンツが疑われる場合
【対策方法】
各ページに固有のコンテンツを入れる事で差別化をはかる。
コンテンツの内容が薄い場合
【対策方法】
必要なページであれば適量の情報量で検索意図を意識したページを作成する事をまずは目指しましょう。もし不要なページであれば、noindexや削除を検討すると良いでしょう。
リンクで繋がっていない孤立したページの場合
【対策方法】
必要なページであれば内部リンクを繋げ、必要のないページであればサーバーから削除しましょう。
「除外」ステータスのURLを改善しても、その他のステータス「エラー」「有効(警告あり)」のように検証依頼を出す事は出来ず、「合格」「不合格」など確認する事ができません。その為、改善を施す場合は、修正前後に「除外」のURLや数など記録しておくと、差が確認できるのでお勧めです。
その他、「ROBOTS.TXTによるブロックをテスト」を試してみましょう。ツールを利用すると、robots.txt ファイルで、特定のURLに対しウェブクローラがブロックされているかどうかを確認できます。利用方法は、URLを送信します。テストボタンを押し、「許可済み」となるか「ブロック済み」となるかでブロックされているかどうかを確認できます。
まとめ
本記事では、カバレッジレポート内「クロール済み – インデックス未登録」に焦点をあて、低品質コンテンツを確認する方法としてご紹介しました。
低品質予備軍ともいえるページが増えていかないように、定期的にチェックすると良い部分です。
また、意図しないURLがある場合は、そのURLは必要なページか、不要なページかを判断する事により対処法は変わってきます。
必要なページであれば改善を施すことをおすすめしますが、不要なページの場合は、重要なページに優先的にクロールが巡回するように、削除するなどの対応をおすすめいたします。
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