緊急!GoogleからURLを消して!そんな時にサーチコンソールの「URL削除」機能

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[2020/02/05] (最終更新日 2024/02/27)

緊急!GoogleからURLを消して!そんな時にサーチコンソールの「URL削除」機能

URL削除機能

2020年1月28日、Googleサーチコンソールに「URL削除」機能がリリースされました。
URL削除機能は、サイトオーナーが検索結果に表示したくないページをGoogleに削除申請できる機能です。
旧バージョンのサーチコンソールでも利用できた機能となりますが、皆さまは過去に使った事はありましたか?
削除機能の利用は慎重を期す必要がある為、使った事が無い方が多いかもしれません。

サーチコンソールには「URL検査」機能や検索パフォーマンスの確認に「Discover」レポートなど、サイト運営する上で重宝する機能やレポートが多数ありますが、
「URL削除」機能は旧バージョンのサーチコンソール同様に「検索エンジンから一時的に非表示にするリクエスト」が出来る他、自分(プロパティ所有者)以外のユーザーから寄せられた、運営サイトのページに対しての削除リクエスト情報の確認もできます。

サーチコンソールの「URL削除」

サーチコンソールの「URL削除」機能は、サーチコンソールにアクセスし左側メニューの「削除」を選択すると確認できます。
「一時的な削除」「古いコンテンツ」「セーフサーチフィルタリング」の3つのプロパティが確認できますが、それぞれ簡単にポイントを見ていきましょう。

サーチコンソール削除機能「一時的な削除」

「一時的な削除」は、所有するサーチコンソールのプロパティのURLを検索結果から速やかに削除したい場合にURLをリクエストする機能です。


リクエスト方法には「URLを一時的に削除する」と「キャッシュされたURLを消去する」の2通りありますが、「URLを一時的に削除する」を選択すると、リクエストがGoogleに承認された日から約半年の間、Google検索結果にURLが非表示となり、
「キャッシュされたURLを消去する」を選択すると、検索エンジンに再度クロールされるまで、スニペットとキャッシュが検索結果から消去されURLは残ります。

検索結果に表示される古い情報を早急に新しくしたいという場合に利用すると良いかもしれません。

ちなみに「スニペット」とは、検索結果に表示されるページの説明文の事で、以下の画像の赤枠で囲われている部分がスニペットと呼ばれる部分です。
検索結果のスニペット

「一時的に削除」申請後のキャンセル方法

「一時的に削除する」機能を利用し削除リクエストを送信後、やはり申請を取り下げたいという場合は、
履歴の中から該当のリクエストを確認し、メニューから「リクエストをキャンセルする」を選択するとリクエストがキャンセルされます。

サーチコンソール削除機能「古いコンテンツ」

「古いコンテンツ」は、運営サイト内のページに対し、過去6ヶ月の間「古いコンテンツの削除」リクエストがあったURLが確認できます。
削除機能となっていますが、リクエストは「古いコンテンツの削除、及び更新」をリクエストできます。
言い回しの問題なのか「一時的な削除」と混同してしまいますが、
「古いコンテンツの削除」では既に存在していないページや画像をインデックスから削除したい場合に使用します。
例えば、自身の管理するwebサイトのページを削除しても、Googleの検索結果に表示され続けて困っているような場合は「古いコンテンツの削除」機能を利用します。

削除申請はサーチコンソール内のページより実施されます。
「古いコンテンツ」の削除リクエストは、所有するプロパティのURLではなくてもリクエストをする事が出来る事がポイントです。
また、サーチコンソールの「古いコンテンツ」の削除からリクエストし承認されたURLは、インデックスから削除される前であれば取り消し可能となります。
リクエストを取り消すと検索結果に再度表示されるようになるので、リクエスト直後に間違いに気づいた場合は落ち着いて取り消しをしましょう。

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サーチコンソール削除機能「セーフサーチフィルタリング」

一般ユーザーから、過去6ヶ月の間、このURLは「成人向けコンテンツ(アダルトコンテンツ」という旨のリクエストが不適切なコンテンツの報告ツールからあった場合にURLが確認できます。

報告されたURLはGoogleによってセーフサーチの結果から除外するべきと判断された場合にアダルトコンテンツとしてタグ付けされてしまいます。
この手順でタグ付けされたURLが所有するプロパティのURLだった場合に「セーフサーチフィルタリング」のページでリストとして確認できます。

確認できるステータスは「リクエストの処理中」「リクエストをキャンセルしました」「リクエストが拒否されました」「フィルタ済み」の4つとなります。
「リクエストをキャンセルしました」は、リクエストをしたユーザーがキャンセルした場合のステータスで、
「リクエストが拒否されました」は、何らかの理由で拒否されたステータスとなります。

「アダルトコンテンツ」ではないのにセーフサーチにフィルタされてしまった場合

もし、自身のURLが「アダルトコンテンツ」ではないにも関わらずフィルタが適用されてしまったと考えた際には、
googleの勧めるセーフサーチに関するガイドを確認・実践した後、再審査リクエストを送信する事が推奨されます。

「URL削除」機能とは?

検索エンジンにインデックスされているページをインデックスから消してほしい!という場合に「一時的な削除」、
「古いコンテンツ」と「セーフサーチフィルタリング」は、自分以外の誰かにより削除リクエストや不適切という報告がされた場合に確認する事ができるレポートページとなります。

繰返しとなりますが、「一時的な削除」は恒久的な削除ではありません。インデックスされてしまった見られたくない情報のページの緊急対応として、利用される場合もあるでしょう。

完全に、未来永劫消し去りたい!という場合には、非表示となっている期間にでも「404エラーページの設定」をする、パスワードなどを設定し「アクセスをブロック」する、「noindexタグの追加」をするなど対応をお忘れなく。「URL削除」機能は特性を活かし有効に活用しましょう。

また、サーチコンソールのヘルプに完全にURLを削除する方法が紹介されていました。併せて確認すると安心です。

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このようなケースはURL削除ツールを利用するべき?

ここまでサーチコンソール「URL削除ツール」の機能や利用方法をいくつかご紹介してきましたが、ケースによってはURL削除ツールを利用すべきではない場合があります。いくつか例をあげます。

ページの更新が検索エンジンに反映されない
クローラーに巡回されると新しい情報が検索結果に反映されます。更新内容が反映されないといった場合は「削除ツール」ではなくサーチコンソールの「URL検査」機能を利用しましょう。
www有り、無しで中身が同じページがインデックスされてしまった
一方のURLを「URL削除」するのではなく、URLの正規化をして対応しましょう。
公開するべきではないページを誤って公開してしまった
「URL削除ツール」を利用しましょう。サーバー上からの削除でも対処できます。
他サイトに自社コンテンツが盗用されていて権利を侵害されている
Googleは法律に違反する、または不適切なコンテンツを取り締まっています。サーチコンソールの「URL削除」申請ではなく、ポリシー違反のリクエストをGoogleに送信しましょう。

上記で挙げた4つの例は、サイト運営を進めていると起こりがちなケースですが、サーチコンソールの「URL削除」機能を利用する前に別の対応すべき事がないか確認する必要があります。
それぞれ適切な対応を進めましょう。

URL削除ツールを利用するには

サーチコンソールにサイトの登録がされている(プロファイルが追加されている)サイト管理者様であれば、誰でも利用できます。
サーチコンソールのURL削除機能の利用は、特定のURLだけか、または全体かなど選択し進めますが誤ったリクエストをしてしまわぬよう細心の注意が必要です。

もし誤って意図したページと別のページをリクエストしてしまっても、恒久的な削除ではありません。
一定の期間が経過すると、再度表示されるようになります。

また、サーチコンソールの「URL削除」機能は、Googleの検索結果に適用する機能であって、BingなどGoogle検索以外の「インターネット全体からコンテンツが消えるわけではない」という事を念頭に置いて利用しましょう。

URL削除機能の削除リクエストをする前には、もう一度、削除の手段が正しいのか確認し利用する事をお勧めいたします。
また、リクエストを送信しGoogleに承認されるまでの期間は数日かかる場合があるので、申請直後に削除とはなりません。審査状況のステータスを確認する事で審査状況が把握できます。

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URL削除リクエストの状況を確認する方法

サーチコンソールからリクエストを送信した際に、サーチコンソール内で審査状況を確認できます。
確認する手順は以下のとおりです。

  1. サーチコンソールにログイン後、左メニューから「削除」を選択
  2. 表示された「送信されたリクエスト」からステータスを確認

表示されるステータスは「消去しました」「リクエスト処理中」「リクエストが拒否されました」「リクエストをキャンセルしました」「一時的に削除されました」「削除の期限が切れました」のいづれかのステータスが確認できます。

[参考]Webmaster Central Blog:
Search Console の新しい削除レポート

URL削除機能まとめ

サーチコンソールの「URL削除」機能には「一時的な削除」「古いコンテンツ」「セーフサーチフィルタリング」の3つがありますが、「一時的な削除」は半年間の削除であり、再びインデックス登録される可能性がある事を覚えておいてください。
完全にインデックス削除をしたい場合は、Webサイトのサーバー上からもページを削除する事を忘れずに対応する必要があります。

また、「セーフサーチフィルタリング」でアダルトコンテンツではない自社のサイトが不適切なコンテンツとしてフィルタされてしまった際にはURL削除機能を利用するのではなく、Googleに不適切なコンテンツを扱うURLではないという事を知らせる事が先決です。対応後、2~3ヶ月経過してから再審査リクエストをしましょう。

サイトのSEO対策を進めていると、ページの更新や意図しないインデックス登録など様々な問題が出てきますが、都度適切な対処をして対策を成功させましょう。

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