[2020/02/05] (最終更新日 2022/08/29)
緊急!GoogleからURLを消して!そんな時にサーチコンソールの「URL削除」機能
2020年1月28日、Googleサーチコンソールに「URL削除」機能がリリースされました。
URL削除機能は、サイトオーナーが検索結果に表示したくないページをGoogleにリクエストできる機能です。
旧バージョンのサーチコンソールでも利用できた機能となりますが、皆さまは過去に使った事はありましたか?
サーチコンソールには「URL検査」機能や検索パフォーマンスの確認に「Discover」レポートなど、サイト運営する上で重宝する機能やレポートが多数ありますが、
「URL削除」機能は旧バージョンのサーチコンソール同様に「検索エンジンから非表示リクエスト」が出来る他、自分以外の一般ユーザーから寄せられた、運営サイトのページに対してのリクエスト情報も確認できるようになりました。
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「一時的な削除」「古いコンテンツ」「セーフサーチフィルタリング」の3つの機能が確認できますが、それぞれ簡単にポイントを見ていきましょう。
一時的な削除
「一時的な削除」は、検索結果から削除したいURLをリクエストする機能。
リクエスト方法には「URLを一時的に削除する」と「キャッシュされたURLを消去する」の2通りありますが、「URLを一時的に削除する」を選択すると、リクエストがGoogleに承認された日から約半年の間、Google検索結果にURLが非表示となり、
「キャッシュされたURLを消去する」を選択すると、検索エンジンに再度クロールされるまで、スニペットとキャッシュが検索結果から消去されURLは残ります。検索結果に表示される古い情報を早急に新しくしたいという場合に利用すると良いかもしれません。
ちなみに「スニペット」とは、検索結果に表示されるページの説明文の事で、以下の画像の赤枠で囲われている部分がスニペットと呼ばれる部分です。
古いコンテンツ
「古いコンテンツ」は、運営サイト内のページに対し、過去6ヶ月の間「古いコンテンツの削除」リクエストがあったURLが確認できます。削除リクエストはサーチコンソール内のページより実施されます。
セーフサーチフィルタリング
一般ユーザーから、過去6ヶ月の間、このURLは「アダルトコンテンツ」という旨のリクエストが不適切なコンテンツの報告ツールからあった場合にURLが確認できます。Googleによってセーフサーチの結果から除外するべきと判断されたURLはアダルトコンテンツとしてタグ付けされてしまいます。
「URL削除」機能とは?
検索エンジンにインデックスされているページをインデックスから消してほしい!という場合に「一時的な削除」、
「古いコンテンツ」と「セーフサーチフィルタリング」は、自分以外の誰かにより削除リクエストや不適切という報告がされた場合に確認する事ができるレポートページとなります。
繰返しとなりますが、「一時的な削除」は恒久的な削除ではありません。インデックスされてしまった見られたくない情報のページの緊急対応として、利用される場合もあるでしょう。
完全に、未来永劫消し去りたい!という場合には、非表示となっている期間にでも「404エラーページの設定」をする、パスワードなどを設定し「アクセスをブロック」する、「noindexタグの追加」をするなど対応をお忘れなく。「URL削除」機能は特性を活かし有効に活用しましょう。
また、サーチコンソールのヘルプに完全にURLを削除する方法が紹介されていました。
このようなケースはURL削除ツールを利用するべき?
- ページの更新が検索エンジンに反映されない
- クローラーに巡回されると新しい情報が反映されます。削除ツールではなく「URL検査」機能を利用しましょう。
- www有り、無しで中身が同じページがインデックスされてしまった
- 一方をURL削除ではなく、URLの正規化をしましょう。
URL削除ツールを利用するには
サーチコンソールにサイトの登録がされているサイトオーナー様であれば、誰でも利用できます。
URL削除機能の利用は、特定のURLだけか、または全体かなど、誤ったリクエストをしてしまわぬよう細心の注意が必要ですが、
もし誤って意図したページと別のページをリクエストしてしまっても、恒久的な削除ではありません。
一定の期間が経過すると、再度表示されるようになります。
また、URL削除機能は、Google検索に適用する機能であって、Google検索以外のインターネット全体からコンテンツが消えるわけではありません。
URL削除機能の削除リクエストをする前には、もう一度、削除の手段が正しいのか確認し利用する事をお勧めいたします。
Search Console の新しい削除レポート

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