[2018/10/10] (最終更新日 2022/06/29)
そのSEO知識ちょっと古いかも?2018年のSEO常識
※[2022年6月29日加筆]2022年のSEOの状況を追加しています。
かつては正しいSEO対策方法だといわれていた手法でも今は昔。2018年の今、昔の知識のままSEO対策をしているとペナルティの恐れのある手法もあります。
移り変わりの激しいSEOの常識を再確認し、時代に合った対策でSEOを成功させましょう。
目次
1リンクを大量に獲得している
SEOの古い知識
以前はリンクを大量に獲得する事が効果があるとされ、相互リンクや、リンクファームなどの相互にリンクを設定しあうグループなどで大量の被リンクを獲得する手法がみられました。
【2018年リンクの常識】
相互リンクなど、品質の悪いリンクの獲得はSEOスパム行為とみなされ、最悪はペナルティの判定をされる恐れがあります。
現在は、量より「質」が求められる時代です。被リンクがSEOに全く効果が無いという事は無く、順位決定要因のひとつとして品質の良い被リンクがあるサイトが評価されます。
【2022年リンクの常識】
2018年に引き続き、リンクは量より「質」が求められます。過剰なリンク対策は避け、SEO Packなどの信頼できるリンクサービスを利用するなどしてリンク対策を進めましょう。
2ディレクトリサービス登録
SEOの古い知識
Yahoo!カテゴリやDMOZなどディレクトリサービスの登録をされていますか?人間の審査に合格した優れたサイトが登録されるサービスでSEOに効果があるとされてきました。
【2018年ディレクトリサービスの常識】
現在ディレクトリサイトに登録する事で優位性があるかといえば、答えはNOとなるでしょう。かつては優良なディレクトリサイトであっても、現在の評価としては良くて「ナチュラルな1本のリンク」となると思います。優位性が無いだけならまだしも、「不自然なリンク」として検索エンジンに評価される可能性もあります。むやみやたらに被リンクを獲得する事は注意が必要です。
【2022年ディレクトリサービスの常識】
ディレクトリサービスへの登録の常識も2018年から変化なく、登録する事でのSEO的な優位性は確認できません。
また、大手ディレクトリサービスの多くが「rel=nofollowタグ」を付けてリンクを掲載する為、もしリンクの効果を期待し登録するという事であれば、効果は期待できないでしょう。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
3キーワード比率が重要
SEOの古い知識
対策キーワードがページ内にたくさんあればあるほど評価される。キーワード比率を「○%」まで引き上げましょう。
【2018年キーワード比率の常識】
過剰なキーワード詰め込みは意味をなさないどころか、ユーザーに意味が通じないワードサラダのページとして判断される恐れがあります。
現在求められるのは、キーワードの比率ではなく、検索ユーザーが検索したキーワード(検索クエリといいます)に対し、ページ内に欲しい情報があるか(ニーズがマッチしているのか)という部分です。
検索クエリとのコンテンツマッチと掲載順位の関係
例えば「東京オリンピック」で検索してみましょう。
検索結果上部には、リッチリザルトが表示され、現在の上位サイトは2021年開催「2020年東京オリンピック」の情報・結果がわかるページが上位にきています。
それは、2022年時点で検索するユーザーは「1964年開催の東京オリンピック」の情報を求めているユーザーよりも
「2020年東京オリンピック」の情報を求めているユーザーの方が多く、検索エンジンはユーザーが適切な情報を入手しやすくさせたいため、「2020年東京オリンピック」の情報が掲載されているページの方を評価(上位表示)するでしょう(※多様性やサイトの力などはここでは除外して考えています)
上記の事から、かつて「東京オリンピック」で1位だったサイトが、2022年時点では古い情報しかなく検索ユーザーのニーズにマッチしていないため検索順位が後退するといった事が起こりえます。
4隠しテキストや隠しリンク
SEOの古い知識
検索順位上位化の目的でキーワードを大量にページ内に記載。表示上は背景色と同じ色などにし、ユーザーの目には見えない文字やリンクを設定する
【2018年隠しテキスト・リンクの常識】
検索エンジンスパムとみなされる行為なのでやめましょう。
隠しテキストや隠しリンクとなってしまった中には「画像と重なってしまった」、「CSSの調整がうまくいかず文字自体が重なって表示されている」「背景色と文字色が同じで気づかなかった」などの理由から意図せず隠しテキストになってしまっているという場合もあるようです。
このような事で対策ページの評価を下げてしまってはもったいないですね。運営サイトは大丈夫か、簡単に確認してみましょう。
【2022年隠しテキスト・リンクの常識】
2018年と状況は変わらず、引き続きやめた方が良い手法です。
検索結果を操作するためにCSSの「display:none」でテキストを隠すという場合もありますが、本来の使用法ではありません。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
5とにかくページ量産
SEOの古い知識
サイトボリュームは大きいほど上位に有利。100記事あると順位が上昇する。
【2018年・2022年ページ量産の常識】
やみくもに不充分なページを増やしても、プラスになるどころか価値のないサイトとみなされる場合があります。
100記事あれば順位が上昇するというのを耳にした事があるかもしれませんが、内容の薄い100記事よりも、検索クエリとテーマの一致した30記事の方が価値があります。
ページ毎にドメインの評価をすると考えていただければわかりやすいでしょうか。
価値のあるページが2ページ(+2)、評価の低いページが10ページ(-10)だとそのサイトの評価はマイナス評価となりドメイン評価に影響します。
もし不必要なページがサイト内にあるようなら、ページを削除するのではなく「noindex」の設定をしてGoogleの評価対象とするインデックスから除外をしましょう。
6strongタグ多用
SEOの古い知識
検索エンジンに重要だと伝える意味合いのstrongタグは狙っているキーワード全てに追加したほうがいい。
【2018年・2022年strongタグの使い方の常識】
「重要」という意味で使用されるstrongタグですが、strongタグで記述されている部分は検索エンジンの評価対象となります。しかしページ内に使いすぎると評価が分散されてしまう可能性があります。
strongタグの使用は大事な1~2箇所の使用に留めましょう。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
7日本語ドメインはSEOに有効
【2018年・2022年日本語ドメインの常識】
上位サイトを確認してみてください。SEOの検索順位に日本語ドメインだからといって有効ではない事がわかるでしょう。あくまでもサイトの中身が評価されたサイトが(たまたま日本語ドメインで)上位表示しています。
8H1はページ中に1つだけ
【2018年・2022年H1タグ利用頻度の常識】
h1を同じページ中に複数設定しているからといってマイナスになることはありません。必要な見出し部分に大見出しのh1を設定する事を意識しましょう。
もし複数利用が気になるようでしたら、ページの構成を考え小見出し(h2、h3など)を利用してみると良いでしょう。
まとめ
代表的なSEOの古い知識を8つご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ページの中身が重要視されている昨今ですが、特にキーワード比率に関する認識が浸透していない場合があります。
「こんなにキーワードを含んでいるのにどうして順位が上がらないのか」とお考えの方は、検索ユーザーにその文章の意味が通じるのか、不自然になっていないかを確認してみてください。
これからSEO対策をはじめる人も、過去にSEO対策を担当していて再度異動で担当になったという人も、是非、時代にあったSEO対策(ページの改善・強化と外部リンクの獲得)をして上位表示を成功させてください。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。