[2014/08/13] (最終更新日 2021/06/15)
Googleの「HTTPS重視」を検証してみました
この記事では、2014年8月7日木曜日にGoogleから公式発表のあった
「HTTPSをランキングシグナルに使用する」
について実際の影響度を検証したものです。
HTTPSのランキングシグナルへの利用についてご存知無い方、まだ記事をご欄になってない方は、先ずは前回の記事をごらんください。
→Googleの「HTTPS重視」発表をどう解釈するか
検証方法
約半年前から現在までの、任意で選んだ100個のキーワードで、検索結果に出てきた上位100ページのURLに、”https”が含まれている数を計測してみました。
もしHTTPSのページが有利になったのであれば、各キーワードの上位100ページには、以前よりHTTPSのページが増えているはずです。
実際増えているのかどうか調べてみました。
※なおこれらの100個のキーワードは弊社運営サイト
「Googleの順位変動情報 namaz.jp」
で計測している、比較的競合の強いビッグからスモールまでの100キーワードと同じものです。
検証結果
結果は以下のとおりでした。
日付 | “https”のページの数 |
---|---|
3/1 | 477個 |
4/1 | 497個 |
5/1 | 487個 |
6/1 | 392個 |
7/1 | 447個 |
8/1 | 431個 |
8/13 | 436個 |
このデータからは”https”のページが増えていないことがわかります。
“このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。”
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/08/https-as-ranking-signal.html
公式発表でも、影響は少ないと言及されていますので、そのとおりの結果となりました。
現在においては、ほとんど実際の順位への影響は出ていないと考えて良いと思います。
しかしながら、”これから長い期間をかけて強化していきます。”とも言われていますので、将来的にはランキングへ与える影響が大きくなる可能性は高いでしょう。
今後ランキングに与える影響について大きな変化が見られた際には、再びこのブログでご報告いたします。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。