[2015/03/10] (最終更新日 2021/06/18)
「PC版」サイトの読込が遅いと「スマホ版」の順位が下がる、Google明らかに
Googleのゲイリー・アイリーズが「PC版サイトのランキング要因のいくつかが、スマホ版Googleの検索ランキング要因になっている」と明らかにしました。
例えば、スマホ版サイトの読み込みがいくら早くても、PC版サイトの読み込みスピードが遅いと、スマホ版の検索順位が下がるという仕様になっており、SEO担当者から困惑の声が聞こえています。
「多くのPC版ランキング要因がスマホ版順位にも適用」
現在米国で開催中のビジネスイベントで、Googleのゲイリー・アイリーズの発言を根拠に、下記のことが報じられています。
・Googleスマホ版でも、PC版ランキング要因が順位決定に使われている
・ページスピードも含む(=スマホサイトの読込速度がスマホ版順位に反映されない)
・この状況は、スマホ対応状況を順位に影響させるようになる4月21日以降も続く
4月21日以降も変わらず、より詳細な情報は
恐らく現在は、スマホ対応サイトを検索順位で有利に評価するようになる、とGoogleから発表のあった4月21日に向けて、大変多くのサイトがスマホ対応サイトの構築に追われているところと思われます。
そうした中、スマホ対応サイトの読み込みスピードに注意を払うウェブ管理者も多いのではないでしょうか。しかし、今回のアイリーズの発言によれば、当面はそうした努力が検索順位には反映されないことになってしまいます。
報道ではサイト読み込みスピードが特に注目されていますが、おそらくその他にもPC版の順位シグナルを使用しているポイントはあるはずです。より詳細な説明が待たれるところです。
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新たな評価基準も「実験中」
この一方で、アイリーズからは「こうした評価基準から脱却するため、スマホ版とPC版のそれぞれの基準でのランキング要因も実験している」との発言もあったようです。
スパムや騙しサイトを判定するアルゴリズムなら、スマホ版とPC版をいっしょくたにするのも止む無しとは思いますが、前述のページスピードに代表されるように、ページ(あるいはアクセスデバイス)に個別に発生するポイントに関しては、それぞれのページで、それぞれのアクセスデバイスごとに、ランキング評価を出してほしいものです。
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