[2015/03/13] (最終更新日 2021/06/28)
【Google】数か月間更新がないパンダ・ペンギンアルゴリズム、現状は?
今年に入ってからパンダアルゴリズムでもペンギンアルゴリズムでも主だった更新が行われていない旨を、Googleが今週の公式ビデオフォーラムで認めました。
昨年末にペンギンなどは更新がより頻繁になるとの発表もあったものの、以降の状況は明らかになっていませんでした。現状はどうなっているのでしょうか?
ペンギンアップデート:3ヶ月以上更新なし
最も最近のペンギン更新(ペンギン3.0)は昨年2014年の12月(更新開始は10月)とされています。このときは日本国内でも大きな変動が確認され、それ以降「常に更新されるようなものになる」と報じられたものの、それ以降現在までの3-4ヶ月間、ペンギンによる新たな変動を示すデータは見られていません。
次のペンギン更新がいつになるかが注目されているなか、先日のGoogle公式ビデオフォーラムで、GoogleのSEO関連スポークスマンであるジョン・ミューラーに、ペンギン更新についての質問が飛び、ミューラーはこう回答しました。
現時点では、ペンギンアップデートが月次更新といったものにはなっていないと考えられる。そういう方向で動いてはいるが、そうなってはいないようだ。
ミューラーは回りくどい言い方で慎重に発言していますが、当社保有全データでもペンギン変動と思しき兆候は確認できておらず、この発言内容は正しいのではないかと考えられます。
パンダアップデート:5ヶ月以上更新なし
また、パンダアップデートについても、昨年2014年10月の更新(パンダ4.1)のあと現在までの5-6ヶ月にわたり、変動を起こした兆候は見られていません。
なお、日本国内に限って言うと、昨年末のパンダ更新の影響ははっきり目に見えるものではなく、影響はほとんどなかった、もしくはかなり範囲の限られたものだったと考えられます。
今週のビデオフォーラムにおける、パンダアップデートについてのミューラーの発言は下記のようなものでしtた。
Googleは、パンダアップデートが検索結果とよりダイレクトに連携されるようにしている。リアルタイムで検索結果へ反映されるようになっているんだ。
でも今のところ、私の知る限りでは、検索結果に(如実に)反映されるようなデータの更新は行っていない。(中略)リアルタイム反映といっても、もっと技術的な見地の話にとどまっている、といった状況ではないか
つまり、検索順位に大きく影響するようなデータ更新はついぞ行われていない、ということだと考えられます。
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これから起こること、今できること
昨年末の更新以降、いまいち現状の見えなかったこれらの主要アルゴリズム2つですが、しばらく注目すべきアップデートはなかった、ということで、いずれも間違いなさそうです。
いずれも最後の更新から既に数か月が経過していますが、前回(2014年10月~12月)のペンギン更新は、さらに前の前々回の更新(2013年10月)から数えると、1年間隔が空いていました。
この1年ごしのペンギン更新が大変動を起こしたことを考えると、次のペンギン(もしくはパンダ)の変動も大きくなるとも考えられます。
ここ数年のGoogleアルゴリズム更新では、特にSEO対策の整っていないサイトに影響が大きかったことから、そうしたサイトでは早めにSEO対策固めに着手するのがよさそうです。
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