[2015/03/19] (最終更新日 2021/07/02)
Google「ドアウェイアップデート」内容と対応法まとめ/サンプルつき
検索アルゴリズムに新たなアップデートが加わるとGoogleが発表しました。
この「ドアウェイアップデート」(ドアウェイページアルゴリズム)の対象、内容、対応法など、サイト管理者に必要な情報をまとめました。
目次
ドアウェイアップデートとは
このアップデートは、Googleがガイドライン違反と定義づける「誘導ページ」(Doorway Pages : ドアウェイページ)を対象とし、検索順位へのペナルティを課すものです。
誘導ページ(ドアウェイページ)とは
「誘導ページ(ドアウェイページ)」とは、Googleのガイドラインによれば、特定の同じ別ページに誘導するために設けられた、検索エンジン対策のためだけに存在する、類似する複数のページを指します。
SEO目的で作られたそのページにはオリジナルコンテンツが無く(もしくは乏しく)、そのページだけでは意味をなさないページとなりそうです。
Googleが提示する「誘導ページ」のサンプルは
例えば次のようなサイトが「誘導ページ」に該当するとして、Googleのウェブマスター向け公式ブログにサンプルとして挙げられています。まずはこれをご覧いただければイメージがつかめるはずです。
例1:同じ英語学習サイトへリンクする、品質の低い誘導コンテンツ群
例2:地名(渋谷区、千代田区・・・)以外はほぼ同一の、大量の誘導ページ群
例のような誘導ページは、特にアフィリエイト系サイトでよく見られるものです。
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アップデートが適用されたらどうなるか
Googleは、こうした誘導ページに対し「ランキング調整を近日中に」行い、結果該当サイトは「大きな影響を受ける可能性」がある、と公式ブログで発表しています。
ドアウェイアップデート後は、誘導ページと見なされたページは検索結果から「一掃される」との見解もあります。
具体的な影響の中身はまだ不明ですが、適用されたページの露出(もしくはトラフィック)は大幅に下がるでしょう。
誘導ページかどうかの判別法
Googleは、誘導ページかどうかを判断できる「質問」をいくつか挙げています。要約すると、
別コンテンツへの誘導を行うページがある場合、それが
1. ユーザにとって不可欠か
2. ページのテーマが細かく具体的なのに、広く一般的なキーワードでSEOしていないか
3. 検索訪問増のためだけに、別ページのコンテンツを複製して使っていないか
4. コンテンツや機能に独自の価値がない(お金儲け目的だけの)ページではないか
5. サイト内の他ページからリンクがなく「孤立」していないか
6. サイト内の他ページから、SEO目的だけでなくユーザビリティ目的でリンクがあるか
どれか引っかかる項目があれば、ドアウェイアップデートの対象となる可能性があります。
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誘導ページと見なされそうなら:対応策
上記の質問で完全に問題がない場合は、ドアウェイアップデートを気にする必要はないでしょう。
SEO Pack運営のサイトでも、特に対応の予定はありません。
また、完全に「引っかかる」ページがある場合は、早めにページを削除、が模範解答でしょう。というか、この場合は、質問うんぬんよりも最初から自覚があるケースが多いと思います。
一方、「引っかかるかどうかわからない」けれども「サイトにとって消すわけにはいかない」ページがあったとしたらどうでしょう?この場合は、何らかの対策を行う必要があります。
肝要なのは
・ユーザにとって価値のある、独自のコンテンツを載せる
・ユーザにとって意味のある内部リンクで同サイト別ページとつなげる
・コンテンツテーマとSEOするキーワードとを一致させる
といった点でしょう。
Googleは「近日中に」と明言しており、該当する方はお早目の対応をおすすめします。
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