[2015/03/24] (最終更新日 2021/06/16)
【SEOハウトゥ】変動時に明暗を分ける?「SEOキーワードのすみわけ」とは
国内および海外で順位変動が報告されていますが、変動で上昇したサイトと下降したサイトを比較すると、SEOキーワードのすみわけの点で違いが見られました。
この「SEOキーワードのすみわけ」について、当社データの分析結果とともに考察します。
目次
変動サイトの分析で見えた傾向
今月19日頃から順位変動が大きくなっており、海外メディアでは、変動したサイトは同じく変動幅が大きい一方、順位の動き方は「上がった」ものと「下がった」ものに分かれた、と報じています。
この期間にSEO PackでSEO対策を行うサイト群を分析したところ、上昇したサイトに傾向が見られました。
大上昇したサイトの「キーワードのすみわけ」
SEO Packでの対策サイト群では、順位上昇率は80%弱で安定、さらに大上昇(10位以上上昇)したサイトは 6.9% に達し、2週間前より2ポイント増加しました。
また、変動で大上昇したURLには、下記の共通点が見られました。
1. SEOキーワードがタイトル・見出し・本文のいずれにも入っている
2. サイト内別ページとの「SEOキーワードのすみわけ」ができている
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「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
「SEOキーワードのすみわけ」とは?
「SEOキーワードのすみわけ」とは、サイト内のSEOキーワードをページごとに個別に設定し、対策キーワードを重複させないことです。例えば、
サイトのトップページを
北海道 旅行
でSEOする場合、
サイト内の別のページを
北海道 スキー
でSEOします。
こうすれば、トップページと別ページで、それぞれ別々の複合ワードが評価され、それぞれに順位が上がる可能性が強まります。
これが「キーワードのすみわけ」です。
※SEO Packの仕様も、1つのURLに1つの単語or複合語キーワード、の基本方針をとっています。
SEOキーワードのすみわけができていないケース
一方、すみわけを考えずに、トップも別ページも同じキーワード、つまり
北海道 旅行 スキー (←トップページ)
北海道 旅行 スキー (←別ページ)
というようにSEOしてしまうと、GoogleからのSEO評価を2つのページ間で分散(取り合い)させてしまうおそれがあります。
例えば、この場合だと、ユーザの検索ワードが
北海道 旅行
のときも
北海道 スキー
のときも、どちらの複合キーワードでも思い通りに順位上昇できない場合があります。
これが「キーワードのすみわけ」ができていない状態です。
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外部SEOでも「すみわけ」を意識する
キーワードのすみわけの重要性は、外部SEOでも同様となります。
例えば
北海道 旅行
で内部SEOしているページなのに、
外部SEO(被リンク)のアンカーテキストが含むキーワードが、一方は
北海道 旅行
もう一方は
北海道 スキー
というように、対策キーワードに合わせてまとまっていない場合は、やはりSEO効果が十分に出ない場合があります。
1つのキーワードに1つのページ、もしくはキーワードが2つあればそれぞれ1つずつページを用意して「すみわけ」をさせることで、SEO対策がより効果的になることが、よくあります。
「すみわけ」が明暗を分けるケースも
今回の変動中の大上昇サイトは、変動以降「キーワードのすみわけ」の評価が特別強まったから上がった、というわけではなくて、
「順位が不安定になる変動中でも、ゆきとどいたSEO対策が効果を発揮した」
という好例と考えられます。
当社事例でも、順位が上がりにくいときにキーワードのすみわけを見直し、キーワード対策を「とがらせる」ことで、成果が出た例が多くあります。
タイトルや本文にキーワードが入っており、コンテンツも豊富、被リンクも獲得済み、なのに順位が思うように上がらない、といったケースでは、対策の一つとして、キーワードのすみわけを意識することをおすすめします。
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