[2016/04/18] (最終更新日 2021/08/18)
フッターはペナルティの対象にはならない?Google明かす
Googleの上級管理者が「フッターコンテンツはペナルティの対象にはならない」と公式オンラインフォーラムで明かしました(※youtubeにリンクします)。
またGoogleは「フッターコンテンツがSEO評価の主な対象になることがない」とも明かしました。フッターのSEO対策における意義は、意味がある、あるいは意味がないなど、これまで論議の分かれるところでしたが、これで一応の決着がついたかたちとなります。
フッターは本コンテンツとは「別枠」
Googleのジョン・ミューラー氏によれば、ページのフッターなど共通文言としてサイト全ページに設置されたコンテンツやリンクは、ペナルティ対象としては別物扱いすべきだし、今のGoogleは実際そうなっている、とのことです。
ただしこれは、フッター内のコンテンツやリンクが、ページ内の主要コンテンツとしては見られていない、ということでもあります。
※もちろん、フッターでも本コンテンツでも、明らかなスパムはペナルティ対象になります。
フッター改善よりも、本コンテンツの高品質化が重要
つまりフッター内のコンテンツやリンクは、良くも悪くも本コンテンツ評価の対象にはならないということです。フッター内の細かい改善に時間を使うくらいだったら、メインコンテンツ側の高品質化に時間を使うほうがずっと意味がある、ということです。
→参考記事:【保存版】検索一位のための「高品質なコンテンツ」作成ガイド
フッターより本コンテンツの改善を
フッターとは、ページの一番下に置かれたコンテンツのことです。
よく、サイトの主要メニューリンクだとか、「運営会社」「問合せ」「特定商取引法に基づく表示」とかいったリンクが置かれている部分です。
例えば、SEO Packのブログだと、ここ↓がフッターになります。ページを一番下までスクロールすると最新のフッターが確認いただけます。
フッターは一般的にページの一番下にあります。サイト内のどのページにも共通して載っている同じコンテンツがあったら、それはフッターです。HTMLソースでは、HTMLタグ<footer>、あるいはdiv id=”footer” だとか class=”footer” だとかいう記述が多くなっています。
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Google「本コンテンツとは別枠」
ミューラー氏の発言は下記のようなものです。
例えばフッターで、サイトワイドに同じリンクやテキストを置いているとして、これは、全然関係ない大量のページにリンクやらテキストやらを埋め込むのとは、意味が違います。
フッターに置かれた同じコンテンツがサイト内でたくさん見つかっても、それだけで問題は起きません。サイト全体から見ればさして注目すべきものではないからです。例えば、法的な理由でフッターに免責事項を書いたとして、そのせいで(フッター以外の)本コンテンツの価値が下がったりはしません。むしろGoogleは「サイト全体に免責事項が載ってるということは、多分そうする必要があるんだな。よし、このサイトのページを検索結果に載せるときは、免責事項の評価は別扱いにしよう」という感じになります。
順位を上げるなら、細かいテクニックより「最重要2要素」を忘れずに
今回のGoogle公式発言を踏まえると、フッターは「必要以上に考えすぎず、ユーザーの役に立つものにする」のが一番良いようです。
この結論は、「キーワードの詰め込みによるペナルティの懸念」のケースと同様の結論となりますね。
順位を上げたい時に、フッターなどの細かいテクニカルな改善に気を取られることもありますが、あくまで順位を上げるには、そうした細かいことではなく「高品質なコンテンツ」と「被リンク」の2つが最も重要です。まずここを押さえているか、サイトを今一度確認してみてください。
→参考記事:【詳解レポ】Google公式発言による、検索ランキングの最重要2要素とは
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