実はあった「公表されないアルゴリズムアップデート」/Google明かす

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[2016/05/11] (最終更新日 2021/06/15)

実はあった「公表されないアルゴリズムアップデート」/Google明かす

Googleの上級管理者であるゲイリー・アイリーズが、たくさんのアルゴリズムアップデートを、検索ユーザーにアナウンス(公表)せずに行っていたことを明かしました。

この「アナウンスのないアップデート」とSEO対策との関連を、本記事で説明します。
20160511-unnoticed

「公表されないアップデート」とは?

ゲイリーは、あるWEBマーケターとのtwitter上での会話の中で、下記のような発言を行いました。

質問者:
Googleのアルゴリズムアップデートは、どういったスタンスで公表されるものなのでしょうか?
アナウンスはあなたの意思で行われるもの?
また、アルゴリズムアップデートは全て公表されるものなのですか?

ゲイリー:
場合にもよりますが、ほとんどのアップデートは、気づかれずに行われます。
ただ、モバイルフレンドリーアップデートのように、特定の名前がつくようなアップデートがあったら、アナウンスはすると思います。

参照:Gary Illyes @ twitter、翻訳は筆者

「公表されない」=「小規模」

一見、Googleがこっそり大規模変動を起こしているようにも読めますが、おそらくこれは

「実は日々色々な規模のアップデートを実施しているが、影響が小さめのアップデートは、いちいちアナウンスしても混乱させるだけだから、公表していません」

ということでしょう。
では、ここでいう「影響が小さめのアップデート」とは、具体的にどういうものなのでしょうか?

小さいアップデート=「調整」

アップデートの大きい・小さいは、おおまかに「順位変動したサイト」が「どれだけ多かったか」で分類できます。

例えば、ゲイリーが触れたモバイルフレンドリーなどは、おそらく世界中に影響が波及する大規模アップデートです。
しかし一方で、そうでない「小規模アップデート」もたくさんあります。

そうした小規模アップデートは、検索が行われる地域とか、検索クエリ分類とか、サイト構造の種類といった条件で限定された、比較的小さい範囲内で起こります。
なお当ブログでは、こうした小規模アップデートを、しばしば「調整」とか「Tweak(ちょっとした修正)」といった言葉で表現しています。

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SEO対策との関連

Googleもアナウンスしないような小規模なアップデートだからといって、無視していてもよいのかというと、そんなこともありません。
影響サイトの数は少なくても、個々のサイトの順位変動は大きい場合があるからです。

極端に言うと、世界中の99.9%のサイトに影響がなくても、あなたのサイトを含む残り0.1%のサイト群だけに順位変動が起きる、という可能性もあります。

では、この小さなアップデートに備えてどうSEO対策すればよいのでしょうか?
その方法は、情報収集SEOの基礎固めです。

普段の情報収集

まず普段から「自サイトの順位変動」と「検索結果全体の順位変動」をチェックし、情報収集を欠かさないようにします。頻度は毎日行うのが理想ですが、難しければ数日~1週間に1度でもいいかもしれません。

自分のサイトの変動チェックには、FireFoxなどのプライベートウィンドウ新しいタブで開くで検索し、順位を記録しておくようにします。また検索結果全体の変動は、namaz.jp新しいタブで開くでチェックできます。
こうして、自分だけの順位変動か、検索結果全体の変動か、を確かめるのです。

自サイト順位とnamaz.jpとの両方で変動が起きていたら、特定のアップデートである可能性があります。

アップデート変動時の情報収集

アップデートの気配があったら、当SEO Packブログで情報収集を行ってください。当ブログでは多くの場合、分析記事を公開しています。

自分で各国の各専門メディアやツールをチェックできれば理想ではありますが、ほとんどのSEO担当者の場合は、当ブログの情報で十分な情報を網羅できるはずです。

当ブログでは、Googleからのアナウンスの有無に関係なく、世界中のSEO情勢と社内保有SEOデータを、常にウォッチ・分析しています。そのため「アナウンスのないアップデート」であっても、多くの場合、対策に役立つ情報が手に入るはずです。

アップデートを「利用」するためのSEO対策方法

アルゴリズムアップデートと聞くと、多くの方は警戒します。しかし実は、アップデートがSEO対策の効果を増幅させるケースは多いのです。

Googleがいつも公言しているように、SEOは「コンテンツ」と「被リンク」(ほかのサイトからのリンク)の2つが最重要新しいタブで開くです。この2つがしっかり固まったサイトやページは、アップデートで順位下落しにくいだけでなく、より正当に評価され順位上昇するケースが多くなります。

コンテンツ対策はこちらの記事が役に立つはずです。
また被リンク対策は、自然かつバランスがよい必要がありますが、SEO Pack新しいタブで開くで、全ての基礎をカバーした対策ができます。

まとめ:小規模アップデートを「利用」する

アップデートには大規模・小規模の二種類があり、大規模なものは「モバイルフレンドリー」や「ペンギン4.0」といった名前が付いて、Googleからもアナウンスがされます。

一方、小規模なアップデートは名前もアナウンスもありませんが、しっかり情報収集・対策すれば、どんなサイトでも、それを順位上昇に利用することができます。

常に起こっている、アナウンスされない小規模アップデートを順位上昇に利用するためには、あなたのサイトやページで上記の対策が抜けていないか、しっかり確認しておくことが、こうした小規模アップデートの最大の「利用法」になります。

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