[2016/05/14] (最終更新日 2021/06/16)
大変動、発リンクSEO… GW以降の注目SEOトピックとは?
人によっては10連休にもなる今年のゴールデンウィークでしたが、それに前後して、SEO周辺では注目をあつめるニュースが相次ぎました。
中でも最もホットだったのが次の2つの話題です。
・他サイトにリンクで、なんと自サイト順位上昇/実験で証明
・日本でGoogleランキングに大変動発生、ここ1年で最長期間の変動に
これらを含め、チェック必須のトピックを振り返ります。
目次
1. 他サイトにリンクで、自サイト順位上昇/実験で証明
自分のサイトから、外のサイトに対してリンクを貼ることを「発リンク」といいますが、発リンクにも検索ランキングの順位上昇効果があると、米の研究チームが実験で証明しました。
この結果に反し、Googleはかねてから「発リンクにSEO効果はない」と発言していましたが、それと全く逆の事実が証明されたことで、国内外で大きく注目を集めました。
全くの「新語」でSEO対策、興味深い実験結果に
この実験は興味深い方法で行われました。
具体的には下記のようなものです。
- Googleがまだ知らない新しい単語(「phylandocic」など)を作る
- その造語を含む似たようなサイトを10作る →作成サイト例
- うち半分の5サイトから、有力な外部サイト(オックスフォード大サイト位など)にリンクを貼る
- 「phylandocic」でGoogle検索すると上記の10サイトだけがリストされる
- 発リンクあり5サイトと他5サイトの順位を追い、どちらが上位になるか検証する
この結果、「発リンクありグループ」の全てのサイトが「発リンクなしグループ」を抑え、phylandocicで検索したときの上位5位を独占しました。
「発リンクSEO」効果と使いどきが注目集める
正しい発リンクであれば、自サイトにSEO効果を及ぼす、というこの実験結果は、これまでの多くのSEO実例を裏付けるものでした。
この、いわば「発リンクSEO」は、使うタイミングを間違えなければ、有力なSEO対策になります。その方法も紹介したこちらの記事には多くのアクセスがあり、注目記事となりました。
→ 参考記事: 他サイトにリンクで、なんと自サイト順位上昇/実験で発リンク効果証明、米研究チーム
2. 最長期間に渡る大変動が発生
5月9日頃より、Google検索順位変動計測ツール namaz.jp が、ランキングの大きな変動を検知しました。
変動値自体は一日平均で10位以下と、極めて大きいものではないものの、ランキングの不安定化は5月12日に4日目に突入しました。
この一年で最長の大変動に
ランキングの不安定化が3日以上続いたのは、ずっと平穏だったこの1年間でも初めてのことであり、多くのサイトで順位変動が起きていると考えられます。
ランキング変動が起こると、SEO対策サイトはより適正に順位上昇することが増え、今回も、SEO対策パッケージ SEO Pack を利用中のサイト群では、88%を超える高い順位上昇率となりました。
ビジネスサイトの管理者やSEO担当者は、自サイトあるいはページのSEO対策状況を整理し、対策の有無と順位の確認、さらには未対策サイトへの対応を強くおすすめします。
→ 参考記事:Google順位変動4日目、海外でもついに大変動か|SEO Packブログ
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今後は変動続く?順位動向に注意を
今後予想される話題としては、今月中に予定されているモバイルフレンドリーアルゴリズムの更新(による変動の有無)、並行して進められているであろうGoogleモバイル検索周辺の動きなどがあります。
また、アルゴリズム調整による変動についても、情報更新しだい当ブログにて公開予定です。サイト管理者の方はくれぐれも、自サイト順位動向に注意していて下さい。
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