2017年後半アルゴリズムアップデート・検索エンジンを振り返る

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[2017/12/20] (最終更新日 2021/07/13)

2017年後半アルゴリズムアップデート・検索エンジンを振り返る

Googleの検索アルゴリズムが2017年後半も様々な改良が実施されてきました。
2017年前半では、信憑性の無い誤った情報を掲載しているサイトに影響のあった「キュレーションメディア対策アップデート」や、品質の低いコンテンツを大量に掲載するサイトに影響のあった「フレッドアップデート」、そしてフェイクコンテンツの内容をターゲットとした「アウルアップデート」などが記憶に残っていますが、下半期のアルゴリズムアップデート、及びYahoo!も含めた検索エンジンではどのような変化があったでしょうか。
大きな変動・変化があった出来事を振り返ります。

2017年前半のアルゴリズムアップデートまとめはこちら

Google順位変動幅グラフ

①2017年9月20日Google検索エンジン大変動

平均変動幅「14位」となった9月20日ですが、アルゴリズム調整に加え、季節需要キーワードの順位変動が同時に起こり、大規模な変動幅が観測されました。季節需要のキーワードとは、例えば、「お歳暮」や「年賀状」「クリスマスプレゼント」など、その季節に需要や検索が増えるキーワードです。凡そ1ヶ月前に、その傾向がみられます。この9月20日の大変動では「検索ユーザーが求める情報が変化」したと推測でき、変動に現れています。

②2017年11月15日~11月24日Google検索エンジン大変動

11月15日~11月18日まで、少し通常変動幅を挟んで11月23日~11月24日と大きな変動が続いていました。この時期には、Googleのランキングアルゴリズムの重要な更新が行われていたといわれています。

■11/15~11/18の日別平均変動幅
4日間の平均変動幅は「13.15位」。先にご紹介した9/20の変動幅に近い変動が続いていました。
11/15・・・13.6位
11/16・・・13.6位
11/17・・・13.2位
11/18・・・12.2位

■11/23~11/24の日別平均変動幅
19日から少し数値が下がっていましたが、再度大きな変動が起こりました。
11/23・・・13.4位
11/24・・・13.6位

この期間中の11月22日、Yahoo!の検索結果にAMP正式サポートといった発表がありましたね。

ちなみに「AMP」とは、モバイルサイトにアクセスしたときの読み込み時間を短縮、素早く表示されるようにしたプロジェクトのことで、カミナリマーク(⚡)が表示されています。
AMP対応にはメリット・デメリットがありますので、よく検討してサイトに実装されると良いでしょう。

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③2017年12月4日・12月6日検索結果スニペット変更/「医療健康ジャンル大型アップデート」

まずはじめに12/4の検索結果の変化から振り返ります。検索結果で表示されるスニペットの文字数が約120文字程度から250文字程度に増えています。スニペットとは、検索結果に表示される説明文のようなもの。下の画像は「門松 作り方」で検索した結果ですが赤枠部分がスニペットに該当します。

そして、2017年後半で一番インパクトの強いアップデートといえば「Google医療・健康系ジャンルの大型アップデート」といえるのではないでしょうか。
Googleは12/6にGoogleウェブマスター向け公式ブログにて大型アップデートを実施した事を発表しました。
このアップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響があったとGoogleは言及しています。
信頼性を高め、検索ユーザーに有益な情報が上位表示されやすくなる変更を加えたようですが、このアップデートは、以前から信頼性の薄いサイトが上位に表示されているなどとした問題を抱える「日本独自のアップデート」だということ。

SEO対策商品の提供を行うSEO Packでも今回の医療・健康系ジャンルアップデートの影響範囲を調査いたしましたところ、3位以上の下落をしたユーザー様は該当ジャンルサイトの中の15%に留まっている事がわかりました。全体の影響範囲と比較し、ユーザー様の影響は小さかったといえます。

2017年後半アップデートと今後のSEO

2017年後半、大きな検索エンジンの動きを振り返ってまいりました。
ひと言で2017年を表現しますと、「検索ユーザーに、フレッシュで、信頼性ある情報を、わかりやすく伝える」という事ですね。
2018年もこの動きが更に強まってくると予測できますので、引き続きユーザーファーストなSEO対策を心がけましょう。

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