[2017/01/03] (最終更新日 2021/08/23)
被リンクとは?SEO効果はあるの? SEO対策初心者も必ず分かる解説
被リンクとは?
被リンクとは、外部のサイトから自分のサイトに設定されるリンクの事です。被リンクの他、「バックリンク」や「外部リンク」とも呼ばれています。被リンクは今もSEO対策において無視できない対策となっており、被リンクのついているwebサイトは、SEOに効果があるとされています。
リンクは、大きく「被リンク(外部リンク)」と「内部リンク」に大別できます。
被リンクは外部のサイトから設定されているリンクの事を指しますが、反対に、サイト内でページ間に設定しているリンクは「内部リンク」と呼ばれています。
被リンクとSEO
SEO対策の順位決定要因において重要なポイントのひとつとなるのが被リンクです。被リンクは、Googleが正式に評価の要素として認めています。
つまり、質の良い被リンクを多く集めているページ(サイト)は、検索ランキングで上位に選ばれやすくなります。
順位上昇の鍵となる被リンクですが、この記事では、被リンクについてゼロから解説します。
SEO対策の初心者や、これからSEO対策で被リンクを設定してみたいとお考えの方は、是非参考にしてみて下さい。
目次
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Googleが説明する被リンクの重要性
Google自身が被リンクについてどう説明しているか確認しましょう。
2015年、Googleスタッフとあるウェブマスターとの間で交わされた、次のやり取りを紹介します。
質問者:被リンクがなくても、本当に役立つコンテンツがあれば、Google検索で上位表示はできますか?
Google ジョン・ミューラー:はっきり言うと、被リンクがないと上位表示は困難です。
理屈では可能ですが、競合サイトがいると、実際すごく難しいでしょう。
ここでGoogleは「被リンクなしでの上位表示は難しい」と、はっきり言い切っています。
※他にもGoogleは、各国の上級スタッフの声明を通じて、被リンクの重要さを何度も説明しています。
「被リンクだけで上位」の超有名サイト
被リンクが勝負を決める、ということが非常によくわかる例が、次に紹介する「超有名サイト」の事例です。
このサイトは、コンテンツ対策が一切行われていないにも関わらず、ある検索ワードの上位掲載を「被リンクだけ」で実現しているのです。
こんな検索ワードで、意外なサイトが上位に
「退出する」というワードの検索結果には、どんなサイトが並ぶと思うでしょうか?多くの人は、「退出」という言葉の辞書サイトや知恵袋サイトをイメージするでしょう。しかし、実際に検索してみると、上位に意外なサイトが混じっているのです。
Yahoo! JAPANのトップページです。
3位に掲載されているYahoo! JAPANのこのURLでは、「退出する」というワードはどこにも一つも含まれていません。つまり、コンテンツSEOの面だとYahoo!トップは「0点」です。
なのに、なぜ上位掲載されているのでしょうか?
そのわけは、Yahoo!トップが獲得している被リンクにあります。
Yahoo!トップが「意図せず」獲得した強力な被リンク対策
実は、Yahoo!トップは「退出する」というテキストで大量の被リンクが貼られているのです。この大量の「退出する」というリンクが、強力なSEO対策になっているのです。
なお、Yahoo! JAPANに「退出する」という被リンクが無数に付いているのは、アダルトサイト等で置かれている未成年訪問者向けの「退出する」というリンクのほとんどが、リンク先にYahoo! JAPANを指定しているためです。
この、リンク部分のテキスト(上の例なら「退出する」というテキスト)を「アンカーテキスト」と呼びますが、このYahoo!の例から、アンカーテキストにキーワードがあると高いSEO効果を持つことがわかります。
「高品質コンテンツ」をリンクだけで軽く上回る「評価ゼロ」ページ
Yahoo!トップは、「退出する」と同じ理由で、「18歳未満」「LEAVE」といったワードでも上位表示されます。どのワードもYahoo!トップのコンテンツにはありません。一方、Yahoo!より下位には、各ワードでの高品質コンテンツを載せたページがひしめいています。
つまりYahoo!トップは、コンテンツ評価で圧倒的に劣るにも関わらず、被リンクの力だけで上位掲載されているのです。
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被リンクはサイト規模によらず効果を出す
このYahoo!トップの例で、順位上昇に被リンクがどれだけ重要かわかるはずです。
しかし、これでも「Yahoo!が上位なのは、有名サイトだからで、何か特別なことをしているからでは?」と思う方もいるでしょう。
でも実は、Yahoo!トップだからといって、何か特別なSEO対策が効果を出しているわけではないのです。順位上昇にまず必要なのはコンテンツと被リンクの二つで、それはYahoo!のような超巨大サイトでも、始めたばかりの小規模サイトでも、基本的に変わらないのです。
被リンク数は、Yahoo!ほど多くなくて「当然」かまわない
しかも、ほとんどのビジネスサイトであれば、実はYahoo!トップが獲得しているほど多くの被リンクは必要ありません。上に示した事例だとYahoo!はコンテンツゼロですが、普通のビジネスサイトなら、当然コンテンツがあるからです。
つまり、一般的なビジネスサイトのような既にコンテンツがあるサイトなら、バランスのよい被リンクが一定数得られるだけで十分に検索順位を上げることができるのです。
被リンクはインターネット上の人気投票
「被リンク」とはその名の通り、「他のサイトからのリンク」を意味しています。なぜ他のサイトからリンクが設定されると自分のサイトの評価が上昇するのでしょうか?
その答えはとても簡単です。それは検索エンジン(Google)が「多くのリンク獲得をしているサイトは、役に立つ情報がある人気のサイトである」という評価基準を持っているからです。
言い換えると、被リンクというのはインターネット上での人気投票のようなものなのです。
例えば、あるブロガーが、有益で役に立つページを見た時に「このページをもっと色々な人に紹介したい!」と考えます。または、「この記事はとても有用なので引用したい」と考えるかもしれません。
そしてブロガーは自分のブログ記事にそのページへのリンクを掲載します。それが積み重なることによって、良いページ(サイト)には沢山のリンクが集まります。だからGoogleの創業者たちは、被リンクの多いページがランキングの上位に来るような仕組みを作ったのです。
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被リンクが設定されるケース
被リンクが自然に設定されるケースには上記で挙げたように「ページが紹介される」といった方法や、「ページ内の一部内容が引用される際にリンクされる」といったケースが考えられます。このように自然に増えていく被リンクを獲得するには、共有・共感してもらえるような質の高い記事(情報)を発信する事が求められます。
被リンクが今も重要視される理由
現在では、検索エンジン=Googleというイメージですが、1990年代には様々な検索エンジンが存在していました。その中でGoogleが一人勝ちした理由はなにか。
それは「知りたい情報がすぐに見つけられる」という基本的な性能が、他のどの検索エンジンよりも勝っていたことにあります。
そしてその正確さの最大のポイントが、「被リンクをサイト評価の主要な要素にした」という点だったと言われています。
Googleがリンクを評価要素として重視した理由や、それをプログラムによって実現していった経緯などは話として大変おもしろいのですが、詳細は省きます。
重要なのは、被リンクはGoogleの検索エンジンの中核をなすものだという事です。
2020年時点では、昔ほど被リンクの効果は見られなくなったものの、依然としてSEOには被リンクの獲得が重要ポイントとされています。被リンクといえば「量」がポイントだった時代がありましたが、現在では「量より質」に移行してきています。
被リンクなら何でも良い、というわけでは無い
リンクを集めればページの評価が上がる。これは事実です。ですが、どんなリンクでも良いという訳ではありません。
実は一定の技術を使えば、ウェブサイトはほとんど自動的に生成可能です。したがって、やろうと思えば被リンクを無数に、自作自演で増やすことだって出来てしまいます。
でも、もしもそのように不正な被リンクだらけのサイトが評価されるようになると、検索ランキングの正確性は大きく失われてしまいますね。
現在では、このようなズルはほとんど不可能です。Googleは被リンク元のサイトにコンテンツとしての価値が無ければ、そのリンクの価値をカウントしません。
低品質で内容の薄いサイトを判定するGoogleの技術はかなり進んでいるので、自動生成コンテンツで被リンクを増やすというのは、現実的には無駄な努力に終わるのです。
被リンクは多ければ多いほど効果的、というわけでは無い
それでは被リンクが1,000本も10,000本も設定されていればよいのか。2020年の今、答えは「NO」です。
以前までは、リンク数をとにかく増やす事で検索順位に効果的といった時代がありましたが、今では、重要要素である事は変わらないものの、被リンクが「量より質」である傾向にシフトされています。
リンク対策付きSEOサービスのSEO Packによる被リンク実験の結果によると、ある程度(10本~20本程度)の被リンクがあれば、それ以上増やしたとしても目に見える効果が鈍化していく傾向が見られました。
被リンクはアンカーテキストもポイント
アンカーテキストというのは、リンクが設定されている文字列の部分を指しますが、どのようなアンカーテキストでリンクが設定されているか、という点もポイントです。
上記をご確認ください。リンクが設定されていますが、SEOのご相談はSEO Packへとなっている文字列が、リンクの設定されているアンカーテキストです。
検索エンジン(Google)は、アンカーテキストからリンク先のページの内容を判断し、リンクを辿ります。
このことから、アンカーテキストとして使用される文字列は、そのリンク先が想起できる文字列、そして、そのリンク先ページの対策キーワードを含むようなテキストが設定されている事が望ましいです。
とは言え、被リンクをされるサイトは自分の管理するサイトではないサイトとなると思います。
したがってアンカーテキストを変更したくても、なかなかアンカーテキストを理想の内容にすることは難しいかもしれません。
ちなみに、SEO対策サービス「SEO Pack」を利用すると、通常「10本の被リンク」を設定しますが、そのリンクが設定されるアンカーテキスト(文字列)は、別々のテキストをご自身で設定いただけますので、アンカーテキストのコントロールが可能です。
被リンクを確認する方法
さて、そもそも現時点で、自分のサイトに被リンクは設定されているのか、気になるところですね。いくつか被リンクを確認する方法はあるのですが、一番わかりやすいのはGoogleのサーチコンソールというツールを利用して確認する方法です。
「リンク」というページを開くと外部リンクが確認できます。外部リンクの「上位のリンクされているページ」からどのページに一番リンクが設定されているのか、また、「上位のリンク元サイト」から、どのサイトからのリンクが多いのかを確認できます。
サーチコンソールは被リンク状況を確認する以外にもホームページ運営に役立つ情報が得られる無料ツールなので是非登録しておきましょう。
「リンク属性について」被リンクをされる側ではなくする側の基礎知識
被リンクについて、獲得するメリットなどの視点からご説明させていただきましたが、ここでは「被リンクをする側」の視点で基礎知識を新着情報交えながらご紹介します。
リンクを設定する際には一般的に以下のようにhtmlで記載します。反対に被リンクが外部のサイトから設定されている場合には、外部のサイトに以下のようなリンクの記載があります。
それでは、リンクの設定に以下のようなrel=”nofollow”という記載が追加されている場合がありますが、どのような意味を持つかご存知でしょうか?
nofollow属性とは?
nofollow属性とは、「被リンクが設定されたページの評価をリンク先に渡さない」といった指定となります。
例えば外部バナーなど別のサイトに掲載する場合、リンク先の指定にnofollowがついている場合が多いです。
Googleはこれまで、nofollowのついている被リンクを評価に含みませんでした。
このリンク「nofollow属性」を、2019年9月10日、評価要因として含む場合がある(手がかりとする)という公式発表をGoogleウェブマスターブログにて行いました。
また、「nofollow属性」に加え、新たにリンク属性「rel=”sponsored”」 「rel=”ugc”」が追加され、それぞれ広告系のリンク、ユーザー投稿系のリンクに使用するようです。
また、急いで変更する事はないようですが、発表された記事の日時(2019年9月10日でしょうか?)から評価に適用されるようです。
自分のサイトに外部バナーを多数設置している場合はリンクの属性を見直してみるとよいでしょう。
また、被リンクされている外部サイトがある場合、どのようなリンクの設定をされているのか、確認できるようなら試してみるのも良いかもしれません。
自然な被リンクがSEO効果の鍵を握る
結局のところ、あなたのサイトにパワーをもたらすのは、どこかの誰かが自分の手で作り、日々更新しているサイト、つまり「自然なサイト」から貼られた被リンクです。
私達SEO Packは、様々なSEO実験や実際のユーザー事例から、自然なリンクの有効性を確認しています。
Googleの検索エンジンは過去何度も機能改善のアップデートを行っていますが、リンクの有効性はいまだに高く保たれています。
SEO Packは、順位上昇に有効な自然なサイトから、対策ページへ10本の被リンクを設定する外部対策付きSEOサービスです。
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