[2017/04/13] (最終更新日 2021/06/29)
長文コンテンツなら順位上がる「わけではない」/GoogleがSEOにつき発言
SEOして検索順位を上げるには、コンテンツ(=あなたのページに載せる文章)をできるだけ長くするべき、と言われることがあります。
しばしば「長文SEO」とも呼ばれる手法ですが、本当なのでしょうか?
これについて先日、Googleが直々に「長ければ良いというものではありません」とコメントを出しました。内容を説明します。
目次
Googleの発言内容と「長文化」
Googleが発したコメントの内容は、次のようなものです。
知っていましたか?コンテンツが短くても順位は上げられます。
「とにかく長文なら順位が上がる」なんてことは、ありません。参照:Googleゲイリー・イリェーシュ氏のツイート、翻訳は筆者
コンテンツSEOと「長文崇拝」
Googleが検索順位を決めるときは、WEBページのコンテンツの中身、そして被リンクの有無を評価しています。
なお、それぞれ順位への影響度は同程度と、すでにGoogleのコメントで明らかになっています。
しかし最近は、「コンテンツSEO」という言葉の流行でコンテンツの作り込みに注力する人が増えています。
そして、そんな流れの中で生まれたのが「長文SEO」、つまり「文章が長ければ長いほど、順位も上がる」という考え方です。
無理な長文化はケガのもと
もちろん、順位を上げたい時にコンテンツをできるだけ多く書いてみよう、という方法も、ひとつの方法としては「アリ」なのです。
なぜなら、コンテンツを長く書くと、一般的には、コンテンツの内容が豊かになるからです。
しかし、ある程度コンテンツを「増やして」しまった後は、突然コンテンツを書くのが大変になるはずです。なぜなら、「もう書くことがなくなる」からです。
それでももっと長文化しようとすると、既に書いてある話題を言い回しだけ変えてもう一回書いたり、気づかずに同じことを書いたりしてしまいます。
そんな文章は「無駄に長いだけ」で、文章の中身はむしろ劣化することすらあります。
一番の課題は「お客さんに気に入ってもらえるか」
Googleはあくまで、文章の「量」ではなく「中身」を見ています。
というより、正確に言えば「コンテンツの中身が検索ユーザーに好かれるか」を見ています。
あなたの書いたコンテンツが、お客さん(=検索ユーザー)に好かれていれば、Googleは順位を上げようとします。逆に、いくら長文でも、気に入った人が少なければ、Googleは順位を上げません。
お客さんにとって必要なことを、読みやすく書く
「役に立つことを、読みやすく書いていたら、結局長くなった」
なら、いいのです。
しかし、
「役にも立たないし、読みやすくもないが、とりあえず長くした」
だと、ダメなのです。
それに、本当はむしろ、冗長に長い文章よりも「必要な情報だけで、簡潔」な文章の方が、読みたい人は多いのではないでしょうか?
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結局Googleが言いたかったこと
こう考えた上で、あらためて冒頭のGoogleコメントを見てみると、つまり
「長い文章を書くことよりも、あなたのお客さんが喜ぶ文章を書いて」
ということでしょう。
SEOに長文は「必須ではない」
ホームページを持っていて検索順位を上げたいのに、途方もない量のコンテンツがないと無理だと思い込んで、SEOの対策をあきらめている人が少なくありません。
しかし、すでにコンテンツ(文章)の載ったホームページを持っている場合は、「何がなんでも長文化が必須」というわけではなく、さらに被リンクを揃えるだけで順位上がる確率が大きく高まります。
とくに、その他の大規模なコンサルティングなどはいらなくて、まずは被リンク獲得だけを支援してほしい、という場合は、SEO Packが最も適しています。
まずは自分のサイトの状況を確認したうえで、コンテンツとリンクのどちらを対策すべきか検討してみてください。
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