[2022/07/26] (最終更新日 2022/07/29)
指名検索とは?SEOとの効果的な関係性と対策方法
SEO対策を進めていると「指名検索」という言葉を耳にする機会があるかもしれません。
サイトを管理されている皆さまは指名検索の増減を意識されておりますでしょうか。
「指名検索」とは、企業名やブランド名、人物名、サービス名、商品名など「指名キーワード」で直接検索される事となりますが、言い換えれば「指名検索」の多さは、その企業名やブランド名がどの程度検索ユーザーに認知されているかという指標にもなります。
目次
当ブログを運営しているSEO Packでしたら「SEO Pack」というキーワードで検索される事が指名検索になります。
指名検索は、ワンワードではなく「SEOPack SEO対策」など複合キーワードであっても、SEO PackのSEO対策を明確に意図して検索されている事から指名検索であるといえます。
指名キーワードと一般キーワードの違い
指名検索は指名キーワードで検索されますが、指名キーワードの対義語として「一般キーワード」というものがあります。
一般キーワードは、「お中元 通販」「海外旅行 保険」など、範囲の広がったキーワードとなり、普段皆さんがSEO対策キーワードとして対策されているのではないかと思われるのが一般キーワードです。
指名検索のメリット
指名検索される事のメリットととして次のような事が挙げられます。
- CV意欲の高いユーザーがサイトへ流入する
- 検索アルゴリズムの変動に影響されにくい
- 競合とバッティングしない
- SEOにおいても指名検索が増える事は「E-A-T」の権威性の向上につながる。
はじめに、指名検索でサイトに訪問したユーザーは、購入や問合せといったコンバージョン(CV)意欲の高いユーザーとなる為、一般キーワードと比較しても効率の良い集客に繋がります。
また、一般キーワードでのSEO対策とは違い、Googleの検索アルゴリズムアップデートによる変動に左右されにくいといった特徴もあります。検索順位は検索意図に合致した検索結果を表示しますが、指名キーワードでの検索においては検索意図が明確な指名キーワードで検索されるため、変動の影響が受けにくく、また、競合とバッティングしづらいというメリットがあります。
最後に、指名検索はサイトのSEOにも効果的です。Googleの順位評価ポイントの一つである「E-A-T」という要素がありますが、「E-A-T」というのは、高品質なコンテンツの特長3つの頭文字を取った、Googleの造語です。
- Expertise(専門性があること)
- Authoritativeness (権威があること)
- TrustWorthiness (信頼できること)
つまり検索エンジンに高品質なコンテンツと認識してもらう為には「専門性、権威性、信頼性を重視する」コンテンツを作成する必要がありますが、指名検索が増えるという事は「E-A-T」の中でもAuthoritativeness(権威性)が向上する事に繋がります。
また、過去にGoogleの元CEOであるEric Schmidt氏と、ウェブスパム対策チームの元リーダーMatt Cutts氏も、ブランドの重要性を強調しており、SEOBOOKによると、何年にもわたって、Googleは、オーガニック検索アルゴリズムでブランドのようなシグナルにかかる重みを増やすように動いてきたといいます。
このことからもSEO対策においても指名検索の対策は重要なファクターと考えられます。
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指名検索に特別な対応は必要ないのでは?
さて、指名キーワードで検索されると検索結果の上位に表示されやすいので、特別な対応をしなくても自然と1位に表示されるのでは?とお考えになるかもしれません。
多くのケースは検索結果の上位に表示されるのですが、「まだまだ知名度が足りず自社サービスサイトが表示されない」「別の同名サービスが表示されてしまう」などといった場合もあります。
また「1位に表示されるが流入が一向に増えない」といった事も。
既に知名度のある商品やブランドであれば、指名検索は増えていく事でしょう。しかし、まだまだ成長段階のサイトやブランド名では、指名検索を増やす事はなかなか簡単ではありません。
更に、指名検索の対策をしていない事で意図しないページが表示される場合もあります。
指名検索の対処法・増やし方
指名検索を増やす事は長期的な視点で「ブランド価値を高める事」となり、簡単な事ではありません。
指名検索の現状把握
まずはじめに「指名検索」の現状を把握してみましょう。
現状の確認方法はGoogleのサーチコンソールでクエリを確認します。
検索パフォーマンス>「検索結果」の「クエリ」項目から、指名キーワードの抽出、把握を実施します。
そのキーワードのクリック数や表示回数、ページなどの項目を確認し、意図しないページが表示されていないかなど、指名検索を増やす施策を検討しましょう。
もし、意図しないページが表示されるようなら、「指名キーワード」をページのタイトルやディスクリプション、コンテンツ内に含めてみるなどの対応をし、改善を施します。
指名キーワードに対応したコンテンツの作成
適切なコンテンツがサイト内に無かった場合、新たにコンテンツを作成します。
そのコンテンツは作成後、認知度向上の為にSNSなどで発信すると、よりブランド価値を高める事に繋がります。
指名キーワードを含めたコンテンツを作成してみましょう。
リスティング出稿
わざわざ広告費をかけて自社サイト名などのキーワードでリスティング広告を出稿するの?と思われたかもしれませんが、リスティング出稿には次のようなメリットもあります。
- 他社リスティング広告が表示される事による機会損失を防ぐ
- 同名他社や同名サービスなどがある場合、自社が表示されない場合がある
費用がかかる事なので、出稿の必要があるのか、また、コストに見合うのかなど見極める必要があります。
上記に挙げた状況に無い場合は、リスティング広告の活用は保留として良いかもしれません。
SNSや広告、プレスリリースの活用
その他、SNSやWeb広告、プレスリリースなどの活用で拡散・露出・認知度向上を狙うという方法もあります。
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指名検索とSEO対策の関係性
指名検索はSEO対策とは別の施策のようでいて、実はSEOに良い影響を与える施策と考えられます。
高品質コンテンツの要素である「E-A-T」の権威性の向上につながる施策となるので、SEO対策と並行して進めていきたい対策となります。また、サイトのSEOが伸び悩んでいる際に、指名検索の状況を見直してみると良いかもしれません。
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