「IT全般」カテゴリの記事一覧
[2016/02/03]
クリックされるバナー広告の場所とは?
webマーケティングの集客手段の1つとしてバナー広告があります。
バナー広告とは、広告枠に画像や動画が表示されるタイプのインターネット広告です。
上記赤枠がバナー広告です。
バナー広告は、ただ表示しているだけではブランディング効果は望めても、クリックされないと集客に繋がりません。
クリックされるバナー広告のポイントは3つあります。
クリックされるバナー広告のポイント
- 出稿場所
- バナー広告のクリエイティブ
- 形式
それぞれのポイントを見ていきましょう。
出稿場所
私は、今まで一番目立つ箇所が一番広告費用も高く、クリックも多く獲得すると思っていました。
しかし、色々とバナー広告を出稿していくうちに、一番クリックされる場所が今までの考えとは異なる事がわかりました。
私が考えていたクリックがされやすい場所
実際のクリックされやすい場所
実際にクリックされやすい場所は、メインコンテンツの一番下(記事下)です。
次にクリックされやすいのが、メインコンテンツ中です。
ちょっと上記ではわかりにくいですが、よく新聞など記事中に広告がありますよね。
そこが一番クリックされます。
記事に関連する内容だとよりクリックされます。
最後は、一番目立つ場所(右上など)です。
おそらく昔は、一番目立つ場所の広告が一番クリックされていたと推測しますが、今では多くの人が広告を目にするようになり、以前ほどクリックされにくくなりました。
一方、2番目にクリックされやすい「記事中の広告」は、ユーザーがコンテンツを読み進める中で自然にクリックされる確率が高いのではないかと思われます。
バナー広告のクリエイティブ
バナー中に入っているコピー他、テキストが最も重要です。
デザインはそこそこでもテキストの内容によって、実際にクリックが大きく変わります。
また、画像で広告出稿する際は、色に注意です。
色は、配置サイトと似ているようにすることがポイントです。
おそらく、バナー広告がサイトのコンテンツと馴染み、違和感無くクリックされるのではないでしょうか。
検証の結果、いかにもPR広告というようなクリエイティブはあまりクリックされない傾向にありました。
当初、私は、いかにもバナー広告といったクリエイティブの方がクリックされると考えており、そのようなバナーばかり作成していましたが、実際に検証すると違いがある事がわかりました。
バナー広告の形式
バナー広告には、画像、テキスト、動画の3種類が大きくあると思います。
本記事ではバナー広告の種類としてテキスト広告も含めてご説明しますが、媒体によってはバナー広告とテキスト広告を別で扱っています。
さて、私は、これまでバナー画像が一番クリックされると思っていましたが、実は、テキスト広告のほうがクリックされやすい事がわかりました。
これも先に記載しましたが、ユーザーがコンテンツの一部として勘違いしてクリックする、広告は見たくないといった傾向にあるのでは?と推測します。
クリックされるバナー広告のまとめ
検証の結果、出稿場所、クリエイティブ、形式ともに私の予想とは異なるバナー広告がクリックされやすい傾向にある事がわかりました。みなさんは、いかがでしたでしょうか?
あまり広告と認識されずらい「記事中のテキスト広告」が効果的という結果となりました。
昔よりは、ユーザーがインターネットに精通し、目的とは異なる情報は必要なくなったため、クリックされる広告が変わったと思います。
バナー広告もインターネットマーケティングの重要要素ではありますが、ユーザーの目的に合った情報を的確に提供できるのは、SEO対策のほうが適していると考えます。
「あなたが知らない」必須のコンバージョン増加ツール3選
あなたのサイトは、思い通りにコンバージョンを増やせていますか?
よく「サイトのコンバージョン率は1%が普通」と言われていますが、これだと一ヶ月に100訪問でコンバージョン1件、1,000訪問で10件、10,000訪問で100件のコンバージョン獲得になります。
あなたのサイトはどうでしょう?この「平均1%状態」に達していないなら、まだサイト改善の余地があるかもしれません。
「でも、これ以上の改善ってどうやって?」
・・・と考えこんだあなたがまだ知らない(かもしれない)コンバージョン増加の必須ツールを、この記事では3つ紹介します。
いずれも当社で実際に使用しているツールですが、特に導入のしきいが低いものを集めたので、売上が出たばかりのサイトや立ち上げ直後のサイトを運営する方はぜひ使ってみてください。
cragyegg – ヒートマップでコンバージョン率を改善
当社ではすでに必須ながら意外と知らない人が多いのが、ヒートマップツールcragyegg(クレイジーエッグ)です。
これは当社アカウントから取ってきたcragyeggの画面です。
左の黒い画面はヒートマップ(訪問ユーザーのクリック可視化)、右はスクロールマップ(ユーザーのスクロール閲覧箇所の可視化)です。
cragyeggでコンバージョンを増やす方法
ヒートマップツールがあれば、ユーザーをひきつけてコンバージョンさせやすいサイトやページを、もっと簡単に作れるようになります。
具体的には「問合せボタンのクリック率向上」「掲載バナーのCTR改善」、ほか筆者はユーザーニーズ調査にもよく利用します。
時には、ヒートマップで想像と異なるデータが出ることもあります。
例えば、低価格押しページなのに価格より仕様表が注目されていたり、作りこんだLPなのにページの隅の「会社概要」が注目されていたり、というケースです。
むしろこんな時こそコンバージョン増加のチャンスと言えます。今の例なら、価格よりも仕様詳細を前に出すとか、会社情報を充実させるなどで、コンバージョン増に向けたページ改善ができます。
cragyeggのいいところ
当社がcragyeggを使うのは、後発品なだけにより使いやすく、また値段も大幅に安いからです。
ヒートマップツールは他にも販売実績が長く有名なものがありますが、必要な機能だけ導入できて操作性も洗練されている点で、cragyeggは魅力的です。
逆によくないところは、英語版しかない点でしょうか。ただヒートマップは使用に説明がいるようなものではなく、当社では色々なスタッフが使っていますが困ったことはないです。
※リンク先の「Tell me more」というリンクを押すと詳細説明が出てきます。
アドゴクウ – 広告効果測定でコンバージョン数を増加
もう一つ、当社で必須なのが、広告効果測定ツールのアドゴクウです。
これは、「効果が高い広告を見つけ、コンバージョンをもっと増やす」ことができるツールです。
リスティングなどの広告だけでなく、ウェブ集客を全て効果測定できるため、アドワーズでもYahooリスティングでもツイッターでもGoogle検索でもサテライトサイトでもブログでも、オンライン集客はすべてコンバージョン効果を分析できます。
下記は当社が使っているアドゴクウのアカウントの画面キャプチャです。
画像下側の表で「どこから何訪問来て何件コンバージョンしたか」がわかります。
ちなみに表の上は、日・週・月別でコンバージョン等の推移を見れるグラフです。
アドゴクウでコンバージョンを増やす方法
アドゴクウには上記の画面や、より詳細な効果測定画面があります。それを見れば、コンバージョン効果の高い広告や集客経路がわかり、効果の高い経路の露出を増やせば、コンバージョンが増えます。
アナリティクスやリスティング管理画面にはない「コンバージョン効果」を測定するツールということで、一見難しそうに見える反面、使い方はいたってシンプルで、画面に出たコンバージョン件数や成約率を比べるだけです。
例えば「効果の高いYahoo広告は効果が高いからもっと広告費をかけよう。アドワーズのこの広告は効果が低いから、その分の予算をYahoo広告にまわそう」といった判断を素早く行って、手間なくコンバージョン数を改善できます。
アドゴクウのいいところ
アドゴクウのいいところも、やはりシンプルに洗練されており、かつ低価格な点です。販売実績が長く有名な製品が他にもありますが、そっちは超高機能なものの、アドゴクウよりひとけた高くなります。
よくない点は、やはり高機能がないところでしょうか。
といっても、他製品のような「テレビ広告効果とのデータ連携」といった高機能が不要な場合は、安くて使いやすいアドゴクウが最も魅力的です。
高機能がないとはいえ使える機能が揃っており、広告効果測定のほかメルマガ計測、ブログ効果チェック、日々のCV数確認など、使用頻度が高くて導入効果が出やすいツールです。なお、国産ツールなので日本語で使えます。
zopim – サイトを「リアル店舗化」しユーザーを成約へ導く
3つめは、当社では重要なマーケティングツールになっている、オンライン接客ツールのzopim(ゾピム)です。
zopimをあなたのサイトに入れておけば、ユーザーがサイトを訪問したときに、このウィンドウを介して「何かお困りですか?」などとテキストで話しかけたり、会話したりできます。
zopimでコンバージョンを増やす方法
zopimは、製品サイトのキャッチコピーにあるとおり「オンラインサイト上で、リアル店舗に近い接客ができる」ツール、というとわかりやすいでしょう。
これにより、例えば滞在時間が長い訪問ユーザーに話しかけ、コンバージョンの妨げになっている悩みを聞いて、その場で解決してあげる、といったことができるようになります。
理解に多少手間がかかる製品を売っていたり、店員による「背中押し」が有効な製品を売っているようなサイトなら、導入効果は大変高く、コンバージョン増の効果も非常にわかりやすく出てくるでしょう。
zopimの優れているところ
当社がzopimを導入した理由は、安さと、オンライン情報の充実です。
そもそも、オンラインチャットという商品ジャンル自体はすでにそこそこ成熟しており、zopimも安価ながら主要機能には全く不足がありません。むしろインターフェースはあらゆる面で洗練されており、初めて触った時の筆者も、マニュアルなしですぐ利用を開始できました。
カスタマイズ機能などもいい感じにできており、自分のサイトに合った色や画像挿入など可能なため、とても自然にサイトにチャット機能を追加できます。カスタマイズの時はちょっとだけ情報を調べましたが、調べたらすぐにわかったので問題なしです。
よくないところ、というか、日本語版と英語版がけっこう料金が違うのは注意したほうがいいかもしれません。
(ただし、どっちにしても非常に割安だと思います)
当社は英語版を導入しましたが、おそらく日本語サイトで買うとインターフェースもサポートも日本語になるのではないかと思います。
いかがだったでしょうか?
アナリティクスとリスティング広告だけでも、なんとかコンバージョンを獲得することはできるのですが、ほとんどのサイトは、それだけだとすぐに限界が来ます。
コンバージョン増加のためには「次の一手」をどんどん打っていく必要がありますが、その時にこうしたツールが非常に大きな力になります。
集客が増えると、「コンバージョン率1%」達成もだんだん難しくなるものですが、それまでやっていたことだけではなく、ちょっと上のこうしたツールも活用し、コンバージョンを増加させましょう。
WEBマーケティングの戦略を決めるために必要なこと
WEBマーケティングの戦略を立てる際は、まず以下のどちらを最適化させるか決定します。
- トラフィック(集客)
- コンバージョン(成果)
両方の数値を一度に最適化が一番かもしれませんが、多くの人は一度に2個もできません。
まずはどちらを最適化するか決定します。
コンバージョン(成果)
コンバージョンとは、「WEBの最終成果が何になるか」を意味します。
(サービス・契約をしてもらう流れから決定します)
例えば、購入、予約、問合、無料登録、資料請求などがコンバージョンです。
まずは、何をWEBからのコンバージョンを決定します。
その目標が達成できるよう下記のようなことを最適化します。
- WEBサイトの導線(ユーザの流れ)
- WEBサイトの滞在時間
- WEBサイトの表記
などを仮説を立て、実行、評価を繰り返します。
途中で、コンバージョンにしていた内容が最適ではないことに気付く場合があります。
その場合は、コンバージョンの内容を変更させます。
※コンバージョンで重要なのは、何をWEBからのコンバージョンとするか決定すること。
WEB担当者の中でこれができてない、または間違ったと気がついても修正していないケースがあります。
トラフィック(集客)
トラフィックは、サイトのアクセス数(集客数)を意味します。
WEBマーケティングの集客方法は、主に下記5つに分類されます。
- 自然検索
- リファラー(他サイトからの流入。バナー広告など)
- リスティング(Yahoo,Googleのリスティング広告、ディスプレイ広告など)
- 直接アクセス(メルマガ、PDFやExcelのハイパーリンクなど)
- ソーシャル(SNS、Facebook、Twitterなど)
集客の柱は、ターゲットがどこからWEBに来るかを想定し、そのために上記の何を実施するかを決定します。
他には、簡単なのはどれか(どこから取れやすいか)や、コンバージョンから見てどこから取るべきかを考えて実行することでも良いでしょう。
もし、トラフィックが全然ないサイトを運営しているのであれば、コンバージョンを最適化しても母数が少ないので多くの成果が得られません。
そのため、トラフィックから着手することをお勧めです。
一定数のトラフィックが集まってから、コンバージョンを最適化させます。
もしトラフィックが一定数あるのであれば、コンバージョンを最適化させます。
一度コンバージョンを最適化しても、トラフィックが増加すると、集まってくる人の層が変化する場合もありますので、定期的にコンバージョンの最適化を行う必要があります。
[2015/12/29]
2015年を一緒に振り返ってみよう!
2015年SEOまとめ。今年も1年お疲れ様でした。
さて、2015年もあと3日で終わりですね。ディーボは今日が仕事納めです。
みなさんは年末年始の準備はしていますか?
2015年もあと3日ということで、今回は2015年の出来事まとめを書いていこうと思います。
それでは一緒に2015年を振り返っていきましょう。
※発表時や更新された時点で「ウェブマスターツール」だったものも、本記事では「Google Search Console」と表記しています。
この記事の続きを読む…