SEOに強い内部リンクの設計とは?

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2016年06月24日 2022年11月16日

SEOに強い内部リンクの設計とは?

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SEO対策をされているみなさん、内部リンクの整備は実施していますか?
リンクには、大きく分けて「外部リンク」と「内部リンク」がありどちらも重要なSEO対策です。

それぞれのリンクの意味を説明すると、

内部リンクとは、その名の通りサイト内へ向けられたリンクのことを指します。一方、「外部リンク」とは、他サイトから自社サイトへ設定した被リンクを意味します。
内部リンクを重要なページに集めると、そのページがサイト内で重要なページだとクローラーに認識させることができ、高い評価によって上位表示することが期待できます。

そして、この内部リンクを追加する場合、ヘッダーやフッターなどの共通テンプレートにアンカーテキストを入れて対策する方も多いと思います。
しかし、Googleは共通テンプレートをメインコンテンツと扱わないため、そういった内部リンクは価値が低いものと評価します。

そのため、内部リンクを重要なページに集めたい場合は、関連するメインコンテンツから、ひとつずつリンクを貼る方が効果は高いと思われます。

内部リンクを貼る理由をユーザー目線で考えてみると、どういった貼り方をするべきなのかが見えてくるはずです。
では、今回はSEOに強い内部リンクの設計についてお話したいと思います。

関連するページからリンクを貼る

内部リンクを貼る場合は、重要なぺージにリンクを集めたいからといって、コンテンツとは関係のないページへ貼ってもユーザーにとって有益なコンテンツとはなりません。
そのため、内部リンクは関連性のあるコンテンツへ貼り巡らせる必要があります。

何度も言うように、Googleはユーザーに有益なコンテンツを提供するため、質の高いコンテンツを上位表示させようとしています。
ページ内の関係のない内部リンク先はユーザーの検索クエリとは異なります。
ユーザーの欲しい情報ではないということは、評価が下がる要因のひとつでもあります。

このことから、内部リンクは上位表示のためではありますが、ユーザー目線で設置するようにしましょう。
また、内部リンクについてと、その重要性については下記の記事も参考にしてみてください。

皆さまは、内部リンクを意識したサイト構築を行っていますか?SEO対策には、大きく分けると「外部対策」と「内部対策」があります。どちらも重要な対策ですが、本記事では、「内部対策」の中から、内部リンクについて説明したいと思います。以前、執筆した「SEOを考慮した内部リンクの構築・調整について」にも書いたように、内部リンクのバランスは非常に重要です。内部リンクの調整は、検索順位にもかなり影響してきますので、しっかりと調整しましょう。また、この内部リンクについては下記の記事も参考にしてみてください。内部リ...

SEOを考慮した内部リンクの構築・調整について

SEO対策では、外部リンクよりも重要度は下がりますが、リンクが多く集まるページはサイトの中でも重要なページと判断されることから、サイト内へのリンクもトップページなど重要なページに集中させたいところです。

先日、あるサイトの内部リンク数を調整したところ、面白い結果になりましたので、その内容をお伝えしたいと思います。

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ページが多いブログからコンテンツAへのリンクを削除

まず、Googleサーチコンソールで内部リンクがトップページ以上に多いページ(コンテンツAとします。)があったので、そのバランスを調整するために、共通して設置されていたブログ記事から「コンテンツA」へのリンクを削除しました。(具体的には100以上のリンクを減らしました。)

20150407_seo-internal-linking_3

すると、トップページの検索順位が7位前後だったものが、次の日には12位まで落ちました。その後は、14位まで下落。

そして、その代わりに、コンテンツAへのリンクを削除したブログトップの検索順位が34位から18位まで上がりました。(検索キーワードはトップとは別)

これは、重要なページからリンクされることによって上位表示が期待できていたトップページが、コンテンツAへのリンクが減ったため、「トップページへ重要なページからリンクされている。」と評価されなくなったからと、考えられます。

逆にブログトップが上がった理由として、コンテンツAへのリンクが無くなった分、ブログトップへのリンクが評価されたのではないでしょうか?

20150407_seo-internal-linking_2

さらに、リンクを削除したブログ記事の、コンテンツAへのリンクを元に戻してみると、次の日に順位が戻りました。なので、恐らく内部リンク数を調整したことによって順位が変動したと思われます。

このコンテンツAというページがサイト内で評価されていた証拠として、このページのターゲットキーワードでの検索順位が2位となっていました。

内部リンクについて考えられること

内部リンクの調整をした結果、サイトトップが下がり、ブログトップが上がった。 このことからいくつかの仮説が考えられます。

  • コンテンツAへの内部被リンクの増減によりサイト全体の重要なページの優先順位に影響した。
  • リンクが減ったコンテンツAは重要なページと判断されなくなった?
  • サイト全体で一番内部リンクが多かったため、クローラーの巡回経路だったのかもしれない。(トップページへのクローラーの巡回頻度が減った?)
  • 内部リンクの構築も非常に大事

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これらを元に内部リンクを構築するには?

結果、状況にもよりますが、トップページよりも多い内部リンクは、減らすのではなく、トップへの内部リンクを増やすことを考えた内部リンクを構築するべきかと思います。

このように、内部リンクのバランスも検索順位に影響することがわかりました。 Googleサーチコンソールを確認して、内部リンクをうまく構築しましょう。

SEO対策で重要度が高い内部リンク

重要度の高い内部リンクとはどういったリンクか?というと、以下3点が重要視されるといえます。

  • 内部リンクが設定されている場所(サイト内のどこからのリンクか)
  • 内部リンクを設定するアンカーテキストはリンク先のテーマがわかるように
  • リンク先ページとの関連性(内部リンクを設定したページのコンテンツ内容)

内部リンクが設定されている場所(サイト内のどこからのリンクか)

内部リンクの設置される種類(場所)としては、一般的に以下5つが挙げられます。

  • ヘッダー(グローバルナビゲーション)
  • フッター
  • 本文内からのリンク
  • パンくずリスト
  • サイトマップ

中でも、SEO対策において重要な内部リンクは「本文中からの内部リンク」が効果的です。
クローラーがサイト内を辿りやすくするには、確かにグルーバルナビゲーション、右カラム、パンくずリストなども必要です。しかし、本文中からの内部リンクが最も重要視されています。

Googleはコンテンツを重要視します。

質の高いコンテンツ内から設定されている内部リンクは価値が高いです。また、1つのページ内に同じリンク先が複数設定されている場合、検索エンジンは一番最初のアンカーテキストを評価対象にしています。

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内部リンクの設定について

次に、内部リンクを設置するポイントですが、先ほども説明した通り、共通テンプレートに追加するのではなく、メインコンテンツに設置する方が効果的です。

では、内部リンクを設置する際に気を付けたいポイントをいくつかご説明します。

アンカーテキストでリンクする

これに関してはもちろん、外部リンクと同じように画像や「こちら」などでリンクを設置するのではなく、キーワードが自然に入るようなテキストで設置することが重要です。
それによって、リンク先の内容がユーザーやクローラーにわかりやすくなり、クロールしやすい内部リンクを構築することになります。

検索エンジンはリンクを辿る際に設定されているアンカーテキストをみます。
アンカーテキストによって、次に遷移するページが「何について書かれているか」を判断しています。そのため、ここで設定するアンカーテキストが重要になります。

例えば、下記のような文章があったときの設定するアンカーテキストを考えてみましょう。
リンク先は、両方とも新作ケーキのページとします。

新作のケーキがおいしくできた。
※「ケーキ」にリンク設定

新作のケーキがおいしくできた。新作のケーキはこちら
※「こちら」にリンク設定

上記の例ですと、「ケーキ」にリンクした方が、「こちら」に設定されたリンクよりリンク先のテーマがわかり、Googleに評価されるアンカーテキストになります。
アンカーテキストはリンク先の内容を反映したシンプルなものを設定しましょう。

また、繰り返しになりますが内部リンクを設定する際には、「こちら」などは使わずに、文中の文字に直接内部リンクを設定する方が効果的です。

そして、メインコンテンツの文章が不自然にならないように内部リンクを追加するようにしましょう。

リンク先ページとの関連性(内部リンクを設定したページのコンテンツ内容)

内部リンクは、内部リンクを設定したページのコンテンツ内容と、内部リンク先に関連があるかが重要です。
コンテンツの流れに合わせて不自然にならないように内部リンクを設定する必要があります。

ポイントとしては、そのコンテンツをより詳しく、質の高いコンテンツとするために関連するコンテンツを紹介するようにリンクします。

アンカーテキストの最適化

例えば、このページへの内部リンクを設置する場合に、アンカーテキストを「SEOに強い内部リンクの設計とは?」としても良いですが、アンカーテキストとはそのページのキーワード(テーマ)となるため、検索クエリとなるようなキーワードを設置することが望ましいと言えます。

もし、ページのタイトルがすでに最適化されているのなら、そのままでも良いでしょう。

このことからも、ページタイトルはテーマが薄まることのないように、30文字程度で簡潔にするということが重要と言えます。

みなさんはウェブページのページタイトルをどのようにして付けていますか?ページタイトルの設定はSEO対策の基本中の基本ですが、SEO以外の観点からも考えて設定する必要があります。それはどの視点からかというと、それはクリック率です。例えばSEOのことだけを考慮したタイトルは、ターゲットキーワードだけにするべきかもしれませんが、単純にそれだけでは検索結果で上位表示できるわけではありません。仮に、上位表示されたとしてもキーワードだけのタイトルでは、実際に検索結果を閲覧しているユーザーからクリックされる確率は低...

画像の場合は必ずaltにキーワードを入れる

外部リンクと同じように、内部リンクもアンカーテキストの方がクローラーが理解しやすいことから効果的と言えます。

しかし、どうしても画像に内部リンクを設置するのであれば、必ずaltにキーワードを記述するようにしましょう。そして、altにはキーワードを詰め込み過ぎず、簡潔にユーザー目線でわかりやすいキーワードを設定しましょう。

リンクの質について

内部リンクの評価は、設置するコンテンツの質にも関係します。
例えば、サイト内に100文字程度の質の低いコンテンツから重要とするページへいくら内部リンクを設置しても、効果はありません。

質の高いコンテンツからの内部リンクは評価も高くなります。
やはり、コンテンツの質を上げることが上位表示のために必要不可欠な条件となります。

コンテンツの質を考慮した上で内部リンクを最適化し、併行して外部リンクも対策することが重要です。

内部リンクのSEO対策としての役割

内部リンクがSEO対策で重要な理由としては、下記の3つがあると考えます。

  • 何について書いているかを内部リンクが検索エンジンに伝える(サイト内の差別化も可能)
  • 内部リンクが高まると、サイト内のページの価値が高くなる(外部リンクほどではない)
  • クローラー頻度の改善

1つのテーマでサイトを運営していると、どうしても似ている内容のページが複数できてしまいます。
その中の1つのページに対して、内部リンクが集中すれば、検索エンジンがそのページの価値が高いページだと判断することができるため、ページの差別化が可能になります。
また、アンカーテキストを設定していることもあり、より検索エンジンが何について書かれているページかがわかるようになります。

また、内部リンクが多いページは外部リンクほどではありませんが、内部リンクの多いページをGoogleが重要ページとして扱いますので、SEO対策に効果的です。

SEO対策としてのポイント

  • 上位ディレクトリほど内部リンクが多い設計に
  • 対策ページの下層に多くのコンテンツがあるとよりリンク構造が効果的になる
  • SEOに無関係な問い合わせページなどはノーフォローでSEOの価値を渡さないようにする

SEOに強い内部リンクの設計についてまとめ

内部リンクはメインコンテンツに関連するページへリンクすることが基本となり、その内部リンクはできればアンカーテキストで、わかりやすいキーワードを設定することが大切です。

内部リンクは外部リンクとは違い、自分で調整できるため、ぜひ最適化しておきたいところです。
サイトを運営していて、トラフィックが順調に伸びていない場合などに内部リンクを見直してみてはどうでしょうか。

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