[2015/09/15] (最終更新日 2025/08/25)
恐怖!Googleペナルティの種類と対策
SEO対策を進める上で気をつけたい事の一つは「Googleからのペナルティ」です。
あなたのwebサイトはGoogleからのペナルティを受けた事はありますか?
SEO対策をする上で怖いのは、対策方法によってGoogleからペナルティを受けてしまうことです。
しかし、SEO初心者の方やSEOの知識が古いままの方はどの行為がペナルティの対象となるのかよく知らない、もしくは認識がアップデートされていないという状況があるのではないでしょうか?そんなSEO初心者の方たちのために、今回はGoogleペナルティについて解説します。
目次
Googleペナルティとは
Googleペナルティとは、ある日突然、Google検索結果の順位を下げられたり、どんなに検索しても表示されないという「インデックスの削除」をされるなどの処置を受けることです。
このようなペナルティを受けると、今まで獲得出来ていたGoogle検索からサイトへ来訪するユーザーが激減してしまうので、BtoCなど商用サイト他、webサイトで収益をあげていた場合はビジネスの死活問題になってしまいます。
なぜペナルティを受けてしまうかというと、Googleが公式に発表しているウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインに違反してしまっている事が原因となります。
品質に関するガイドラインには具体的な違反内容として以下があります。
- 価値のない・薄っぺらなコンテンツ
- 自動で作成されるコンテンツ
- オリジナルコンテンツが少ないミラーサイト
- 隠しテキストや隠しリンク
- ページランクを操作するためのリンクプログラムへの参加
- ページコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- 不正なリダイレクト
たとえSEOの素人で、知らず知らずにガイドライン違反をしてしまっていたとしてもペナルティを受けてしまうので、Googleの品質に関するガイドラインはしっかりと把握しておかなくてはいけません。
逆を言えば品質に関するガイドラインのこれらの内容に沿ったサイトならばペナルティを受けないということです。
Googleペナルティの種類と確認方法
Googleのペナルティには2種類あり「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」に分けられます。
この2つの大きな違いは、
- 「手動ペナルティ」はGoogleの担当者がサイトを見て手動で行われる
- 「自動ペナルティ」は検索エンジンのアルゴリズムによって自動で行われる
というところです。
そして手動ペナルティの場合は簡単に判断することができます。
手動ペナルティを受けてしまった場合は、googleサーチコンソールにGoogleから「サイトの品質に関する問題」という警告メッセージが通知され、確認できます。
警告メッセージには
というような内容が書かれているので、メッセージの内容をひと目で運営サイトが手動ペナルティを受けてるかが判断できます。
また、警告メッセージが届かなくても手動ペナルティを受けている場合もあります。
ペナルティが疑わしい場合、まずはGoogle Search Consoleを確認してみましょう。
Google Search Consoleでの確認
ペナルティの診断にはGoogle Search Consoleを確認する事がポイントです。
Google Search Consoleにアクセスし左メニュー下の方にある「セキュリティと手動による対策」>「手動による対策」を確認してください。
「問題は検出されませんでした」とメッセージが表示されていればペナルティの心配はありませんが、別のメッセージが表示されている場合はペナルティの疑いがあります。
一方、「自動ペナルティ」は受けているのかを判断するのは難しいでしょう。
アルゴリズムによって行われる自動ペナルティはメッセージなどは届きませんし、「手動による対策」ページを見ても手動ペナルティではない為、ペナルティを受けているかどうかは自分で判断しなければいけません。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
Googleペナルティの解除方法
手動ペナルティの場合:
ほとんどの場合、品質に関するガイドラインへの違反を全て修正・改善するだけで、ペナルティを受けて一定期間が過ぎると自動的に解除されます。
ペナルティ解除の目安は、例えば、実際の数値ではありませんが、隠しテキストや隠しリンクだったら30日、リンクプログラムだったら60日という感じです。
手動ペナルティが解除されるまでの日数目安
手動ペナルティを修正した後、Googleに再審査リクエストを送信してから解除されるまでの期間は、通常1週間から1ヶ月程度が目安とされています。
ただし、違反内容や修正の内容、サイトの規模や状況によっては、数日で解除される場合もあれば、1ヶ月以上かかる場合もあります。
- 軽微な違反や修正が明確な場合:1週間〜2週間程度
- 違反が複数あったり、修正内容が不十分な場合:2週間〜1ヶ月以上
再審査リクエスト後は、Googleからの通知を待ち、もし再度指摘があった場合は、さらに修正対応を行い再申請しましょう。
再審査リクエストをすることで、Google側の担当者が目視でサイトを確認してくれ、品質に関するガイドラインに沿っていると認められたら手動でペナルティが解除されます。
ペナルティ解除の再審査リクエストはGoogle Search Consoleから行えます。
[検索トラフィック] の下にある [手動による対策] ページに「再審査リクエスト」ボタンがあるので、どのような対処したかを書いて再審査リクエストをしてください。
自動ペナルティの場合:
アルゴリズムによる自動ペナルティを受けた多くは意図してGoogleの品質に関するガイドラインに違反しているわけじゃないと思いますが、手動ペナルティと同じように品質に関するガイドラインをチェックし疑わしい項目について対処してください。
ペナルティを受けたからには必ず品質に関するガイドライン違反な部分があるはずです。
ただし、手動ペナルティのように再審査リクエストはできません。
手動ペナルティの場合は、Googleのクローラーがサイトを確認し、アルゴリズムが再処理したあと自動的に解除されます。
重複コンテンツでもペナルティの対象になります
ペナルティの要因はいくつかありますが、重複コンテンツでもペナルティの対象になるケースがあります。
重複コンテンツのペナルティの対象となるケース
- 他サイトのコンテンツを無断でコピーして掲載している場合
- 自分のサイト内で同じ内容のページが複数存在する場合(URL違い、パラメータ違いなど)
- 他のサイトと内容がほぼ同じテンプレートページを大量に作成している場合
- 他言語サイトで翻訳精度が低く、内容がほぼ同じ場合
- 商品説明やレビューなど、メーカー提供の定型文をそのまま多数掲載している場合
- 他サイトからRSSや自動生成でコンテンツを取得し、そのまま掲載している場合
上記のような重複コンテンツが多いと、Googleからペナルティを受ける可能性が高まります。オリジナル性の高いコンテンツ作成を心がけましょう。
反対に重複コンテンツだとしてもペナルティの対象とはならないケースはあるのでしょうか。
重複コンテンツでもペナルティの対象とならないケース
- 法的に義務付けられている表記(特定商取引法に基づく表記、プライバシーポリシー、利用規約など)
- 商品名やメーカー名など、一般的に多くのサイトで共通して使用される情報
- 引用や出典を明記した上での一部引用(著作権法の範囲内で適切に行われている場合)
- 同一サイト内で、ユーザーの利便性向上のために意図的に設置された重複(例:パンくずリスト、ナビゲーションメニュー)
- 多言語サイトで、正確な翻訳が行われている場合
- 公式から提供されている商品説明文やスペック表(ただし、オリジナル要素を加えることが推奨されます)
これらのケースでは、重複コンテンツであってもペナルティの対象にはなりませんが、できるだけオリジナル性のあるコンテンツ作成を心がけることが重要です。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
Googleペナルティのまとめ
Googleが公式に発表しているウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインに意図して違反した人、意図しないで違反してしまった人、どちらもペナルティを受けたら慌ててしまうと思います。
でも安心してください。
ひとつひとつガイドライン違反内容を修正し、対処することでペナルティが解除されますし、修正したことによってGoogleから評価されるサイトになるかもしれません。
ペナルティはチャンスだと考え、より良いサイトを作りましょう!

この記事が役に立ったらSNSで共有してください。