[2016/01/14]
今年初の大変動は、ペンギンアップデートではない!
SEO担当者が気にするのは、まずは自社サイトのキーワード順位。
キーワード順位が大きく変動する理由としては、下記のどちらかです。
- 自社サイトに何らかの変更を加えた
- 検索エンジンのアルゴリズムが変化した
先週末、比較的大きなキーワード順位の変動が発生したと一部報道されています。
例えば、Algoroo
大きな変動が確認できます。
しかし同じように検索エンジンの変動を確認できるnamazでは少し高めなものの大きな変化は確認できていません。
※Algorooとnamazの差は、アップデート内容が日本環境ではあまり影響を受けにくいものだったと考えています。
一部では、ペンギンアップデート4.0が実行されたと言われていましたが、ペンギンアップデートではなくコアランキングアルゴリズムの更新でした。
同時に弊社が管理するサイトでは特別大きな順位変動は確認していません。(一部大きく順位が上昇したサイトはいくつかありました)
アルゴリズムは頻繁に変化しますので、早急な対策が重要です。
弊社のSEO Packは、特別なアルゴリズム変動を確認した際は、お客様に緊急アナウンスを実施しています。ご興味あるかたはこちらをどうぞ!
WEBマーケティングの戦略を決めるために必要なこと
WEBマーケティングの戦略を立てる際は、まず以下のどちらを最適化させるか決定します。
- トラフィック(集客)
- コンバージョン(成果)
両方の数値を一度に最適化が一番かもしれませんが、多くの人は一度に2個もできません。
まずはどちらを最適化するか決定します。
コンバージョン(成果)
コンバージョンとは、「WEBの最終成果が何になるか」を意味します。
(サービス・契約をしてもらう流れから決定します)
例えば、購入、予約、問合、無料登録、資料請求などがコンバージョンです。
まずは、何をWEBからのコンバージョンを決定します。
その目標が達成できるよう下記のようなことを最適化します。
- WEBサイトの導線(ユーザの流れ)
- WEBサイトの滞在時間
- WEBサイトの表記
などを仮説を立て、実行、評価を繰り返します。
途中で、コンバージョンにしていた内容が最適ではないことに気付く場合があります。
その場合は、コンバージョンの内容を変更させます。
※コンバージョンで重要なのは、何をWEBからのコンバージョンとするか決定すること。
WEB担当者の中でこれができてない、または間違ったと気がついても修正していないケースがあります。
トラフィック(集客)
トラフィックは、サイトのアクセス数(集客数)を意味します。
WEBマーケティングの集客方法は、主に下記5つに分類されます。
- 自然検索
- リファラー(他サイトからの流入。バナー広告など)
- リスティング(Yahoo,Googleのリスティング広告、ディスプレイ広告など)
- 直接アクセス(メルマガ、PDFやExcelのハイパーリンクなど)
- ソーシャル(SNS、Facebook、Twitterなど)
集客の柱は、ターゲットがどこからWEBに来るかを想定し、そのために上記の何を実施するかを決定します。
他には、簡単なのはどれか(どこから取れやすいか)や、コンバージョンから見てどこから取るべきかを考えて実行することでも良いでしょう。
もし、トラフィックが全然ないサイトを運営しているのであれば、コンバージョンを最適化しても母数が少ないので多くの成果が得られません。
そのため、トラフィックから着手することをお勧めです。
一定数のトラフィックが集まってから、コンバージョンを最適化させます。
もしトラフィックが一定数あるのであれば、コンバージョンを最適化させます。
一度コンバージョンを最適化しても、トラフィックが増加すると、集まってくる人の層が変化する場合もありますので、定期的にコンバージョンの最適化を行う必要があります。
[2015/12/29]
2015年を一緒に振り返ってみよう!
2015年SEOまとめ。今年も1年お疲れ様でした。
さて、2015年もあと3日で終わりですね。ディーボは今日が仕事納めです。
みなさんは年末年始の準備はしていますか?
2015年もあと3日ということで、今回は2015年の出来事まとめを書いていこうと思います。
それでは一緒に2015年を振り返っていきましょう。
※発表時や更新された時点で「ウェブマスターツール」だったものも、本記事では「Google Search Console」と表記しています。
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[2015/12/15]
被リンクがゼロでも1位は取れる!だが・・・
Googleのジョン・ミューラー氏が英語版オフィスアワーで、ユーザーからの「被リンクゼロのサイトでも検索1位を取ることは可能ですか?」という質問に対して回答しました。
SEOPackブログ更新担当のヒデです。
ちょっとリアルタイム感はないんですが、「可能なんだ!?」って思った情報があったので、皆さんにも情報を共有しておきたいと思います。
この動画はGoogleのジョン・ミューラー氏が、自身で主催した英語版オフィスアワーにおいて、ユーザーから質問された内容に回答している動画です。
その中で、このような質問がありました。
「バックリンクはゼロだけれど、すばらしいユーザー体験を提供しているサイトが検索1位を取ることは可能ですか?」
どういうことかというと
「全く被リンクを受けていなくても検索で1位になれますか?」
ということです。
そしてジョン・ミューラー氏はこの質問に対して以下のように答えています。
ああ、理論的には可能だ。クロールとインデックス、ランキングに関して200以上の要因を私たちは使っている。したがって、バックリンクがほとんどないサイトでも選択し検索結果に表示することが可能性としてはありうる。
だが、間違いなく、グーグルにとってそれは困難なことだ。
なぜなら、そのサイトをWebのなかでどう扱うべきかをちゃんと把握するのが難しいからだ。グーグルは、ほかのサイトに関しては、より多くの情報を得てよく知っている。そうしたサイトとの兼ね合いのなかで、評価できる指標が少ないサイトをどのように順位付けするかというのは、なかなか厄介な問題だ。
理論的には可能だが、実際にはおそらくかなり難しいだろう。特に競争が激しい環境で、みんなに勧められるようなすばらしいコンテンツを多くの人がすでに提供しているのならば、なおさらだ。可能だが簡単ではないだろう。
引用:Web担当者Forum 「被リンクなしで検索結果1位を取ることは可能か?」
以前よりは被リンクの価値が下がっていますが、いまだにGoogleのアルゴリズムを決める重要な要件の1つであることには変わりありません。
そのため、被リンクがゼロだと他の被リンクがあるサイトに検索結果で負けてしまいます。
ましてや被リンクがゼロのサイトが1位になるなんて論外です。
しかし、今回の質問に対するジョン・ミューラー氏の回答により、被リンクがゼロのサイトでも1位を取る可能性があることがわかりました。
しかしそれは被リンクが無いと1位を取ることはとても難しいということです。
もしも被リンク無しで1位を狙うなら、とても良質でユーザーが求めるコンテンツがあるサイトを作るしかありません。
ですが、そもそもそのようなサイトが存在するなら、全く被リンクがないということはないのではないでしょうか?
なので、あくまでも理論上での話なのでしょうね。