[2018/11/07] (最終更新日 2022/06/10)
Google検索が一層便利に?検索結果でクエリのパフォーマンスを確認!
Googleの検索結果が、サイト運営者にとって便利になっている事にお気づきでしたでしょうか?
何が便利かというと、検索窓にターゲットキーワードを入力すると、検索結果にそのキーワードのクリック数や表示回数、平均掲載順位の数値が表示されています。
目次
表示されるクリック数などの数値はGoogleのサーチコンソールの「検索結果」のキーワードの数値(と近い数字)が表示されています。
したがって、Google検索結果上でクリック数や表示回数などを確認する場合は、サーチコンソールにログインしているブラウザで検索する必要があります。
(Googleアナリティクスのアカウントにログインしているブラウザでも確認できました。)
サーチコンソールで確認できる数値との違い
サーチコンソールの「検索結果」では、
クリック数、表示回数、掲載順位の他CTR(クリック率)が確認できます。
また、日付の選択範囲も7日間以外に「過去28日間」「過去3ヶ月」「カスタム」などと自由に範囲を絞り込めます。
一方、Google検索結果ページでは、クリック数、表示回数、平均掲載順位が確認でき、数値は過去7日間、過去28日間、過去90日間との比較データとなります。
じっくり数値の分析をする場合にはやはりサーチコンソールを利用すると良いですが、毎日の簡易チェックでは検索結果ページで充分かもしれませんね。
このサイトのSearch Console Insights確認
検索結果上に表示されたデータに「このサイトのSearch Console Insights」というリンクがついています。
クリックすると、「サイトの概要」が表示され、ページビューやサイトへのアクセス経路などの情報が確認できます。
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「検索結果のパフォーマンス」で確認できる指標
さて、ここではサーチコンソールの「検索結果のパフォーマンス」で確認できる指標を理解しましょう。
- 合計クリック数
- Googleの検索結果において、検索ユーザーがクリックし、登録したサイト(ドメイン)にアクセスした数です。
- 合計表示回数
- Googleの検索結果に、登録したサイト(ドメイン)が表示された回数です。
- 平均CTR
- Googleの検索結果に表示された数のうち、実際にクリックに繋がった割合です。
【合計クリック数】/【合計表示回数】×100をした数値ですね。
- 平均掲載順位
- Googleの検索結果に表示された平均の順位です。
「クエリ」「ページ」フィルタを活用して流入キーワードやランディングページを知る
さて、サーチコンソールの検索結果のパフォーマンスはフィルタを利用してデータを確認することができます。
フィルタには「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」「検索での見え方」「日付」の6つのフィルタ機能がありますが、今回はその中でも「クエリ」と「ページ」フィルタの活用方法をご紹介します。
「クエリ」「ページ」フィルタの活用でわかる事
はじめに、①「ページ」フィルタを選択してみましょう。
URLがずらっと表示されますが、その中から②特定のURLを選択し、③「クエリ」フィルタを選択すると選択したURLにアクセスされた際の流入キーワードが表示されます。
表示されているデータは「ページ」でフィルタされている事が、サーチコンソールのページ上部でわかりますね。
更に、ページ上部の指標「平均検索順位」にチェックをつけて確認する事で次のような判断ができます。
- キーワードの順位が高いのにクリック率が低い
- →ページのtitleやdescriptionの修正、及びページ内のコンテンツの改修、拡充。
- キーワードの順位が低く、クリック率が低い
- →新しくページを作成しそのページでキーワードの対策をする。
また、逆のフローでも確認することも可能です。
「クエリ」フィルタから気になるキーワードを選択し、「ページ」フィルタを選択すると、特定のキーワードがどのページに流入したキーワードなのかをチェックできます。
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アクセスの80%を占めるといわれるロングテールキーワードの発見
「検索結果のパフォーマンス」機能では、ビッグキーワードやミドルキーワードなど大小様々な検索ボリュームで来訪している「流入キーワード」が確認できますが、「ロングテールキーワード」の発見にも活用する事ができます。
ロングテールキーワードとは、ビッグキーワードと比較し検索ボリュームの小さいキーワードの事を指しますが、検索ボリュームが小さい事は一見、デメリットのようで、実は、次のような特徴があります。
・検索意図が明確
・コンバージョン率が高い
このロングテールキーワードは、ひとつひとつの検索ボリュームは小さくとも、サイト全体でみると約80%のアクセスを占めているといわれています。
ロングテールキーワードの検索ボリュームってどのくらい?
明確に数値は定められてはいませんが、筆者は500以下程度はロングテールキーワードと判断しています。
さて、「検索結果のパフォーマンス」で確認できるロングテールキーワードは、既にサイト内の他のページに流入しているキーワードです。
しかし、「キーワードの検索順位が低く、クリック率が低い」キーワードの場合、新しいページを作成しロングテールキーワードで対策する方が、より専門性の高いコンテンツの作成が可能となり、サイト全体のアクセスアップに貢献する可能性が高まります。
ロングテールキーワードの対策方法
「クエリ」「ページ」フィルタでみつけたロングテールキーワードの対策方法を考えてみましょう。
「ページ」フィルタである程度クリック数を獲得しているURLを選択してみてください。
「クエリ」フィルタを選択すると、検索キーワードが様々一覧で表示されますね。
ロングテールキーワードを発見したURLには、既に、他のメインで集客できている(クリック数の多い)キーワードがあると思います。今回発見したロングテールキーワードは、「メインで集客できているキーワード」の派生や複合語に当たる場合が多いのではないでしょうか。
そこで、上記で選択したURLの下層ページ(または同列)としてロングテールキーワードのページを作り「内部リンク」で双方のページに導線を設置しましょう。ロングテールキーワード自体、ひいては上層のURLも押し上げるような専門性の高いサイト強化に繋がっていきます。
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サーチコンソール「検索結果のパフォーマンス」を活用するとキーワードが見えてくる
サイトのパフォーマンス管理に欠かせないサーチコンソールですが、「検索結果のパフォーマンス」機能は、キーワードの発見や新規ページ作成に役立つ情報が確認できる機能です。現在、SEOを始めたばかり、SEO対策に挑戦中という方でも使いやすいツールです。対策の流れは次のような流れで進めてみるとよいでしょう。
SEO対策のキーワード発見にサーチコンソールの検索パフォーマンスを活用しサイト全体の強化に繋げてみてください。
検索結果に表示される検索パフォーマンスを活かすには
今まで別でサーチコンソールにログインし自分のサイトへ流入するキーワードの情報を確認されていた人は、直近の数値を確認するだけならログインの手間は省ける事でしょう。
また、今までサーチコンソールはあまりチェックしていなかった、という人にとっては、検索結果で数値を確認する癖をつけると良いかと思います。
SEO対策は、あれもこれも確認する時間もないし手間がかかる….と思っていたサイト運営者様には、今回の検索結果ページの変更で把握がしやすくなったのではないでしょうか。
ターゲットキーワードの「パフォーマンスの見える化」が進み、以前より一層Google検索結果ページへのアクセスが増えそうです。
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