[2014/11/06] (最終更新日 2021/06/21)
続くペンギン3.0!下がった/上がったサイトのこんな共通点
いまだ展開中のペンギンアップデート3.0で、上がったサイトと下がったサイトとでそれぞれ共通点を見つけ、今必要なSEO対策を紹介します。
まだ続くペンギン3.0の影響は
先月の展開開始から2週間が経過したペンギンアップデート3.0ですが、「まだ展開中」とGoogleのジョン・ミュラーさんが11月4日に明かしました。※John Mueller @ Google+ Hungout(英語)
日本ではあまり大きな変動は見られなかったものの、当社管理サイトでは順位が上がったサイトと下がったサイトとの両者が見られました。
まず、ペンギン3.0で順位が下がったサイトは、共通点別に、大きく下記の2つに分かれます。
下がったサイト【1】被リンクが全くない
ペンギンアップデートはサイトの被リンクを評価するアルゴリズムですが、今回の3.0で、被リンクを持っていないサイトが下落する傾向がはっきりしました。下落幅は、数位から数十位まで、キーワードによって様々でした。
弊社調査データ※によれば、被リンク数が順位上昇に影響する度合いは、全28のSEO関連項目中で3位と、非常に高い相関を示すようになっています。
※10月31日付の弊社独自SEO分析データ(毎日50キーワードごとに100URLをGoogle・Yahoo! Japan別で計測)より
Googleの発言を参考にするなら、ペンギン3.0以降、Googleは、SEO要素を「まっとうに評価する」ようになったと言えます。
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下がったサイト【2】質の悪い被リンクがついている
極めて低品質な被リンクがついたサイトでは、今回のペンギン3.0以降で、数十位から100位前後の順位下落が起きたものが見られました。
低品質な被リンクとは、スパムSEOを目的として大昔に行われていたような、以下の被リンクを指します。
・相互リンクのためだけの不自然なサイトからのリンク
・自動被リンク増殖ツール利用によるリンク
・ワードサラダなどからなる著しく低品質なサイトからのリンク
これらのリンクはSEO効果どころか悪影響しかない、と現在では比較的知られるようになっています。そのため、この場合の順位下落サイトは、過去についた低品質リンクがそのままになっていたケースが見られるようです。
上がったサイト:一定数の被リンクがついている
順位が上がったサイトの共通点としては、SEO対策によって一定数の被リンクを獲得していることです。もちろん、上記のような低品質な被リンクではない、Googleガイドラインに沿った被リンクです。
これらのサイトは、キーワードにもよりますが、数位から数十位の上昇が起きました。
いまのGoogleでは、例えば作り立てで何もしていないサイトでもペナルティを受けた事例があるなど、「おかしな」アルゴリズムの挙動が見られています。今回のペンギン.3.0を皮切りに、今後のアルゴリズムはより「筋の通った」挙動をとるようになるでしょう。
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今必要なSEO対策とは
上記のとおり、Googleが考えるこれからの検索結果は「まっとうなSEO対策がまっとうに評価される」ものになるようです。
ペンギン3.0以降のSEO対策としても、やはり
・過去についたスパム被リンクは否認する
・ガイドラインに沿った被リンクを獲得する
という極めて基本的な二点がより重要になります。
また、被リンクの獲得は、徐々に行うのがリスク面で有効です。
特に作りたてのサイトなどは、突然100本や200本といった被リンクがついたり、突然ページランク4や5といった強いリンクがついてしまっては、ペナルティの可能性が若干上がることに注意してください。
基礎SEO固めについては、こちらの記事も参考になるはずです。
サイト順位を上げるため、そもそも必要なこと|SEO Packブログ by ディーボ
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