[2014/12/15] (最終更新日 2021/06/21)
ペンギン3.0、国内2度目の沈静期に – 変動後の順位傾向は?
長期間にわたり大変動をもたらしているペンギンアップデート3.0ですが、日本国内における順位変動が沈静期に入ったと考えられることが、namaz.jpの計測値により判明しました。
上図は、namaz.jpが検知した順位変動の日別グラフです。赤色棒グラフは「大変動」を示しています。これによれば、11月末に大変動が起きて以来初めて、大変動が起きていない日が本日(グラフ右端)まで5日間続いています。
変動前後の順位は
では、変動前と比べて、変動後の順位には、どういった傾向が見られるのでしょうか。数百にわたる弊社管理サイトのデータから分析しました。
下図は、変動前(11月26日)に比べ12月15日の順位が上がったサイト・下がったサイトの割合を示しています。
※変動前である11月26日(水)の順位と、本日12月15日(月)の順位を比較した場合の、弊社管理サイト全体における割合を算出。
これによれば、変動後順位が上昇したサイトが最も多くなっています。
大きな変動が続いていた最中は、上がった/変わらない/下がったサイトの割合は刻々と変化しており、順位が上がっては下がりを繰り返していたサイトが多かったと考えられました。
しかし、今回の第二次沈静期に入り、上昇サイトと下降サイトの合計は91%と、ほとんどのサイトに順位の上下動が起こり、かつ上昇したサイトが下降サイトを上回ることがわかりました。
海外の動き
海外の情報に目を向けると、まず世界でも最も早く大変動が起こったとされる米国では、現在の順位変動はやはり沈静期を示しており、また1ページ目よりも2ページ目以下だった順位のサイトに、より大きな順位変動が起きたという情報もあります。
参考: How Google’s Penguin 3.0 Is Playing Out Across The Web
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今後考えられること
ペンギン3.0は今後継続的に展開されると言われており、これ以降しばらく大変動が起きないとは言えない状況です。
傾向としては、2ページ目より下のSEO対策においてより大きな順位の動きが見られ、1ページ目掲載を目指す競争は活発化しそうです。
SEO Packでは、今後も情報が入り次第、アルゴリズムに関する記事を掲載してゆく予定です。
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