[2015/02/07] (最終更新日 2021/07/16)
【リアルタイム検索】TwitterとGoogleの「再提携」ついに公式発表
TwitterがGoogleとの提携に合意したことが、TwitterのCEOであるディック・コストロ氏の発表によって、公式に認められました。
TwitterとGoogleは、2009年から11年の間にも一度提携を行っていましたが、今回の「再提携」によって、Twitterの膨大なコンテンツをGoogleが利用できるようになると目されるため、SEO業界のみならず一般の検索ユーザの間でも期待が高まっています。
提携から期待される影響
TwitterとGoogleが提携関係を結ぶことで、Googleは、Twitterのツイートの「生データ」、通称「Firehose」にアクセスできるようになると考えられます。
こうなった場合、Googleは、Twitterのリアルタイムな検索結果をGoogle検索結果に掲載することができるようになります。この機能は、以前提携関係にあった2009年~11年に「リアルタイム検索」と称して提供されていました。
提携解消から現在までの経緯
2011年に提携が解消されて以降は、GoogleはFirehoseにアクセスできないために、Twitterのツイートを独自にクロールすることになり、リアルタイム検索はサービスを停止しました。
しかし、Googleエンジンだけでは、Twitterの膨大なツイートをくまなくインデックスすることは難しく、リアルタイム検索がなくなったことを惜しむ声があらゆる業界で聞かれていました。
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Twitter側のメリット
今回の提携で、Googleにはリアルタイム検索を再展開できるメリットが生じますが、Twitter側にも、Twitterにログインしていないユーザ(非ログインユーザ)からのGoogle経由アクセス増という見返りがあります。
昨秋TwitterではGoogleの検索トラフィックからの訪問者を増加させるSEO施策を行っており、それによって非ログインユーザは10倍以上となったとされています。
今回の提携は、この「SEOによる10倍の訪問増」に味をしめたTwitterが、さらなるコンテンツ提供によって更なるGoogleからの見返りを得ようとしたのでは、との見解も、SEO界隈で出ています。
提携の詳しい内容は
コストロ氏は今回の件を業績発表の中で認めたとのことですが、伝えるところによれば、この先数か月はまだ新しいことは起きないだろうとのことです。
その理由として、Googleへのデータ提供のために技術的なバックエンドの準備が必要だから、ということが挙げられています。
また、かつての提携時と今回の「再提携」とで、何か違いが生じるのかどうかについては、今のところ何のコメントも発表されていません。
また今のところ、本件についてGoogleからのコメントは確認されていません。
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