[2015/02/23] (最終更新日 2022/05/19)
Google検索が「ハッキングサイトの警告」を大量に表示
通常、ハッキング・不正侵入されたおそれのあるサイトは、Google検索結果で「ハッキングされました」との警告が表示されます。
そして、このハッキング警告を出されたサイトが2015年2月17日頃から大量に増加していたようです。報じた米SEOメディアが、Googleに問合せを行い、回答を得ました。
ハッキング警告サイトに共通点見られず
ハッキング警告を表示されたサイト管理者からの報告は、2月17日頃から、米のウェブマスターツールヘルプのフォーラムで続々と上がっていました。
警告を受けたサイトはアダルト関連のものが多かったものの、アフィリエイトやクレジットカード販売など、内容に特に共通点は見られず、「特定のCMSを狙ったものではないか」といった声も上がっていました。
Googleの誤判定
米SEOメディアであるSearch Engine Roundtable のバリー・シュワルツが、Google本件の原因について問い合わせたところ「Google側でハッキングサイトの誤判定(=バグ)が発生していた」「特定のCMSなどを対象にしたものではない」との回答が返ってきたとのことです。
今回ハッキング警告の表示を受けた管理者の多くは、原因になるような部分がどこにも見当たらず困惑した様子でしたが、これでひとまずカタがついた形になります。
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まだ表示中のサイトも
しかし、原因特定と対応が行われているにも関わらず、一部のサイトではいまだにハッキング警告が表示されているままのようです。(下図参照)
起こりうる「Googleの誤判定」を認識しておく必要
今回の事例は「Googleでのサイト表示はGoogleの間違いによるケースが起こりうる」ということを示すわかりやすい例と言えます。
突然順位が動いたり圏外に飛んだりすると、慌ててあれこれ試したり、せっかく積上げたSEO対策をやめたりされるケースも散見されます。
しかし、それがGoogleの誤判定や評価間違いによるものだった場合は、緊急の方針変更が全て無駄になった、あるいは、余計な変更をしてしまったために前よりランキング評価が下がってしまった、ということにもなりかねません。
自分の管理サイトでいまどういったSEO対策がされているのか(あるいは、されていないのか)を把握するのはもちろんですが、そのうえで「Googleもしばしば間違いを犯す」ということは、認識しておいた方がよいのではないかと思います。
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