【保存版】かんたん!「SEOキーワードの正しい選び方」

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[2016/05/02] (最終更新日 2022/06/10)

【保存版】かんたん!「SEOキーワードの正しい選び方」

SEO対策をするキーワード、あなたはどうやって決めていますか?

SEOキーワードには、正しい選び方があります。
しかしキーワード選びに時間をかけるなんて「なんだか面倒そう…」と敬遠して、結局思いつきや、検索結果のサイト数でなんとなく決めたりしている方も少なくありません。

果たしてそれで本当にSEOの成果に繋がるのでしょうか?
本記事では「正しいSEOキーワードの選び方」を一番かんたんに実践する手順を紹介します。
SEOキーワードの正しい選び方

難しくない!SEOキーワード選定の基本手順をおさえる

まず、一番はじめにお伝えしたい事、それは「SEOキーワード選定は難しくない」ということです。

SEOキーワード選定の方法を調べてみると、専門用語がたくさん並び「なんだか面倒そう」と感じたことはないでしょうか。
しかし本当は、SEOキーワード選定は、ぱっとスピーディに済ませられるような特別難しくないものです。

無料ツールも豊富、SEOキーワード選びは「難しくない」

ここで紹介する手順でツールなどを活用しSEOキーワード選定を行うと、それほど悩むことなく、スムーズにSEOキーワードが決まっているはずです。

「SEOキーワード選定は『かんたん』」
これを覚えたら、まず第一歩が完了です。
次に、キーワード選びの基本手順を大枠で見てみましょう。

SEOキーワードの選び方 おおまかな4ステップ

SEOキーワードの正しい選定手順は、下記の4ステップです。

SEOキーワードの正しい選定手順

  1. キーワード候補を出す
  2. キーワードを絞り込む
  3. 優先順位を決める
  4. コンテンツ公開

この4ステップをいかに簡単に進めるかが本記事の主眼です。
SEOキーワード選定は精緻に行う方法もいくらでもありますが、現在ではかんたんな方法がいくらでも見つかります。
早速次から説明します。

SEOキーワードの候補を出す

SEOキーワードの候補を出す
まずは、SEOキーワードの候補を出してみましょう。
ここでは「素早く」「たくさん」のキーワードを出すのがポイントです。
最もスムーズに行うため、下記の方法がおすすめです。

a. まず思いつきでSEOキーワードを出す

まずは、あなたのサイトに集客できそうなSEOキーワードを、思いつく限り出してみましょう。意外とたくさん出てこないものなので、とりあえず数個のキーワードでかまいません。

b.実際にキーワードを検索してみる

次に、思いついたSEOキーワードとサイトの「相性」を見るため、実際にGoogleで検索してみましょう。

例えば、あなたのサイトが「メモ帳の販売ショップ」だったら、次のようないくつかのキーワードで実際に検索結果を見てみて、どちらのSEOキーワードが、より、あなたのサイトと相性がよいのかを確かめます。

【キーワードとサイトの相性の例】メモ帳販売ショップなら・・・
  • 「メモ」で検索 →検索結果にメモアプリ関連サイトが多数出る
    ▲相性悪い
  • 「メモ 通販」で検索 →検索結果に紙のメモ帳を販売している通販サイトが多数出る
    →○相性良し

上の例では、「メモ」がSEOキーワードだと、紙のメモ帳を買いたい検索ユーザーは少なく、スマホのメモアプリなどを探すユーザーが多い事がうかがえます。

一方「メモ 通販」だと、紙のメモ帳を欲しがる検索ユーザーをより多く集客できそうです。

よって、この2つのキーワードが対策候補だと、「メモ 通販」でSEO対策する方があなたのサイトと相性が良いと言えます。

【TIPS】プライベートブラウジング / シークレットモード を使おう

ただ検索した結果画面のランキングだと、あなたの検索履歴に応じて並び替えられています。ここではFireFoxの「プライベートブラウジング」(Ctrl+Shift+P)やChromeの「シークレットモード」(Ctrl+Shift+N)で検索しましょう。

これらの機能で、あなた個人の検索履歴に影響を受けていない検索ランキングを確認できます。(※検索ユーザーの「地域情報」は無効化できません。)

実際に検索してみたとき、上位にいるサイトが将来あなたのライバルになるかもしれないサイトです。
対策キーワードが決まったら改めて検索をしてみて、上位サイトの研究をしましょう。
既に評価されているサイトの特徴を取り入れることで、ユーザーと検索エンジン双方から好まれるサイトにしていくことが出来ます。

c. キーワードプランナーで候補キーワードを広げる

サイトと相性のよいSEOキーワードが見つかったら、それを軸に、さらにSEOキーワードを増やします。
ここは、無料ツールを活用してかんたんに済ませることができます。

Googleキーワードプランナーを使ったSEOキーワードの増やし方

まずはじめに、キーワードの発見に役立つツールは、Googleのキーワードプランナーです。
キーワードプランナーは、アドワーズアカウントさえあれば誰でも無料で使える非常に強力なツールです。

アドワーズアカウントにログインしたら、「ツールと設定」メニューからプランニングの中の「キーワードプランナー」を選択します。「新しいキーワードを見つける」で、先ほど選んだSEOキーワード候補を入れてみましょう。
キーワードプランナー

キーワードを入れて「結果を表示」を押すと、他のSEOキーワード候補を提案してくれます。
キーワードプランナー結果
この中から「検索ボリュームがそれなりにあって」、「あなたのサイトと相性がよさそう」なワードを選び、候補SEOキーワードに追加します。

検索ボリュームの最低目安は「数100以上」を選ぼう

キーワードプランナーでは「月間平均検索ボリューム」が調べられますが、SEOキーワードとして対策する事に最適な検索ボリュームの数値は特に決まっているわけではなく、サイトによりけりです。

例えば、サイトの検索順位が既に上位なら、検索ボリュームが多い(1,000以上~)キーワードでSEOするのも可能です。
しかし、初めてSEO対策を始めるサイトなら、検索ボリュームが500以下程度とそれほど多くないキーワードをいくつか選び、それぞれでSEO対策をして上位表示を狙うことから始めてみるというのもお勧めの対策方法です。

当社での検索ボリューム選定とSEO実績の例は

なお、昨月の当社実績では、先のような例があります。参考にしてください。

キーワードプランナーで調べた
月間検索ボリューム
上位表示で獲得できた、
自サイトへの訪問数
月間 20,000 10,000 訪問/月
月間 1,000 500 訪問/月
月間 300 150 訪問/月

これをもとにして、目標達成のための計算を行うなら、例えば下記のようになります。

サイトへの訪問が1,000欲しい場合、
月間検索ボリューム1,000のSEOキーワードを2つ選び、
それぞれのキーワードでページを上位表示させれば、
500×2=1,000となり、目標達成できる

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SEOキーワードを絞り込む

20160422inside-shuttles-2
ある程度のSEOキーワード候補が出せたら、次は「SEO難易度の高すぎるキーワード」、つまり上位表示が難しそうなSEOキーワード除外します。
すると、実際に自分でSEO対策して成果に結び付けられるようなキーワードだけが残ります。この「SEOキーワード絞り込み」にも、無料ツールが役に立ちます。

キーワードの絞り込みに便利「キーワード難易度チェックツール」

SEO難易度を無料ツールで調べる事ができます。ここではキーワード難易度チェックツール新しいタブで開くを使用します。
キーワード難易度チェックツール
虫眼鏡の下のフォームにキーワード候補を入力すると、SEO難易度や月間検索数予測などが表示されり大変便利なツールです。
このキーワード難易度チェックツールでいう「SEO難易度」とは、キーワードでSEO対策をしたとき、上位表示するのがどれくらい難しいかを示しています。数字が大きければ難しく、小さければ簡単になります。

また、キーワード難易度チェックツールより本格的なキーワード調査したい、また、複数キーワードをまとめて調査したいなどお考えの方にはSEOツール「seodoor」の「キーワードデータベース」機能がおすすめ。7日間の無料トライアルでまずはお試し利用してみましょう。

キーワード調査はseodoorの「キーワードデータベース」機能を活用!
キーワード調査はseodoorのキーワード調査機能で

キーワードのSEO難易度

何かのタイミングで1つだけキーワードを調べるとか、ごく少数の場合は、先ほど紹介したプライベートブラウジング(firefoxやchrome)機能でそのワードを検索し、競合ページが「勝てそうなページか」どうかを調べる、という手もあります。

1ページめから2ページめまでも巨大サイトや有名サイトがひしめいているようなら難易度は高く、そうでないなら挑戦する余地があるかもしれません。

SEOエキスパートの意見を無料で聞くこともできる「SEOキーワード無料相談窓口」を活用

上記のツールを使ってもなお「どのキーワードにすればいいか迷う…」という方も珍しくありません。
そうした方には、SEO Packが提供する「SEOキーワード無料相談窓口が役立つでしょう。

大量のキーワード分析を一気に頼んだりはできないものの、少数のキーワードから選ぶのであれば、プロの意見を無料で聞けるので、活用がおすすめです。
SEOキーワード無料相談窓口新しいタブで開く

コンテンツを書く順番を決める

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SEOキーワードを10個前後に絞り込んだら、次は「どのキーワードから先にコンテンツを作るか」を決めましょう。
そうすると、SEO対策を素早く・効率よく成果につなげることができます。

「始めやすい・成果が出やすい」SEOキーワードから始める

順番を決める際、検索ボリュームの少なすぎるキーワードを先に選ぶと、得られる成果も小さくなります。
逆に、ボリュームが大きすぎるキーワードだと、成果獲得までに時間がかかってしまいます。

そのため、下記のような考え方で、先にコンテンツを作る(SEO対策する)キーワードを決めると、効率よく成果を出すことが出来ます。

【立ち上げたばかりのサイト】
検索数が少なめでも、難易度が低いワードから始める

【既にSEO評価が高い(コンテンツも被リンクも既に多い)サイト】
月間検索数の多いワードを重点的に攻略する

一歩進んだ「SEO成果の出やすいキーワード」の決め方も

上記の選び方は、検索ボリュームや難易度のデータを活用したかんたんな方法ですが、別の方法で、成果を素早く得るための別の手順を取ることもできます。

たとえば、SEOキーワードの「コンバージョンのしやすさ」を考えるのも一つの方法です。
例として「コーヒー豆の通販を行うサイト」だと下記のようなものです。

  • キーワード「コーヒー豆」だと:
    検索数は多いが、wikipediaや、コーヒー豆のうんちく、品種の説明といったリファレンスコンテンツ(辞書的なコンテンツ)が多く、今すぐ買いたい人は少なそう
  • キーワード「コーヒー豆 価格」だと:
    おいしいコーヒーを買うための最低限の価格とか、多店舗間の価格比較、「○○というコーヒー豆が○○○円だと高いですか?」といったQ&Aサイトが多く、今すぐ買いたい人が多そう

この例では、「コーヒー豆 価格」のほうがコンバージョンに近いユーザーが集まる、と考えられるため、こちらを先にSEO対策する、というのが一つの手です。

こうしたいずれかの方法でSEOキーワードの優先順位が決まったら、順にコンテンツを作成します。コンテンツは「タイトル」「本文」に自然にキーワードが入るように執筆してください。もっと詳しく知りたい場合は、下記のページが参考になるはずです。

【保存版】「高品質なコンテンツ」作成ガイド/Google SEO

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「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。

コンテンツ公開

SEOキーワードに沿ったコンテンツを公開
SEOキーワードに沿ったコンテンツが出来上がったら、ついにコンテンツをインターネットに公開します。
といっても、公開自体は、ファイルアップロード(あるいはCMS上での記事公開など)だけです。
しかし、公開と同時にSEO対策の基盤作りの作業が必要です。こちらも、最も効率のよい手順を紹介します。

サイトの被リンク対策を済ませよう

SEO対策には基礎となる2つの対策があり、その対策が済んでいないと、順位を上げるのは難しい場合があります。
2つの対策の1つは良いコンテンツ作成、もう1つはリンク獲得対策です。
→参考:Googleが説明する「2つの最重要SEO要素」

そのため、コンテンツができあがったら、被リンク対策を済ませておく必要があります。

新規サイトはまず被リンク対策、既存サイトはまずリンク数チェック

コンテンツを掲載するサイトが新規サイトであれば、自然なリンクを獲得するため、対策を開始します。
自然なリンクの獲得は、SEO Packでバランスよく獲得することができます。
また、新規サイトならトップページでまず対策するのが有効でしょう。

検索ワードと全く同じ言葉でSEOしないと効果がない?

検索ユーザーが入力した検索ワード(検索クエリ)と、全く同じキーワードでSEO対策をしていないと、検索結果にあなたのページは上がらないのでしょうか?

例えば、パーティション(オフィスの間仕切りをするための簡易壁)を買いたい人たちが、「パーテション」と「パーティション」と「パーテーション」という違ったワードで検索しているとします。
この場合あなたは、いったいどの言葉で検索上位を目指せばよいのでしょうか?

Googleは言葉のブレを「わかって」くれる

実はGoogleは、こうした言葉のブレ(ちょっと違うけど同じ意味の言葉)を、ある程度理解してくれます。
例えば、上の「パーテション」と「パーティション」と「パーテーション」の3種類の言葉で検索した結果を見てみましょう。(下図)


すると、少々の違いがあるとはいえ、全て「オフィスの間仕切りをするための簡易壁」(つまりパーティション)についてのページを表示してくれています。
少し注意したいのは、微妙にではありますが表示される内容が違う点です。例えば上の画像では、まず広告の部分(アドワーズ部分)が少々入れ替わっています。

また、中央の「パーティション」の検索結果に限り、「コンピュータのハードディスクの機能/部品についての説明パネル」があり(ナレッジグラフといいます)、Googleがこの言葉だけ少々違う扱いをしているとわかります。
といっても、その他の部分に掲載されている情報は、やはりどれも同じ「オフィスの間仕切り」についての情報に終止していますね。

結論:検索ワード(検索クエリ)を気にしすぎることはない

結論としては、検索ユーザーが使う検索ワードと「全く同じ」かどうかは、気にしすぎなくてもよいと言えます。

Googleは、検索ワードと全く同じ言葉でSEOしていなくても、意味の同じ言葉であれば、SEO対策しているページを上位表示してくれるのです。

とはいえ、自分でその言葉を実際に検索してみて、一番よさそうなものを選ぶのがベストです。そうすれば、上記で示した「微妙な違い」の問題が起きるのも避けられます。
今回の例で言えば、ハードディスクのナレッジパネルが表示されている「パーティション」というワード以外なら、比較的適切にお客さんを集められそうです。

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外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。

まとめ : SEOキーワードを選び、その後は

ここまで、SEOキーワードの選び方と、そこから成果を出すまでの、最もかんたんな手順を紹介しました。無料ツールをたくさん使っているという意味でも、最も負荷を少なく済む手順となります。

さて、SEOキーワードを選び、コンテンツを公開し、被リンク対策をしたら、SEO対策はそれで終わりでいいのでしょうか?

キーワードを選ぶのは一度で終わり、ではない

実は、SEOキーワード選定の難しさは、選定すること自体よりも、優れたSEOキーワードを「選定し続けること」にあります。
というのも、一度のSEOキーワード選定で完璧な対策ができることはほとんどないからです。

あるキーワードで集客できたら、その関連ワード、あるいは別のワードを選定し、さらに集客できるコンテンツを増やしサイトを構築します。あるいは集客があまりなければ、もう一度SEOキーワードを選ぶという方法も検討しなければなりません。

ロングテールキーワード狙いでアクセスアップ

対策キーワード=メインキーワードだけではなく、それに関連するワードでも集客する施策もあります。
それがロングテールSEOです。

ロングテールSEOとは、スモールキーワードを文中に効果的に配置し、小さいアクセスを積み重ねることによって集客力を高めるという対策方法です。ここでもキーワードプランナーを活用できる他、Googleオートコンプリート(関連ワードのサジェスト機能)を使って関連ワードを見つけていきます。

詳しくはロングテールSEOの基本テクニックと期待できる効果をご覧ください。

いずれにせよ、SEOキーワードを選ぶというのは、一度やれば終わりというものではなく、継続して良いSEOキーワードを選び、成果を積み重ねることが大切なのです。

SEOキーワード選びも「継続は力なり」

SEO対策は、継続・努力すれば必ず結果のでるものですが、十分な成果が出ないまま途中で諦めてしまうと、せっかくかけた時間とコストが無駄になります。

一度SEOキーワード選定を行ったら、必ずまた再度チャレンジしてみてください。
SEOキーワードを選びさえすれば、あとはコンテンツと被リンク対策で順位が上がり、どんどん集客数を積み上げられます。この一連の手順は、何度も回数を重ねるとスピードアップできます。

なお筆者も、1つのサイトのSEO対策だけでも、毎日キーワード選定を行ってはコンテンツを積み上げるという事を繰り返しています。これは必ず成果がついてきます。

本記事では、まずキーワードを選定しSEO対策を始めて、それを継続し、成果を積み上げるという経験を、多くの人にしていただければと思っています。

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