[2016/05/10] (最終更新日 2021/06/22)
新モバイルフレンドリーテストが限定公開!日本版はこんな感じ
自分のサイトがGoogle検索モバイルのガイドラインに沿っているかをチェックできる「モバイルフレンドリーテスト」の最新版が、一部ユーザーに限定公開されました。
SEO PackブログのアカウントはGoogleから限定ユーザーとして選ばれ、現在すでに最新版を利用できます。当アカウントでの日本版の画面とともに、刷新版について紹介します。
目次
最新版モバイルフレンドリーテストの特徴
最新版モバイルフレンドリーテストは、Google Developers上で公開されていた旧(現)ツールの、機能やデザインを改良したものです。
最新版は、Google Developers上にあった旧来のURLではなく、Googleサーチコンソールの一部機能として統合されるようです。
現在限定公開中、徐々に展開予定
最新版は、あるSEOエキスパートによる5月2日のツイートで「発見」されました。後追いで出されたGoogleからのGoogle公式アナウンスによれば、公開はまだ一部ユーザー限定で、今後少しずつ対象を広げる予定とのことです。
自分も最新版が使えるかどうかは、サーチコンソールにログイン後、こちら→ https://search.google.com/search-console/mobile-friendly のクリックで確認できます。
アカウントが対象ユーザーだった場合はツールが表示され、まだ対象外だった場合は、代わりにComing Soonページが表示されるようです。
最新版モバイルフレンドリーテスト 日本版の画面
では、SEO Packブログの管理アカウントで確認した日本版の実際の画面を紹介します。
※現在は移行テスト期間中のため、今後変更が加わる可能性もあります。
サイトURL 入力画面
最新版の初期画面はこのようになっています。
URL入力後、旧バージョンにはなかった「ロボットではないことを証明して下さい」ダイアログが表示されます。
ダイアログクリック後、プロセッシング画面に移ります。
どの画面も導線が非常にシンプルで、旧(現)モバイルフレンドリーテストと比べ、かなり洗練されたデザインになっています。(下画像が旧バージョン、クリックで拡大)
テスト結果画面
しばし待つと結果画面が表示されます。
最新版でも、当ブログはモバイルフレンドリーテストに通過できました。
結果画面のインターフェースもかなり洗練され、導線がわかりやすくなっています。
改めて旧バージョン(下の画像、クリックで拡大)を見ると、結構ごちゃごちゃして見えるほか、サイト画像がページ下部にあり、筆者環境では見づらくなっています。
もともとそこまで不便ではありませんでしたが、最新版でより改善された点です。
その他の違い
見た目や情報の整理の度合いのほかは、あえて言うなら、最新版の方が数秒~10秒ほどプロセッシングに時間がかかったように思われました。
しかし厳密に計測したわけではなく、エンジンも同じものを使っているような気もするので、筆者の思いすごしかも知れません。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
最新版モバイルフレンドリーテストの意義
最新版をリリースする意図は、純粋にモバイルサイトのユーザビリティ向上でしょう。サーチコンソール画面から手軽に利用できるようになることで、利用するサイト管理者も、より増えるはずです。
旧ツールは、2014年のリリース時から目立った機能更新はなく、一方でGoogleによるモバイルサイト改善への試みは加速する一方であったため、今回の最新版リリースも妥当、もしくは少々遅かったようにすら感じます。
自分も利用可能になったら
最新版はいずれ全ユーザーが利用可能となるはずです。まだ済んでいない方やサイトを更新した方は、これを機会にテストして下さい。(もちろん旧版でも同じテストが可能です)なおテストに通過しても「順位が上がるわけではない」のは気をつけましょう。
Googleが繰り返す通り、モバイル検索でもPC検索でも、順位上昇(=SEO対策)には「高品質コンテンツ」と「被リンク」が必要です。コンテンツ対策はこちらにガイド記事があります。また被リンクはSEO Packでバランスのよい対策ができます。
どんなサイトでも、モバイル検索でもPC検索でも、上記の2つの要素が揃って初めてSEO対策が始まることに、十分注意しましょう。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。