[2016/06/03] (最終更新日 2021/08/06)
アンダーバー ( _ )とハイフン ( – ) 、URLに使うならどっち?/SEO対策
ページのURLには、アンダーバー(アンダースコア) [ _ ]とハイフン [ – ] のどちらを使うべきなのでしょうか?
目次
URLにキーワードを入れる際、どっちを使う?
ほとんどのウェブマスターはページURL(HTMLファイルなど)にアンダースコアもしくはハイフンを使ったことがあると思います。ブログ運営で記事URLにキーワードを入れる際にアンダーバーやハイフンを使う方も多いでしょう。
本ブログでは複数の担当者が執筆していまして、執筆ルールとして現在はハイフンを用いる記事URL<日付-○○-▲▲-◎◎>に統一しています。本記事だと<20160603-underscore-or-dash>としてハイフンをURLに用いています。
私の場合はこのようにハイフン [ – ] を使っていますが、人によってはアンダースコアを使う方もいらっしゃるでしょう。好みによってハイフンやアンダースコアの利用が分かれるのが現状ですが、SEO対策あるいはGoogle対策を考えると、より望ましいのはどちらなのでしょうか?
Googleの見解は「どっちでもいい」
この「アンスコ vs ハイフン問題」に終止符を打つ発言がYoutubeで確認できます。Google上級スタッフのジョン・ミューラー氏によれば、Googleは
アンダースコアとダッシュ、どっちでも(Googleは)大して気にしていない
のだそうです。
つまり結論を言うと、どっちでもいい のです。
これまでは一貫していなかったGoogleの説明
実はこの「アンスコ vs ハイフン問題」は、SEO界隈でしばしば小さな小さな論争のタネになっていました。というのも、今まで出されていたGoogleからの説明が一貫していなかったからです。
例えばGoogleの公式ガイドでは「アンダースコアよりハイフンがおすすめ」と明記してありますが、Googleの上級スタッフは、今回を含め幾度となく「どっちでもいい」と説明していました。そのため、本当はどっちなのか、たまに(ごく小さな)議論が起こっていたのです。
確かにハイフンのほうがおすすめ、だが効果は…?
「ハイフンじゃなきゃダメ」派の論拠としては、ハイフンにしておくと、文字列が単語ごとに認識される(underscore-or-dash →「underscore」「or」「dash」)が、アンダースコアだと全部つながった一単語として認識されてしまう(「underscore_or_dash」)との説もあります。
しかし、以前も本ブログの記事「URLにキーワードを入れると「SEO効果あり」?/Google明かす」で取り上げたように、URLにキーワードを入れ込んでも、SEO効果はほんの少ししかありません。
例えば、今までのブログ記事URLが全てアンダースコアを使っていたとして、それを苦労して全てハイフンのURLに直したとしても、SEO効果として目に見える効果があるかは微妙です。キーワード入りURLにはその程度の効果しかないのです。
まとめ:優先順位を間違えないように
もう一度結論を言うと、URLには、ハイフンでもアンダースコアでもどちらを用いてもかまいません。
強いて言えば、これから作る新規ページではハイフンにしておけば、文字列が単語ごとに認識される可能性がある為、何か小さな良いこと(=順位効果)があるかもしれません。ただし過度な期待はしないほうがよいでしょう。
もし過去に作ったページでURLにアンダースコアを使っているページがあったら、それはURLを修正するのではなく、放っておいてよいでしょう。そのURLをハイフンに直す時間があったら、その時間を新規記事のテーマ探しにでも使ったほうが、得るものは大きいといえます。
こうした小さなSEO対策(URLのハイフン使用とか、コンテンツ文の微妙なキーワード比率とか…)が気になってしまうことがウェブマスターには多々ありますが、確実に順位上昇につながるコンテンツ充実、そして被リンク対策に比べたら、その効果は本当に微々たるものです。
木を見て森を見ず、とならないよう、重要なSEO対策から順番に手を付けるようにしましょう。

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