[2016/04/30] (最終更新日 2021/08/06)
URLにキーワードを入れると「SEO効果あり」?/Google明かす
2016年1月に行われた米Googleオンラインフォーラムで、Googleの上級管理者ジョン・ミューラーが「URLにキーワードが入っていると、非常に小さなものではあるが、上位表示へのSEO効果はある」と明かしました。
目次
Googleが語る「URL内キーワード」の意義
ミューラー氏は、フォーラム参加者から受けた「URLにキーワードが入っている事によるSEO効果」の質問に対して、わかりやすく回答しています。下記が会話全文です。(筆者訳)
質問者:
URLにキーワードが入っていると、SEO効果はあるのでしょうか?ミューラー氏:
小さいが効果はある。
ウェブ管理者に「必ず行うように」と言うようなものではないが。
こちらが発言のようすです。
「URL内のキーワード」は、どのような使い方が最善か?
URL内キーワードのSEO効果については、2006年ころから話題に昇ることがありました。日本国内でも、日本語ドメインの普及により、同様の話題がしばしば取沙汰されます。
確かにGoogleは、URLをも検索インデックスの対象(=単に記録するだけではなく、検索の対象として見ている)としています。
Googleが2016年から一貫して言い続けるメッセージ
Googleは2016年から一貫して次のようなメッセージを発信しています。
URLにキーワードを入れる事によるSEO効果は小さい。URLにキーワードを入れるのは、SEOの為ではなく、ユーザーの為。
あくまでも、ユーザーが情報を探すために役に立つ方法として「URL内にキーワード」を入れるという手法が求められるという事ですね。
「URL内キーワード」の効果的な実施手順と、期待できる効果
今後のSEO対策に活かすなら、新規に作るページのURLを設定するときは、できればキーワードを入れるようにするとよいでしょう。
それだけで上位表示は不可能ですが、仮にほとんど同じようなSEO対策内容の競合サイトと比較されたとき、そのURL内キーワードのおかげで順位が上になる可能性は十分にあります。
また、順位がそれだけでは変わらなかったとしても、検索結果画面での存在感が上がることにより、検索ユーザーのクリック率を改善できる効果も考えられます。
「URL内キーワード」の使いどきは?
ただし、既存のページをわざわざキーワード入りに作り変えるといったことはさして効果がないでしょう。この対策はあくまで「プラスアルファ」として考えるべきです。
とくに、これからSEO対策を行う(=まだ行っていない)ページでは、被リンクの獲得対策、そして高品質なコンテンツの作成を何よりも優先すべきです。これら2つを行っていないと順位は上がらない、とGoogleが明らかにしているためです。
高品質なコンテンツはサイト管理者が自ら作るのが最善にして最短の方法です。また、被リンク対策は、SEO Packで自然な被リンク対策をカバーできます。両方揃っていないページに関しては、マーケティング開始前、なるべく早い段階で対策を始めておいて下さい。
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