PC版とスマホ版が「全然違う」サイトは、Googleからチェックが入る

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[2016/06/14] (最終更新日 2025/08/04)

PC版とスマホ版が「全然違う」サイトは、Googleからチェックが入る

同じサイトのPC版とスマホ版(モバイル版)では、フロントエンドが違うだけで内容はだいたい同じなのが普通です。しかし、PCサイトとモバイルサイトの両バージョン間で内容まで大きく違うと、Googleからなんらかのチェックが入る、とGoogleが発言しています。20160614-diff-btwn-pc-n-mb

この記事でわかること
  • PC版サイトとモバイル版サイトで内容が大きく異なる場合、Googleがチェックを行う可能性がある
  • 基本的にはデスクトップ版の評価がモバイル版にも適用される
  • 全く関係のない異なる話題を扱うと、手動ペナルティの対象になることもある
  • 通常はPC版とモバイル版で内容を大きく変えるメリットはほとんどない

Google「大きな違いはチェックする」

Googleのスポークスマンであるゲイリー・イエーシュが、ウェブマスターからX(旧twitter)を介して質問を受け、下記のようなやり取りを行いました。

質問者:
デスクトップ版サイトとモバイル版サイトで(Googleが評価するポイントに)違いはあるのでしょうか?

ゲイリー:
現在は、モバイル版サイトの評価にも、デスクトップ版サイトの内容を見た際の評価を適用しています。といっても、モバイル版とデスクトップ版の間で大きな違いがあったら、チェックはしますよ。

pc版サイト/スマホ版サイトで全く違うサイトはどうなる?

本記事公開の2015年時点ではGoogleは基本的に、デスクトップ版サイトへの評価に基づいてモバイル版の検索順位も決めています。
そのため、 基本のSEO対策新しいタブで開くを行っておくと、デスクトップ版の順位上昇とともに、モバイル版検索でもほぼ同じだけ順位上昇効果があります。
言い替えれば、2015年時点ではGoogleはモバイル版サイトの内容をほとんど気にしていないとも言えます。とはいえ「見てはいる」ようで、あまりにPC版とモバイル版でコンテンツ内容に大きな違いがあるとGoogleに「チェックされる」ようです。

では、どの程度違うとチェック対象となるのでしょうか?
それは「全く関係のない異なる話題を取り上げている」といったものが該当するようです。ゲイリーはこう答えています。

例えばデスクトップ版で「この子犬をもらってください」と書いていて、モバイル版では「オンラインカジノでバイアグラを買おう!処方箋不要」と書いている、とかいう程度です。

あまりに違うと手動ペナルティ対象の可能性も

では、Googleに「チェックされ」たサイトがどうなるのか、というと、そこは定かではありません。当社でもこのような事例は見たことがありません。

そもそも、同じサイトなのにPCとモバイルで全く違う内容を見せるメリットは(完全スパム目的以外では)ほぼ皆無であり、そんなことをしている人はなかなかいないでしょう。

ただ、これについて米のSEOエキスパートであるバリー・シュワルツは「(こうしたサイトが見つかったら)Googleはサイトにフラグを立てて、手動ペナルティのレビュアー(=「ウェブスパムファイター」)によるより細かい検証を行うと思われる」とコメント新しいタブで開くしています。

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「モバイル ファースト インデックス」の展開

更に時は経て2024年時点では、「モバイル ファースト インデックス」が展開されています。
モバイルファーストインデックスとは何かというと、モバイル版コンテンツを基にインデックスへの登録や検索エンジンのランキングなどGoogleの評価に影響する仕様となります。
今まではPC版のコンテンツを評価しインデックスに登録していたものが、モバイル版コンテンツを評価する仕様に変化しているのです。

PCとスマホでGoogleの検索結果が違う理由は?

パソコンで見た時とスマホで見た時にGoogleの検索結果が違う理由は、デバイスにより評価基準が異なるという点があります。スマホで検索した場合の評価基準にはモバイルフレンドリーが評価基準に含まれています。
このように評価基準が違えば検索結果も違ってきますが、PCで1位に表示された場合のクリック率とスマホで1位に表示された場合のクリック率にも違いが出てきます。1位表示時のクリック率はPCの場合35.8%に対し、モバイルの場合は29.7%となり、PCで検索した場合の検索結果の方がクリック率が高くなります。同じ1位に表示されていてもデバイスによりサイトへの集客力に差が出る事がわかります。

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サイトのスマホ対応の仕方によっては注意を

サイトをスマホ対応させる際、レスポンシブ・ウェブデザイン(ページのURLは同じだがアクセス端末によってデザインを変更する)を採用しているケースは多いでしょう。

この場合であれば、コンテンツ自体はほとんど同じものを読み込んでいるはずなので、本記事で言及するGoogleの「チェック対象」にはあてはまらず、問題はないでしょう。

しかし、ダイナミックサービング(動的配信)もしくは別々のURLを使ってスマートフォンやタブレットなどデバイス毎に対応している場合は、異なるコンテンツソースのホームページを表示させることにもなり、とくに運用歴の長いサイトや大きな改修をしたサイトなどでは注意が必要かもしれません。

サイトの各種モバイル対応法について、それぞれの長所と短所を記した記事がこちらです。もしこれからサイトをスマホ対応させる場合は、参考にしてもらえればと思います。

参考記事:どれがベスト?スマホ対応サイトの構築方法3種

スマホとPCでのURLや内容の違いに関するよくある質問

Q1: スマホ版とPC版でURLが異なる場合、SEOに影響はありますか?
スマホ版とPC版で異なるURLを使用する場合、適切なrel=”alternate”やrel=”canonical”タグを設定することで、Googleに正しく関連付けを伝えることが重要です。不適切な設定や内容の大きな違いがあると、SEO上の評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
Q2: スマホ版とPC版で内容が大きく異なるとどうなりますか?
Googleは、同じサイトのPC版とスマホ版で内容が大きく異なる場合、手動によるチェックやペナルティの対象となる可能性があると公表しています。特に全く関係のない内容を表示している場合は注意が必要です。
Q3: レスポンシブデザインと別URL方式、どちらが推奨されますか?
Googleはレスポンシブウェブデザイン(同一URLで端末ごとにデザインを切り替える方式)を推奨しています。管理やSEOの観点からも、レスポンシブデザインの方がトラブルが少なくなります。
Q4: モバイルファーストインデックスとは何ですか?
モバイルファーストインデックスとは、Googleがモバイル版のコンテンツを主に評価・インデックス登録の基準とする仕組みです。PC版とモバイル版で内容が異なる場合、モバイル版の内容が検索順位に大きく影響します。
Q5: スマホ対応の際に気をつけるべきポイントは?
スマホ対応時は、PC版と同等のコンテンツを提供すること、構造化データやメタタグも両方で正しく設定することが重要です。また、ユーザー体験や表示速度にも配慮しましょう。

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