[2016/06/20] (最終更新日 2021/06/15)
アドワーズのラベル色が緑に変更、世界中で
GoogleのCPC広告「アドワーズ」のラベルの色が、いままでの黄色から、緑色に変更されました。この変更は世界中のGoogle検索におよぶ大規模なものであり、追ってGoogleからは公式な声明も出されています。
目次
「広告」ラベルが緑色に
Google検索結果画面に表示されるアドワーズ広告には、「広告」という白抜き文字のラベルが表示されます。今まではこのラベルの色が黄色でしたが、このところ、緑色に変更されました。
次の画像は、2016年6月20日現在の検索結果のキャプチャです。
テスト結果に応じた正式反映
今回の色変更に先んじてGoogleは、今年4月にも、世界各地の検索クエリで色変更をテストしていました。こちらはその時の画像です。
今回変更になった緑色は、この4月のテスト時点と同じ色と見られ、テストを経て正式導入されたもようです。
Googleからの公式声明
米国のSEOメディアであるサーチエンジンランドでは、これに応じてGoogleが伝えた公式なコメントを報じています。 全文を引用したものが以下です。(翻訳筆者)
当社は通常時から検索結果ページのデザインとユーザビリティを向上させるためのテストを行っています。緑色の検索広告ラベルはこれまでテストされてきたもので、これに対する好意的なフィードバックがユーザーや広告主から得られたことを根拠に、この緑ラベルを導入・展開することを決定いたしました。
当社の最終的な目的は検索結果ページをより使いやすいものにすることであり、こうしたラベルを明瞭かつ目立つものにすることです。
(Googleスポークスマン)
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なぜ(URLと同じ)緑色なのか
上記画像のように、新しい広告ラベルは、URLの表示色とほぼ同じ緑色です。一見、URLと同じ色にして広告ラベルをより溶けこませる意図かと感じましたが、Googleの声明ではむしろ逆で「目立たせる意図」のようです。
言われてみれば、以前の黄色よりも濃い色合いになって、「広告」という文字が読みやすくなり、その点では広告とわかりやすくなったようにも思われます。
ただ、筆者個人的には、検索結果画面の色使いをより統一して、Googleの声明にある「デザインとユーザビリティ」(原文では “look and feel” )を向上させるのがメインの意図で、目立たせる云々のくだりは、あらぬ勘ぐりを避けるための口上のようにも感じました。
SEO対策との関連を考える
SEO対策との関連としては、検索結果における広告と掲載ページとの違いが「目立つようになる」「わかりやすくなる」と仮定すれば、titleタグの付け方がいくらか重要さを増すかな、と考えられます。それによってクリック率が変化するからです。
タイトルの重要性増すか、検討でCTRに好影響も
当然検索クエリによって状況は様々ですが、広告がより判別しやすくなると、検索結果掲載ページの方は、より「広告っぽくない」タイトルにしたほうが、広告以外の情報を求めるユーザーによりアピールできるかもしれません。
もしくは、競争が激しく、検索結果掲載ページでも広告っぽいタイトルが多いところだと、やはり、目立つアドワーズ広告に負けないよう、ヒキの強いタイトル文言を考える必要が出てくるかもしれません。
いずれにせよ、コンテンツがどういう内容で、検索ユーザーに何を提供できるページかを、タイトルタグを使ってどうやって伝えるか、より意識することで、今回の広告ラベル色変更の影響をポジティブに出す事ができる可能性があります。
参考リンク:タイトルタグ最適化のために
タイトルタグの最適化を考える際、こちらの記事が役に立つはずです。
いずれも常に多くのアクセスが集まっている記事であり、既読であってもこの機会に再読することをおすすめします。
→ SEO1位のための「titleタグ」ガイド|SEO Packブログ
→ titleタグ 表示文字数シミュレーションツール|SEO Packブログ
→ titleタグ「実際どれくらい重要?」Googleが質問に回答|SEO Packブログ
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