[2016/07/05] (最終更新日 2021/07/01)
Google、自動でコピーコンテンツの「元記事」がわかるように/Google発言
よそのウェブサイトのコンテンツをそのままコピー(盗用)して自分のサイトに載せることを、Googleはガイドライン違反とみなし、しばしばペナルティを与えることすらあります。
こうした悪意のあるコピーコンテンツにつき、とくにGoogleが何らかの対応を取る場合は、従来なら人力(Googleスタッフの目視)による調査が行われていたと思われますが、現在のGoogleは、それを自動で判別できるようになった、とGoogleが明かしました。
Google「元記事、かなり正確にわかる」
先日のオンラインQ&A(グーグルハングアウト)で、Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラーは、下記のような発言を行いました。
同じ内容が載っている重複ページをWebで見つけたら、どれがオリジナルの記事だったのかを探すのは、Googleはかなり正確にできる。
これによって、オリジナルコンテンツを選別し、検索順位の評価に加味している。検索クエリに対してどのページが関係あるかに加えて、これがどれかの記事のコピーなのか、それともオリジナル記事なのか、という点も加味されるんだ。
悪意あるコピーコンテンツへの対応
Googleは、コピーコンテンツ(あるいは重複コンテンツ)自体は「必然的にできるものであり、それ自体が悪いことだとは考えていない」と発言していますが、第三者による悪意のあるコピーについては厳しい態度をとっています。
著作権法違反のコンテンツに関し、著作権侵害申請に応じて検索結果から違反コンテンツを削除するDMCA対応も、そうした態度の一例と言えます。
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オリジナル記事の価値を担保
こうしてGoogleが、自動でオリジナル記事を見分けられるようになったのは、SEO担当者にとっては頼もしいことと言えるでしょう。オリジナルコンテンツの価値、さらにはSEO効果を、より確実に担保できるからです。
とはいえ、この機能はまだ完璧ではなく、判別機能の決め手となる著作者情報を見分けることはできないとのことです。
ミューラー:
(Googleが自動で)記事の作者がわかるというところまでは行っていない。
SEO対策は、価値あるコンテンツと被リンク対策の2つが揃っていないと、目に見える効果は出ません。コンテンツだけを揃えて終わることなく、必ず被リンク対策も同時に行うようにしてください。
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